2013-05-11

今宵の買物公園。

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-亜麻木硅「えろ! 姉!」久保書店 ISBN:9784765935364
話△ 抜○-△ 消無 総合△

近親ラヴから主従プレイに百合Hとごった煮エロス短編全10本。とびきりの美少女たちが全身汗みずくになりながらゴリゴリちんこねじこまれてよがり狂う光景がなんとも眼福な作者最新刊は2013年度最初のコミックスだ。
昭和期にはすでに単行本をリリースしていた超々ヴェテラン作家ながらいまだにコンスタントに作品を世に送り出すというアクティヴィティには驚嘆するほかない。前単行本「びしょ濡れスイッチ」から1年あまりを経て送り出されたこちらは、しかしながら巻末著者あとがきを見ると2007年に茜新社から上梓された「愛玩隷嬢」のリメイクとのこと。ただ一読したところそこまで大幅に変更をほどこしたようには感じず、一部を加筆修正の再録というのが正しいように思える。
そんなわけで純粋な新作とは言えないのだけれど、そうはいっても表紙/裏表紙は描きおろしなので旧作を持っているファンもコレクションする価値はあるかと。絵柄はだいぶ前から固まっているのでカヴァーイラストと中身の白黒原稿との差異は少なくジャケ買いもノープロブレムだ。
若干ラフさを感じさせつつもキュートなアニメ絵はこれを20年選手が描いているなどとはとても思えないデキ。むろん最新型とは間違っても言えないまでも、はるかに年下の作家でももっと泥くさい絵柄の人は山ほどいるなか驚異的だ。幼き日の我が脳裡に「This is 美少女漫画」として刷りこまれたがゆえのひいき目はあるにしてもこの現代的な雰囲気はたいしたもの。
この滑らかな筆致でものされるおにゃのこ連中は巨乳寄りハイティーンを中心に年長方向を数名プラスした万人向けの構成。ただ単行本表題で示唆するほどに姉率は高くなく、妹だの赤の他人だのも混在しているのでエルダーシスター大好きっ漢は期待しすぎないこと。個人的にはお姉ちゃんばかりで固められるよりはヴァリエーションをつけてくれた方が好ましいのでオールオッケー。
物語は良くも悪くもお気楽なイージーゴーイングラヴで統一されており、心にズシンと響く読みごたえよりは抜きツールとしての即効性を優先した造りとなっている。1作品16ページ固定の短編成ゆえ物語導入部は必要最小限で、大半の話は3ページもすりゃすぐヒロインが脱ぎはじめるので非常に効率がよろしい。
エロシーン密度はけっして高い方ではないものの、そこは一般誌でもならした大御所だけあり表情のエロっちさや効果的な科白まわしで巧みにカヴァー。汗とも愛液ともつかぬウェッティなしずくをボディ全体に飛び散らせながらの甘やかな和姦ファックがなかなかに淫猥だ。すっかりほおを紅潮させうっすら涙を浮かべながら快楽の渦に全身をビクつかせる女の子の艶姿に前立腺がきゅんきゅんしまくりでございますよ。
ツヤツヤの肢体をゆっくりていねいにまさぐりはじめると彼女らたちまち甘い吐息をもらし夢心地。乳もまんこもコリコリ刺戟されてたちまち潮を吹き泣き顔で必死に暴れん棒の挿入をおねだりする光景についつい嗜虐心が刺戟される。さんざんじらしたのちようやくたぎる怒張をインサートしてやれば呼吸を荒くし四方八方に嬌声をばらまいてよがりまくり。感極まり絶頂に達しようとする彼女の膣内深くへ最後たっぷりと白くねばつく液体をお見舞いだ。
淡泊な絵柄のせいもあり最初の版が出たときにも若干の力不足を感じた物件だけに、さらに高密度化の進んだ現代エロ漫画と直接比較をすると見劣りはまぬがれないところ。しかしながら萌え絵のプロトタイプとでも称すべき愛らしいタッチはいまでもみずみずしいし、なにより性器たちをさえぎる障壁のなにもない無臭ぶりには大いに拍手したい。今後いろいろな困難が予想されるなかこれほど視界がクリアなエロ漫画はしばらくおがめないかも知れないと考えると貴重な1冊となりそうである。収録作のなかではオナニーわざと兄に公開→本番突入の好き者ショートヘア妹ちゃんがナイスな「えろ妹」と、痴漢プレイ志願のJKを美味しくゴチになり「えろ電」が私的最愛物件。

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