-大林森「変態人妻解放区」エンジェル出版 ISBN:9784873065007
話△ 抜○ 消小 総合○
欲求不満の完熟レディースに若い血潮を注入しまくり表題作オムニバスシリーズ8本(短編7本&フルカラーショート1本)+独立短編1本+白黒イラストギャラリー×4。ボンキュッボンの完璧ボディを惜しみなく駆使して夫以外の白濁液を搾取しまくるドスケベワイフ勢ぞろいでお送りする作者4冊めの新作成年コミックスだ。
端整かつ美麗な作画とむやみにエネルギッシュな作劇との微妙なアンバランスがまいど素敵なこの人、前作「痙攣アクメ痴獄」発売からこちらはおよそ1年半ぶりのお目見えとなる。じつはちょうど1年ほど前に第2単行本「魔法少女マヂカルペンチ」(2004年刊)の新装版がマックスから出ているのだが、当ブログでは原則として再録ものは取り上げないのでそちらはスルー。
そんなわけでこのレーベル2冊めとなるこちらを買いに書店へ出かけたのだけれど、自分が苦手とする熟女系のタイトルゆえいったん購入を逡巡。しかしながら店頭サンプルをパラパラめくると危惧したほどにはアダルト色濃厚でなくて、これなら受容できそうとレジへ向かった次第。元来キュート寄りのタッチを用いる作家だけに、瞳を小さく描いたり唇をぽってりさせたりとそれなりの改良をほどこしつつもむやみにおばさん臭ただよう造形になっていないのはありがたいところ。逆にいかにも婀娜っぽい熟女キャラを期待する向きには不評かもしれない。
表題が示すとおりに中身は奥さまてんこ盛りで当然平均年齢もかなり高く、明記こそないが思春期の息子持ちの方など40代に突入しているのではないか。それ以外のヒロインも20代後半~30代あたりがヴォリュームゾーンと推定されるので、育ちかけの青い果実大好きっ漢は手に取らないこと。おおむね前半部ほどお歳のいった女性で後ろは若妻や非人妻という具合になだらかなグラデイションを描く構成はなかなかみごとですなあ。
風船をぶら下げたみたくみごとなビッグバストを実らせた胴体が腰のあたりで急速にくびれ、ベルトラインからお尻にかけて再び大きく隆起する垂涎のボディラインはまさしく2次元ドリームで、どんなスーパーモデルとてかないっこない。いかにもPC作画な濃いめのトーンワークに彩られたグラマラスな肢体が読者の勃起中枢を痛いほど刺戟する。
このすばらしきキャラたちをクドさ炸裂の物語世界へ投入して男と女のねっとり情念バトルを延々くり広げる……というのが前作までの印象。今回もその根幹部分に変化はないのだが、NTR/肉便器化/SMプレイ/母子相姦など題材がベタなものへずいぶん偏ってきてストーリー的うま味は若干後退した感じ。各短編の副題も企画ものAVかフランス書院文庫かというエロ用語テンプレぶりで、このあたり官能小説ライクな定番大好きな「エンジェル倶楽部」編集の介入が強くなったのかなあという趣だ。まあある程度はしょうがないにしても漫画家の個性を殺すほどに作風のコントロールを効かすのは遠慮してもらいたいところ。
とはいえダイナミックに女体が揺れ擬音やらアヘ声やら多彩な音声が行き交う饒舌なエロシーンは非の打ち所のないできばえ。淫猥な肢体をあらわにしながら発情し必死に男のモノへしゃぶりついてはハードなフェラ&パイズリでご奉仕の前戯からはじまり、爆乳を乱暴にわしづかみしながら内臓も破裂せんばかりの勢いで抽送運動にいそしむ本番シーン、大量の男根にまみれながら恥も外聞もなくイキまくり全部の穴にザーメンを流しこまれてはしたなく絶頂に至るまでの一連のシークエンスを詳細中継だ。
執拗なヴァキュームフェラとド迫力パイズリで大量に搾精したのちもまったく情欲の止むところのないドスケベ人妻が生い茂ったジャングルをパックリ開いて男根をおねだり。すかさずジョイスティックをねじこめばたちまち随喜の涙を流しダラダラよだれ垂らしてアヘりまくりだ。マシンガンのごとく淫語をばらまきながらハードに腰を使い巨大な双丘をブリブリ振りまわすさまは淫乱そのもの。ケダモノのごとく咆吼しファイナルアクメを迎えんとする彼女の完熟まんこの最深部へ孕ませ汁をドプドプ注入し長きにわたる肉欲の宴にもようやく終止符。
少々ティピカルになった物語展開や個人的嗜好からすると上方向すぎるヒロイン年齢などいくらか萎え要素はあるものの、女性陣のやたらと扇情的な肢体描写や超高密度の特濃ファックなどエロ漫画としての基本性能はあいかわらず高水準で股間のお供としては非常にユースフルだ。まあアンケートとかで人妻しかダメとか要望されているのなら仕方がないけれど、たまにはティーン女子大活躍のお話も描いていただければ。そんな俺なので人妻さんのなかでは比較的童顔でイキっぷりもキュートなヒロイン・ひな子さんが私的ツボな「立ったまま犯して…!」と、ご奉仕の度が過ぎる愛玩用奴隷を調教師が再調整のnot奥さま系短編「肉便器マンビラ点検」の2作品が最愛(しかし両方ともひどいタイトルだなw)。
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