話○ 抜○ 消小 総合○
メイド姿ババァ口調の怠け者化狐と朝な夕なにハードファック表題作長編6話&描きおろし後日談+悪魔淫婦嫁との夫婦性活連作2本(前単行本より継続シリーズ)+独立短編1本。ド迫力バストを派手に振り乱し子宮の奥まで引きずり出してガツガツ交尾の万国ビックリ人間ショウをエンドレスで展開の作者最新刊は通算5冊めにして当レーベルからの4thコミックスだ。
この人の最初の本は他社からのリリースだったのだけれど、どのような奇想もドンと来いの「コミックアンリアル」の水がすっかり合ったようで2冊めからはずっと同誌を本拠地として活動。以後順調なペースで執筆を続けていて、2011年10月刊の前作「ばけバレ!」から順調に作品も貯まりこのたび刊行にこぎ着けた次第。
人を驚かすアイディアがなにより先決で絵柄の魅力は二の次になりがちだった初期のアンリアル作家陣にあって、この作家は当初からたいへんキュートなアニメ絵を武器に活躍している(現在は最初から絵も達者な漫画家が増えたのだけれど)。ょぅιﾞょからアダルトさんまでどんな年齢のヒロインでもかわいらしく描いてみせる技倆はここに来てさらに洗練され、いますぐにでもややオタ寄りの一般誌でなにかのコミカライズを手がけたって決しておかしくない雰囲気だ――ただし首から上だけ見るならば、の話だが。
ほとんどのヒロインが好き勝手に容姿を変化させられるので年齢を云々するのはほぼ無意味ではあるものの、ティーンから1000年ものヴィンテージまで女の子のお歳は超ワイドレンジ。まあ見た目はほぼスレンダー少女系とおっぱいボイーンお尻ドーンの童顔爆乳タイプの2とおりしかないのだけれど(後者がだいぶ優勢)。
表題からして続編を謳ってはいるけれど、タイトル・チューンの「続・ばけバレ!!」では前作キャラの出番がほとんどなくとくに予備知識は必要ない。その一方でもうひとつの継続シリーズ「淫魔が刻」は以前の話を読んでいないとつながりがよくわからない部分があるので、そちらのことを考えると結局のところ前の本といっしょに読破するのをオススメ。
お話は長編/短編いずれもハートウォームな和姦基調となっており、表題作などは見ててこっ恥ずかしくなるくらいにストレートな愛情のやりとりが延々くり広げられむずがゆいことこのうえない。真摯にお互いを思う男女の甘やかな感情の交歓にすさみきった君の心もたちまち浄化されること必定だ。
そんなほっこり気分が濡れ場に突入するやいなやたちまちブルータルな脅威の人体ショウへと変貌するのだからこの人の漫画は恐ろしい。常軌を逸した巨大な双丘の先っぽを目いっぱい引き延ばしてのニプルファック、まんこもアナルもまるでゴム製品みたく無造作におっ広げる性器拡張シーン、そしてとどめは子袋をひっくり返し子宮口をまるごと露出させてちんこをねじこむリアル子宮姦という具合に行為はエスカレートする一方。いくら人外ヒロインとはいえここまで各種ボディパーツをぞんざいに扱っていると読み手もいろんな感情がマヒして逆にイチャイチャっぷりに集中できてしまうのだから不思議。
化外の妖力で極度に肥大した女性器に向かって、これまたおかしな技をほどこされた特大ディックをゴリゴリ音を立てながらインサート。未曾有の快感にのたうつ彼女へこんどはアナルにも直接腕を差しこみ臓物をまさぐればひとしきり悶絶だ。バケモノサイズの乳暈を振り散らかし派手にアヘりまくるヒロインの膣内容物を強引にかき出し、みごとに子宮脱したそれへ向かって大量のザーメンをぶちまけて人体改造イヴェントを締めくくる。
人間の想像力の限界に挑戦するようなセックスシーンと甘やかな恋愛模様との目もくらむようなギャップはいまでも他に代替品のない、しいなかずきだけの得がたい個性。昨今いろいろと暗雲ただようこの業界ではあるけれど、この唯一無二の才能に今後も末永く活躍の場が用意されることをひたすら願うのみだ。とまれセフレの関係からめでたく恋人同士として結ばれ、不可能かと思われた子まで成した表題作カップルに祝福を。
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