-松本きちぢ「女子校生の性欲が人前であらわになる事案が発生」マガジン・マガジン ISBN:9784896444247
話○ 抜○ 消小 総合○
幼なじみ兼恋人のよこしまな欲求にお応えしてヒロインは変態プレイの数々を行使長編5話+女の子の発情サインが見えるようになった主人公の暴走セックス中編4話+独立短編1本。犯りたい盛りの男子女子のすこやかなファックに心も身体もご満悦の作者通算3冊めにして成年指定の2ndコミックスだ。
ちょうど2年前に刊行の前単行本「青春18禁えっち」がマイちんこにことのほかフィットしてこの作家のことはずっと心に留めていたのだけれど、その後続刊リリースなどの音沙汰もとんとなく作者ブログも長らく休業状態。だもんだからてっきりもうエロ漫画業界から足を洗ったものとばかり思いこんでいて、このたびの新刊発売告知には驚きとともに歓喜雀躍。
再び更新されるようになった作者公式を見たところ、最近は携帯配信を中心にお仕事しているようだ。ただ今回のコミックスは前作同様に漫画/グラヴィア混載誌「マガジン・ウォー」系列の媒体に連載されたものを収録している。版元がサン出版→マガジン・マガジンへと変わっているものの(これは同社の経営統合による)、装幀のフォーマットが前作とまったくいっしょなのはそうした事情なのですな。
巻末の作品初出を見ると2009-12年といささか執筆時期はワイドレンジだが、少年漫画系の健康的な筆致は当初よりある程度固まっておりタッチのブレはあまりない。前作同様にカラー彩色の表紙と中身のモノクロ原稿とでは印象に若干ギャップがあるので、店頭見本チェックができない環境の方は帯にある数コマの収録作品抜粋を確認しておくのをオススメ。
元来の掲載誌がJK専科を標榜するだけに、登場するのはブレザーやセーラーの似合うハイティーン女子ばかり。決して超絶美人などではないけれど愛らしい笑顔のガール・ネクスト・ドア風なキャラメイクが親しみやすくてよろしい。おっぱいサイズも小さすぎず巨大すぎずのいい塩梅で、ぷにぷにと柔らかそうな女性器とともに魅力の一端を構成している。
連載2本/読み切り1本の収録作たちは前作同様に肩のこらない学園ラヴコメの体裁を踏襲。長尺ものの1本め「もし女子校生の彼女が誕生日に「なんでもしてあげる券」をくれたら」は女の子視点、もう一方の「フラグinvitation」は男性主人公視点とアプローチに違いはあるものの、どちらもやむにやまれぬ思春期の性衝動をコミカルに描く点では共通だ。器具使用/目隠し/公開Hなどアブノーマルづくしで迫る前者、女子のヤリたい印が見えるワン・アイディアを軸に恋愛模様を描ききる後者のいずれも、10代の無軌道な性暴走ぶりをさわやかにスケッチして読み口爽快。
少々艶っぽさには欠ける絵柄ではあるものの、エロシーンには充分な分量が割かれておりエレクチオン喚起力は上々だ。とりわけほどよくお肉の乗ったちちしりまんこを重点的にクローズアップするコマ割りの妙が実用性アップに貢献。ほおを紅潮させ歯を食いしばりながら未曾有の快感に耐えるヒロインのラヴリィなイキ顔で心地よく愚息をドライヴできますよ!
女子高生のピチピチボディ(死語)をさっそくあらわにして弾むお肌の感触を楽しみながら、うっすら茂った下腹部の蜜壷を押し広げてズブズブと欲棒を挿入。なん度も出し入れをくり返すたび全身をビクつかせ小刻みに嬌声を発する彼女の痴態にぼくらの興奮も最高潮だ。結合部を見せつけるように腰を突き上げいくたびも絶頂に達するヒロインのJKまんこめがけて最後にたっぷりと熱い飛沫を叩きつける。
昨今の不穏な情勢を受けて修整のトーンが濃いめになってしまったのは残念だけれど、ときにアホっぽくときに甘やかな松本きちぢ謹製のラヴコメ絨毯爆撃を思う存分堪能できて満足至極。現在は雑誌での執筆機会が途絶えてしまっているようだが、この得がたい才能を携帯のみに押しとどめておくのはじつにもったいないと思うのでぜひ紙媒体への復帰をお願いしたく。収録作のなかではダブルヒロインどちらもマイ経絡秘孔直撃な「フラグinvitation」の方がより好みで灼ききれるほどに我が砲身を使役した次第。
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