話○ 抜○ 消小-中 総合○
キワキワのえっちなビキニが制服の小学校に赴任した新米教師の主人公は女子児童相手の性のレッスンに毎日大忙し長編7話+独立短編2本。センスあふれる萌え作画と疾走するバカ話の両サイド攻撃が読者をとりこにする作者最新刊は通算5冊めのコミックスだ。なおこちらは6月下旬刊行物件の遅延レヴュウとなることをあらかじめお断りしておく。
現代日本におけるロリ漫画描きの最精鋭どもが集う「COMIC LO」にあっても、そのハイセンスなヴィジュアルを武器に誌面で圧倒的な存在感を放つ作家だ。決して筆の速い方ではないけれど長期休載などせずコンスタントに作品掲載を積み重ね、前単行本「ちょいおま!」から2年半の歳月を経てようやく1冊ぶんのストックを蓄積。
商業誌に登場した最初のころからすでに都会的な雰囲気をかもし出ていた作画はいまやますます洗練され、2013年最先端のエロ漫画絵として同じくLOで活躍する東山翔とそれぞれ東西の横綱を張るかのような趣だ。あちらが一般誌にもフィールドを広げているのと同様にこの人もいつ角川やらスクエニやらに引き抜かれるか気が気でないのだけれど、いまのところはまだエロ漫画メインで執筆してくれている。
以前から装幀でタッグを組んでいるブックデザイナー・宮村和生の手になる表紙はまたしても一部にエンボス加工をほどこしたスペシャル仕様。カヴァーイラストの女の子のお肌部分のみがうっすらと浮かびあがってくる仕掛けだ。通常の当レーベル単行本より若干プライスがお高いのはもしやこのへんのデザイン料が上乗せされてるんですかねえ。
ロリ専科のLO印であるからには当然登場するのはランドセル世代オンリー。この作家は同人だともっと年齢の高い子も好んで描くのだが、さすが掲載誌の想定読者層の期待を裏切らないプロのお仕事だ。ロリ絵描きとしては比較的頭身高めのボディデザインをする人なので幼女的プニプニ感はやや希薄なものの、華奢なボディラインにほんのわずかメリハリがつきはじめた第2次性徴入りたてボディを巧みにスケッチ。
このオサレ感あふれる作画でもってくり広げる物語までがなんかスカした空気のものだとツバでも吐きかけたくなるところだが、そこであえて力の抜けたコミカルなお話を展開するのが朝木貴行の素晴らしいところ。とりわけ本作のメインコンテンツである長編「私立ローレグ小学校」で顕著なように、日常から乖離したアホ設定をさも通常世界であるかのようにサラッと語るフラットな物語運びがいい。ローライズのきわどすぎる水着姿で女子児童みな積極的に先生のちんこに乗っかり気持ちよくファックというめくるめく朝木貴行ワールドにいつの間にやら引きこまれる。読者目線から常時突っこみを入れながら快調に読み進み、気がつくと心もちんこもスカッとストレス解消という寸法だ。
多種多様な小学生'Sと楽しくセックス三昧の濡れ場は過不足ないヴォリューム。女の子の方からサクサクちんこにしゃぶりついてはちっちゃなお口やお手々でご奉仕のつたない前戯に早くもおっきは最高潮だ。すみやかに滑らかなスリットを男根でこじ開け狭隘な膣内をガンガンつき続ければたちまち彼女らしちゃいけないアヘ顔さらして性の桃源郷到来。幸福そうにハートマークをまき散らしはしたなく鼻汁たらしながらマシンガンのごとく淫語乱射するヒロインたちの小学生まんこへ特濃ザーメンを景気よくデリバリーする。
今回同時刊行の前島龍と比較して明らかにきつめの性器修整がなされているのが若干興を殺ぐものの、けっこうえげつない表情をさせているのにまったく端整さの失われないソフィスティケイテッドな作画はやはり出色。欲を言えば二次創作でやっているみたいな巨乳っ娘も投入してもらいたかったところだがそのへんはロリものの節度をあくまで遵守するということなのだろうな。収録作のなかではぶっ飛んだ設定の長編もさることながら、性に興味津々なお下げっ娘妹ちゃんのフニフニボディを美味しくゴチになり「ようこそ苺ミルク!」がヒロインのアタフタっぷりもほほえましくて最愛。
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