2013-12-03

今夜の相対性理論。

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-高津「エリザ様ご用心!!」ワニマガジン社 ISBN:9784862692795
話◎ 抜○ 消小-中 総合○

ドS女主人様に激しく虐待され愉悦におぼれるドM使用人はさらなる隷属プレイの連鎖にますます股間をたぎらせて……表題作長編6話&描きおろし前日談/後日談+過去単行本収録長編アフターストーリー前後編+独立短編2本。たいそうマニアックかつ魅力的な人物造形と変態性を前面に押し出したストロングエロスとの相乗効果で果てしなく読者の勃起中枢を励起せしめる作者最新作は成年向けとしての7th単行本にして当社からの第2弾コミックスだ。
2013年はこの作家にとって怒濤の新刊量産イヤーとなっており、今年3月に同じくワニから刊行の「ハメフェス」、そしてティーアイネットより7月に上梓された前単行本「白雪騎士ホワイティ(30)」に引き続いてのこれがなんと3冊め。再録本などをはさまない純粋な新作ばかりのコミックスを一気に送り出してさすがにもうストックも枯渇しただろう……と思いきやモリモリ新作を発表し、果ては一般誌で新連載まではじめてしまうのだからそのワーカホリックぶりにはシャッポを脱ぐほかない。
ポップでキュートな少年漫画系のタッチでもってみっちりと筋肉が充填されたコンシャスなボディのエロメスどもを雨あられと読者の脳裡に打ちつけるダイナミックな作風がウリで、ことにアラサー近辺の熟れすぎの果実だのアラフォーあたりの美魔女だのを描かせると天下一品。しかしながら今作は実年齢はともかくとしてルックスは急激に幼くなり、従来型に近いヒロイン設定の巻末短編2本を除けば体格がすっかりシュリンクしているので高津謹製のグラマラスレディのみを摂取したい人はご愁傷さま。もっともこの人はロリっ娘ですら妙に骨太でガッシリお肉がついているので見た目さほど寂寥感はなく、自分などは熟女キャラ連発に少々食傷ぎみだったので久しぶりにひと息つけた。
ストーリーラインは同じワニの「ハメフェス」のごとくオーソドックスな短編エロコメとは一線を画し、TIやコア既刊の長編作品同様に高津独特のたいへんキャッチーなキャラメイクと周到な舞台設定とがポリフォニックに奏でられる豪華絢爛エンタテインメント路線。魔法少女/変身ヒーローもののお約束をきわめて巧妙に換骨奪胎した前作「白雪騎士ホワイティ(30)」とはヒロイン造形こそ対照的ながらテイストは大いに通底していて、エロ漫画界にはめずらしくオハナシの独自性だけで客を呼べる漫画家のひとり。
典型的なロリババァ人外設定がなされたヒロイン・エリザ様(+忠実に仕える人狼女執事・フローウェレ)と、彼女になぶられ辱められることに快感を覚える超弩級マゾ下僕・和成との奇妙な主従ラヴが展開されるタイトル・チューンがやはり物語的には白眉。執拗に屈辱的な行為を強いられる和成がいつの間にかセックスに関しては主導権を握り、しまいにはすっかり和成のちんこにメロメロとなりはしたなくイキまくるエリザ様がなんともチョロすぎ可愛い。それでいて終盤には和成の忠犬ぶりの種明かしがされ真摯な愛の物語へとコペルニクス的転回したものだから大いに驚く。あくまでコミカルな語り口ながら最後キッチリ感動もねじこむ力業にはうならされた。
ツヤツヤの肢体が大々的にフィーチャーされる迫力満点の濡れ場もまた高品質なもの。巨乳だろうと貧乳だろうと等しく肉感的なトルソをくねらせ陶酔しきった表情を浮かべながらセックスに没頭し淫語乱射しながら絶頂のヒロインズの痴態にたまらなく股間がいきり立つ。汗だく汁だくで睦みあい粘膜がめくれ上がるほどに性器どうしを激しく摩擦させるハードファック絨毯爆撃に精巣のストックも枯渇必至。
美味そうにお肉の乗った手足や胴体を自分からすり寄せてくる発情真っ盛りヒロインの欲求をなだめるべく、ぷっくりした蜜壷へたぎる怒張をインサート。脳天へ突き抜ける衝撃に身もだえしハートマークをばらまきながら呼吸を荒げ全力で腰を使うおにゃのこの淫乱きわまりない行状がたまらない。随喜の涙を浮かべマシンガンのごとく豊饒な淫語連射にいそしみながら狂ったように膣内射精を懇願する彼女のドスケベまんこのいちばん奥へ粘度の高い白濁液を驟雨のごとく叩きつけガチンコ性的闘争にようやく幕引きだ。
昨今やや登場頻度が減っていたこの作家のロリキャラを久しぶりにたっぷりと堪能でき満足。またキャリア初期の名作「それは歴史にカかないでっ!」の褐色古代エジプトっ娘・トトの再登場もうれしく、ちんこを握る手にもいっそう力が入ってしまった。小ネタの炸裂ぶりでは前著に一歩譲るものの、SMティックな主従関係と見せつつスウィートな恋愛要素がきっちり仕込まれた作劇をぜひ和姦スキーの貴方に読んでいただきたい。巨乳ティーン大好きっ漢の自分としては、爆乳おばさん→貧乳ロリと来たので次回作はその中間くらいのを大いに期待してます。

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