2013-12-08

今晩の暴君ハバネロ。

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-唐辛子ひでゆ「MGY -マグワイ-」ヒット出版社 ISBN:9784894656123
話○ 抜○ 消小 総合○

生き別れのフィアンセを探しに来日した中華ヒロインは今日もHに活躍連作2本+あこがれの同級生女子と自分の飼い犬の魂が入れ替わり主人公は彼女のカラダを美味しく頂戴前後編+独立短編5本+前単行本発売宣伝ショート漫画。たいへん愛らしいタッチとトゥイストを利かせた作劇の両サイド攻撃で読者の心身を快く刺戟する作者成年向け仕様としての4thコミックスだ。
この人の作品を最初に「COMIC阿呍」誌上で見かけたのはたしか5、6年前くらいのことだと思うが、その間にエロのみならず一般誌にも活躍の場を広げすっかり大御所に。すでに仕事の比率としては非エロの方が多くなっているのではないかと思うが、同じヒット出版社出身の岩永亮太郎的良みらんのごとく成年漫画とは完全に縁を切ってしまうのではなく、いまでもペースはゆっくりめながらバリバリえっちぃのを描いてくれているのがうれしい。
多種多様な個性が集う阿呍のなかにあって、この人の手になるいかにも王道っぽいキュートな萌え絵は逆に貴重。エロゲンガー上がりという出自もあってか作画の安定感は抜群で、また女子連中のキャラメイクも各話キッチリと差別化が図られており読んでて飽きない。今回もおっぱいひかえめなのから巨乳さんまで、はたまたあどけない雰囲気の娘から凛としたキャリアウーマンまで、どのようなタイプのヒロインもそれらしく描きこなしてみせる。ただ基本カワイイ系の絵柄なので大人女性よりは10代女子の方がより似つかわしくはあり、その意味では熟女スキー向きではないかも。
キャリアの初期は非常に突飛な設定を乱発させるストーリーテリングを行っていたものの、一昨年発売の前単行本「スウィート・ペッパー」あたりからは比較的オーソドックスな日常系のそれへと作風をマイナーチェンジ。既刊でよくやっていたエロそっちのけのドラッギーな物質擬人化系のギャグなんかはさすがに影をひそめて普遍的な男子女子のイチャラヴが多数派となっている。そうはいってもいくつかあるコミカル系の話では女の子にけっこうムチャさせていて従来どおり笑わせてもらった。
濡れ場の方も以前はやや薄味かなあと思ったものだけど昨今は質量ともグッと充実してきていい感じ。もとより人体のたしかなデッサンと女の子のヴィヴィッドな表情変化には定評のあるところで、ここにシズル感あふれるビューティフルまんこを大いに強調したアングルの多用やひんぱんに体位を変えながらクライマックスへ向けたたみかける画面構成の妙が加わり読み手の勃起中枢を痛いほどにハードヒット。ヒロインの絶品トロ顔を前面に押し出した中田氏フィニッシュの決めゴマにシンクロして心地よくザーメンを放出できることだろう。
濃密なキスを交わしながら舌先を徐々にふたつの双丘や下腹部の蜜壷へと這わせてゆくと彼女らすっかり上気し陶酔しきった瞳をこちらへ向けて挿入をおねだり。すべすべのスリットをたぎる怒張でこじ開けめくるめく往復運動をスタートだ。膣内深くシャフトを飲みこみながら全身をのけぞらせ快楽享受に専念するヒロインの痴態に興奮もいや増す。間歇泉のごとくハートマークを打ち放ち涙とヨダレにまみれたイキ顔さらしながら絶頂するおにゃのこの子宮のその奥へ白くねばつく液体をドプドプ叩きつけて種つけ事業完了報告だ。
物語的うま味はそのままに近年は着実にエロシーン強化が図られ、おもしろく読めて気持ちよく抜けるすばらしき精液分泌支援物資一丁あがり。どのような題材でも融通無碍に陶冶しハイレヴェルなエロコメとして提示するさまは、同じ阿呍において骨太のガチエロを圧倒的な密度で展開する師走の翁とはまた別の方向でプロの技を感じさせるよい仕事だ。願わくば今後も一般誌連載のかたわらで成年向けでもずっと執筆を続けていただきたいもの。俺的には優等生JKが屋外放尿や服従プレイなど犬ティックなファックにいそしむ光景がえらく淫猥な「わんダフルガール」前後編と、ぶっきらぼう女子と二人三脚の練習→ラヴラヴへ発展の「ふたりでいっぽ」でたいそうマイサンを酷使。

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