-板場広し「変態兄キと妹玩具」クロエ出版 ISBN:9784903714882
話○ 抜○ 消中 総合○
イケメン兄にゾッコンのヒロインは彼の欲望を積極的に受け入れて表題作前中後編+兄にオンナができたと知りつれない態度を取り続けてきた妹の心中はおだやかでなく……前中後編+キモデブヒキニートとギャル系妹の愛憎うずまく関係前後編+独立短編3本。ブリブリボディをフル活用し派手にイキまくるヤンガーシスターの痴態を1冊まるまる堪能できる作者新年1発めのコミックスだ。
エロ漫画のみならず一般誌まで股にかけペンネームを使い分けながら手広くお仕事している作家で、すでに単行本の出版点数もカウント不可能になるほどの大ヴェテラン。量産がバリバリ利くタイプゆえこちらのブログでもなんどか記事にしているのだが、あまりに多い刊行物を追いきれずにレヴュウもれしているうち逆に記事書きの頻度が下がってしまう皮肉な現象も。こちらで俎上に載せるのは板場広志名義で昨春発売された「年ノ差20/40」以来となるが、ガチエロ仕様の名義でとなるとじつに3年以上前の「恥汁禁断性」から長いインターヴァルが空いてしまって申しわけなく思う次第。
デビュー当初は軽やかなアニメ絵という印象だった絵柄は年々リアルさが増し、比較的初期の面影を残す平常時の表情に比べクライマックスのアヘ顔はもう往年のそれとはまるで別もの。だもんで元来のキュートな筆致が濡れ場ではともすれば減殺される方向に行きがちなのは自分的にあまりうれしくないのだけれど、後述するように作品傾向によってはその方がセールスにつながりやすいのかなとも思う。そのほか一般誌連載に対応して多数のアシスタントを擁した充実の作画体制によりトーンワークから背景に至るまで非常に密度の高いヴィジュアルが特徴的だ。
ガチロリから熟女までなんでもござれのワイドな年齢層を描きこなす人だったのだけれど、昨今はとりわけ人妻や母親などアダルト方向へのシフトが顕著。写実度を増したタッチは大人女性を描くのには適した進化だし、実際ずっと年長系作品のリリースが続いていたのは安定した売上実績を叩き出してきたがゆえなのだろう。ただおばさんヒロインが大の苦手な俺はそれがために近年の板場広し作品から遠ざかっていたのも事実。しかしながら今回はJK中心に上方向若干名をプラスと、女の子のお歳が私的ストライクゾーンまで下がったことで俄然購入意欲を喚起され急ぎ足でレジへ。
表紙を飾るのは中盤あたりに収録のタイトル・チューンではなく冒頭連作「妹が俺に厳しい」のヒロインだが、景気よく隆起した乳房をむき出しにしたカヴァーイラストが凶悪なまでにキャッチー。まさに抜かせる気満々の淫猥すぎる絵ヅラでツカミは万全だ。そのほかに登場の女性陣もみなさんそろって豊満な2つの双丘を標準装備で、ほぼ妹キャラ専科(一部おじゃま虫的not妹も存在)ながら基本的にはグラマラス女子スキー向け物件といえよう。ボンキュッボンの2次元でなければあり得ない理想的なプロポーションが読者の劣情をいたく刺戟し止むことがない。
ストーリーテリングもまた明暗緩急自由自在に制御してみせる作家で、この作品集でも微笑ましいベタ甘ラヴからやるせない愛の隘路までヴァリエイション豊か。ただコンビニエロの方だと明るいの一辺倒に振っているぶん成年誌の仕事ではダーク風味のお話の方がより強く印象に残る。とはいえ強要ファックや調教などヤバい系のネタでも問答無用のレイプ凌辱ではなくそこかしこに兄妹愛をにじませながらのプレイになるので読後感はさほど悪くないはずだ。
かくして展開されるエロシーンは問答無用のハードコア仕様。ピキピキちんこ&モサモサまんこを極端なまでにクローズアップし派手な擬音と大量の液汁にまみれながら大ゴマ使って膣内射精フィニッシュの即物的すぎるファックがとてつもなくナイスだ。とりわけ肉ヒダのビラビラ1枚1枚まで精密描写された女性器の存在感は圧倒的で、それらを惜しみなくくぱぁしながらブラザーの屹立した怒張を美味しそうに飲みこむ妹ちゃん'sの痴態に摩擦運動がはなはだしくはかどること請けあい。
砲弾のごとく張り出したビッグバストをあらわにし生まれたままの姿になって最愛の兄のイチモツへしゃぶりつき怒濤のヴァキュームフェラで即座に精液搾取。すぐさま自分で柔肉を押し広げ濡れそぼつ蜜壷をお兄ちゃんの眼前にさらけ出し挿入をおねだりだ。辛抱たまらずルパンダイヴし暴れん棒をねじこんで乱暴に内奥を突き続ける兄貴の一挙手一投足に敏感に反応しはしたない嬌声を発するヒロインズの乱れっぷりが壮絶にいやらしい。粘膜がめくれ上がるほどに膣内を摩擦されその都度全身をビクつかせながらイキ狂う光景はまさにメスブタのよう。ブリブリ爆乳を揺らし盛りのついたイヌみたく腰を振り続ける彼女の子宮口のさらにその奥めがけあふれんばかりのザーメンの奔流をぶちまけたその刹那白目剥き獣のごとく絶叫しファイナルアクメ。
ひょっとこめいた変顔フェラや白痴同然のイキ顔などファンシィな萌え絵に慣れた身には強烈すぎる表現が頻出するので万人向けとはいかないが、ハイティーンシスターズとのガチエロを希求する貴方にとってはまさに最適解。面積大きめの白抜き修整の多用もこれだけちんこまんこを絨毯爆撃してもらえればかなり脳内で相殺できる。俺個人としてもしばらくぶりにこの作家による10代女子の濃厚ファックを堪能できて年初からめでたい気分だ。今回の物件中ではせっかく表題作なのに表紙から下ろされちゃった短髪ブラコン妹ちゃんが処女を保ったままじっくり開発→喪失後は堰を切ったように犯りまくりの2段階調教が素敵な「変態兄キと妹玩具」連作と、ガチムチ巨大兄とトランジスタグラマー妹が合コンで偶然バッタリののち王様ゲームで合体の短編「他人のふりして…」の2本がマイフェイヴァリット。
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