2014-03-14

今週のグルメシェフ。

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-かねことしあき「オーバーブルマ」ヒット出版社 ISBN:9784894656246
話△ 抜○-△ 消中 総合△

オドオドかわいい/ガサツで生意気と対照的な2名の弟相手に趣の違うえっち連作2本+同級生女子が自分の机に下半身を押しつけているのを目撃した主人公は……本編&描きおろしおまけ漫画+独立短編7本。紺色の布地にほおずりしたり分泌物なすりつけたりとその魅力を全面フィーチャーしながらのガチンコファックてんこ盛りでお送りする作者最新単行本は通算7冊めにして成年指定としての6th、そしてこの版元からの初コミックスだ。
この作家のことを知ったのはじつはかなり前で、今世紀初めに出たデビュー作から途中コアマガジンを本拠地に描いたいくつかの単行本まで大いに楽しませてもらっている。ただコミメガで見かけなくなって以降は消息を見失い心配していたところ、最近になり「COMIC阿呍」に準レギュラー的扱いで執筆を開始して思わず感涙。ググるとその間はエンジェル出版でお仕事をしていたようなのだけれどそれらはフォローしておらず、当ブログで記事にするのはコアから2010年に刊行の4冊め「アンダー=ブルマ」以来4年ぶり。
しばらくぶりに見たこの人の単行本表紙に「おっ雰囲気変わったかな?」と一瞬思ったのだけれど、どうやらそれは外注されたCG彩色がもたらしたマジックだった模様。中身のモノクロ原稿は自分の記憶にあるとおりの筆致でホッとしたり。登場したときからもう古典的だったなつかしめの少年漫画絵は萌え全盛の現在にあってある意味新鮮かも。描線それ自体は特別に泥くさいとか時代遅れとかいうのではないのだが、表情の演出やディフォルメ顔の造作などがじつに80-90年代テイストなのだ。まずはこの作画を受容できるか否かが最大のハードルといえよう。
今回登場するのは一部の例外を除き体操着の似合う女子高生ヒロイン。比較的頭身高めのボディデザインをする作家ゆえティーンといえどもずいぶん肉感的でメスの妖艶な魅力を早くも放ちはじめているお方が多数派だ。10代特有の妙にほこりっぽいお肌の感触を浮き彫りにする肢体描写や漫画的誇張の少ない適度な巨乳っぷりは3次元から移行する人にもなじみやすいもの。
以前の印象では楽しいのからヤバいのまで硬軟自在な展開という感じだったのだけれど、今回はオーソドックスなエロコメ、それもブルマを出す必然性を満たすため学園もののお話がズラリ、ストーリー進行自体はヴェテランらしくそつのないものなので、冒頭のお話評価「△」はこのあえて狭められた物語世界に対するそれ。そうはいっても読み飽きないようディテイルには工夫がこらされており、痴漢電車に引きこもり宅訪問、告白シチュに兄妹ものといった具合に多種多様なメニューを用意する。
和姦的進行の日常パートに対して濡れ場はどれも妙に強要ティックで、野郎サイドが女の子の意向も聞かず一方的にまんこを制圧するタイプのお話が多数派。そうでなけりゃこんどは強気女子がナヨナヨ男子を逆レイプぎみに蹂躙するパターンで、基本タイマンラヴのわりには恋愛色希薄なのが特徴といえようか。とはいえ布地をしゃぶったりそこへぶっかけたり匂い嗅いだりと執拗なこだわりを見せるブルマプレイややけに多いおしっこシーンなど、好事家のフェチ心を満足させる変態行為を続々とくり出し読者の勃起中枢をダイレクトドライヴせしめるさまはさすがのひと言。
しっとり汗ばみすえた匂いを放つヒロインのブルマ姿に男子諸君辛抱たまらずルパンダイヴ。化学繊維の感触をほおで航空で存分に楽しみながらそのままティーンエイジまんこの入口をしゃぶり尽くし挿入準備完了。すっかり濡れそぼったそこへ暴れん棒を強引にねじこみハードな摩擦運動を開始するとヒロインたちまち四方八方に嬌声を放ちよがりまくり。あえて全脱ぎさせずずらしたブルマの布地の感触を楽しみながらの性器どうしが血バトルにもいっそう熱が入り、深く内奥を突き上げるたびこみ上げる快感に必死で耐え続ける彼女の痴態に興奮もいや増す。いよいよ恥も外聞もなく咆吼しはじめイクイク連呼のヒロインの膣内めがけて最後は白くねばつく液体を大量デリバリーで締めくくり。
いまとなっては明らかにメインストリームのそれではない絵柄は訴求対象を狭めてしまうものの、単行本タイトルどおりにブルマをフル活用の多彩な趣向の数々はきっと紺色体操着大好きっ漢を満足させてくれるはず。女子Sシチュ苦手の自分はヒロインが嗜虐心をあらわにする一部の話で抜き度がガッツリ下がってしまったがそのへんがむしろご褒美な貴方ならば評価5割増しで。だもんで俺的には恥ずかしい現場を見られてしまったオドオド系眼鏡っ娘が若干イジメっぽく犯されつつもつい気持ちよくイッちゃう「そうだと思って…」が今作中のフェイヴァリットでございます。

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