-かねことしあき「オーバーブルマ」ヒット出版社 ISBN:9784894656246
話△ 抜○-△ 消中 総合△
オドオドかわいい/ガサツで生意気と対照的な2名の弟相手に趣の違うえっち連作2本+同級生女子が自分の机に下半身を押しつけているのを目撃した主人公は……本編&描きおろしおまけ漫画+独立短編7本。紺色の布地にほおずりしたり分泌物なすりつけたりとその魅力を全面フィーチャーしながらのガチンコファックてんこ盛りでお送りする作者最新単行本は通算7冊めにして成年指定としての6th、そしてこの版元からの初コミックスだ。
この作家のことを知ったのはじつはかなり前で、今世紀初めに出たデビュー作から途中コアマガジンを本拠地に描いたいくつかの単行本まで大いに楽しませてもらっている。ただコミメガで見かけなくなって以降は消息を見失い心配していたところ、最近になり「COMIC阿呍」に準レギュラー的扱いで執筆を開始して思わず感涙。ググるとその間はエンジェル出版でお仕事をしていたようなのだけれどそれらはフォローしておらず、当ブログで記事にするのはコアから2010年に刊行の4冊め「アンダー=ブルマ」以来4年ぶり。
しばらくぶりに見たこの人の単行本表紙に「おっ雰囲気変わったかな?」と一瞬思ったのだけれど、どうやらそれは外注されたCG彩色がもたらしたマジックだった模様。中身のモノクロ原稿は自分の記憶にあるとおりの筆致でホッとしたり。登場したときからもう古典的だったなつかしめの少年漫画絵は萌え全盛の現在にあってある意味新鮮かも。描線それ自体は特別に泥くさいとか時代遅れとかいうのではないのだが、表情の演出やディフォルメ顔の造作などがじつに80-90年代テイストなのだ。まずはこの作画を受容できるか否かが最大のハードルといえよう。
今回登場するのは一部の例外を除き体操着の似合う女子高生ヒロイン。比較的頭身高めのボディデザインをする作家ゆえティーンといえどもずいぶん肉感的でメスの妖艶な魅力を早くも放ちはじめているお方が多数派だ。10代特有の妙にほこりっぽいお肌の感触を浮き彫りにする肢体描写や漫画的誇張の少ない適度な巨乳っぷりは3次元から移行する人にもなじみやすいもの。
以前の印象では楽しいのからヤバいのまで硬軟自在な展開という感じだったのだけれど、今回はオーソドックスなエロコメ、それもブルマを出す必然性を満たすため学園もののお話がズラリ、ストーリー進行自体はヴェテランらしくそつのないものなので、冒頭のお話評価「△」はこのあえて狭められた物語世界に対するそれ。そうはいっても読み飽きないようディテイルには工夫がこらされており、痴漢電車に引きこもり宅訪問、告白シチュに兄妹ものといった具合に多種多様なメニューを用意する。
和姦的進行の日常パートに対して濡れ場はどれも妙に強要ティックで、野郎サイドが女の子の意向も聞かず一方的にまんこを制圧するタイプのお話が多数派。そうでなけりゃこんどは強気女子がナヨナヨ男子を逆レイプぎみに蹂躙するパターンで、基本タイマンラヴのわりには恋愛色希薄なのが特徴といえようか。とはいえ布地をしゃぶったりそこへぶっかけたり匂い嗅いだりと執拗なこだわりを見せるブルマプレイややけに多いおしっこシーンなど、好事家のフェチ心を満足させる変態行為を続々とくり出し読者の勃起中枢をダイレクトドライヴせしめるさまはさすがのひと言。
しっとり汗ばみすえた匂いを放つヒロインのブルマ姿に男子諸君辛抱たまらずルパンダイヴ。化学繊維の感触をほおで航空で存分に楽しみながらそのままティーンエイジまんこの入口をしゃぶり尽くし挿入準備完了。すっかり濡れそぼったそこへ暴れん棒を強引にねじこみハードな摩擦運動を開始するとヒロインたちまち四方八方に嬌声を放ちよがりまくり。あえて全脱ぎさせずずらしたブルマの布地の感触を楽しみながらの性器どうしが血バトルにもいっそう熱が入り、深く内奥を突き上げるたびこみ上げる快感に必死で耐え続ける彼女の痴態に興奮もいや増す。いよいよ恥も外聞もなく咆吼しはじめイクイク連呼のヒロインの膣内めがけて最後は白くねばつく液体を大量デリバリーで締めくくり。
いまとなっては明らかにメインストリームのそれではない絵柄は訴求対象を狭めてしまうものの、単行本タイトルどおりにブルマをフル活用の多彩な趣向の数々はきっと紺色体操着大好きっ漢を満足させてくれるはず。女子Sシチュ苦手の自分はヒロインが嗜虐心をあらわにする一部の話で抜き度がガッツリ下がってしまったがそのへんがむしろご褒美な貴方ならば評価5割増しで。だもんで俺的には恥ずかしい現場を見られてしまったオドオド系眼鏡っ娘が若干イジメっぽく犯されつつもつい気持ちよくイッちゃう「そうだと思って…」が今作中のフェイヴァリットでございます。
2014-03-14
2010-01-26
本年度のバロン・ドール。
- 久川ちん「新婚さんごっこ」コアマガジン ISBN:9784862527875
級友の策略に乗せられた夫婦プレイがいつの間にか本気で進展表題作本編&描きおろし後日談+短編8本。ベタ甘イチャラヴから少しばかりねじれた愛のカタチまで自由自在に物語を操る作者処女単行本だ。
タイトル・チューンで衝撃のコア初登場を果たしたのが2006年、以後掲載が年間2、3作という超スローペースでやきもきさせたがようやく発刊にこぎ着け個人的にはこの僥倖を早くも年間10大ニュースに入れたいくらい。
やや堅めながらすっきり端整なタッチは非常に訴求力が高く、数人どこかで見たことある感じなのもいっそ親しみやすさが増すというもの。ちんまり貧乳っ娘からばいんばいんの巨乳さんまでなんでもこなすだけでなく、彼女らへテンプレにとどまらない個性を賦与することで不思議なリズムのラヴ・アフェアを構築してしまえるのがこの作家の強みだ。とりわけ恋愛ごとになると急に不器用になりムダにテンパるタイプのキャラを描かせると秀逸で、今作収録のものなら「面倒なんて言わないで!」や「友達以下、恋人未満」のヒロインはその方面でのメルクマール。
またお話によっては脳みそのリソースを抜き以外に浪費しかねない面はあるものの、SFティックな設定を随所に散りばめたストーリー展開も達者。大いに照れ赤面する女の子をこれまた慣れぬ仕草で抱き寄せるウブな男子がいちいち状況を確認しながら遂行する濡れ場は見ているこちらまでこっ恥ずかしくさせられつつもなかなかにエロっちく、はじめての愛撫にほおを紅潮させながら徐々に下腹部を開き怒張を受け入れるさまがわれわれの勃起中枢をチクチク刺戟。痛みと快感のアマルガムのなか臆面もなく睦言をばらまき両手を背中に回してきつく抱きあいながらたっぷり白濁液を受け止め絶頂に達する彼女たちの幸福そうなお顔で読者の側も気持ちよく放出だ。
表紙や帯がかもし出す純愛一直線の印象と多様な方向性の中身とで少々乖離はあるのでそこは注意だが、よく練られた作劇と全員嫁にもらいたいほどにキュートなキャラメイクとが高水準でバランスした佳作。
- かねことしあき「アンダー=ブルマ」コアマガジン ISBN:9784862527868
勝ち気な姉×ヘタレな弟連作3本&描きおろしショート+先の読めないヒロインの行動に同級生男子が翻弄されまくり連作3本+カップルが交互に風邪引き連作2本+短編1本。
非成年1冊をはさみ通算4作めと産出数は多くないが前世紀から活躍のヴェテランにつき作画/作劇とも安定。いまとなっては古典的な90年代風アニメ絵はむしろ近作ほどクセが強くなりいささか受容のハードルは高いものの、表題どおりブルマを吸ったり嗅いだりこすったりなめたりとフル活用の展開は紺色の布地を愛するすべての野郎どものエルドラド。帯に書かれた「ネイビーブルーロマンス決定版」のフレーズはダテじゃない。
どちらかというと大人っぽいキャラを得意とする人だが今回は題材にふさわしくミドル~ハイティーン主体でお胸も年相応のジャストサイズ。基本は和姦テイストながら女の子の性格がかなりキツく、強引に自分のペースへ持ちこみ男子を振り回す系統の話がほとんどなのでやさしく癒されたい向きにはオススメしない。
濡れ場ももっぱら女子がちんこにみずからまたがってはガンガン腰を使い精液をしぼり取るパターンが主流であり、ドMな貴方にとってはこのうえないご褒美ながらかなり人を選んでしまうのはたしか。とはいえ結合部を大胆に見せつけながらきつく収縮する膣内奥深くへ勢いよくザーメンを発射するフィニッシュは迫力充分で、趣向さえ合えばたのもしい夜のお供。
独特の行動原理で小気味よく世界をかき乱すキャラ造形も魅力的で、表紙/裏表紙でグッときたなら内容も期待を裏切らない作品だ。
2009-01-16
今宵のスターリングラード冬景色。
- かねことしあき「姉以上弟未満」双葉社 ISBN:9784575835632
離婚した兄嫁に惚れていた主人公がアタックを開始して紆余曲折
表題作長編全8話+描き下ろしおまけ。マークなし。なお年明け
にはすでに出ていたようでいまごろ気づいた俺は超遅延購入。
現在の基準からすると泥くささを覚える古典的なアニメ/漫画
絵であり、正直コアや茜で最前線に立つには厳しいかと思うが
コンビニ売り誌でならまだまだ戦える。お話は平凡なOLのメイン
ヒロインをはじめ学生~社会人が現代世界を舞台に当たり前の
日常生活をくり広げるという地に足のついた設定で、キャラたちも
極端な誇張のないいたって日本人的なボディの持ち主。1話め
からサクサク合体して安直にカップル成就かと思いきや、男女
両サイドに別の肉体関係が付随してきて中盤ウダウダするのが
この作品のキモ。即刻別れればいいものを妙な押しの強さに
ほだされて思い切れない優柔不断ぶりがやけにリアルだ。この
へんのピュアネスとほど遠い恋愛模様を肯定できるかどうかが
物語受容のハードルとなろう。エロシーンはごっつい白抜き
修整でだいぶ興を殺がれるものの慎太郎シール仕様としては
健闘している部類で、そろそろ余分な肉のつきはじめたお年
ごろの肢体をじっくりいじり倒すさまがエロっちい。あか抜けない
下着をはぎ取ってそそくさと剛毛まんこに怒張を差し入れ執拗に
往復運動をくり返しながら開脚前転姿勢の彼女にたっぷり膣内
射精だ。中田氏時に女性器まわりがあたかも陰茎をしぼるかの
ように収縮するさまが消しにより判別しづらくなっているのは
残念なものの、オッサン読者の鑑賞に堪えうる作劇はむしろ
コンビニ向きといえるかも。
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