-桃之助「いちばんのこい」少年画報社 ISBN:9784785952600
話○ 抜△ 消大 総合△
一見クールな陸上エースの彼女の本当の姿はちょっとおバカでカワイくて……表題作中編3話+独立短編5本。マークなし。小麦色の肌を揺らしてキュートにイキまくる褐色ヒロインてんこ盛りでお送りする作者最新刊はマークなしエロとしての2冊めにして抜き物件としてのトータル5冊めとなるコミックスだ。
少女漫画直系の華やかなタッチでツヤツヤボディのえっちぃ女の子連中がモリモリファックにいそしむという美味しすぎる芸風を武器にさまざまな雑誌を股にかけ活躍する人。どちらかというといまはガチ成年向けでの執筆が多いのだが、本作のようなライトエロも引き続き手がけている。そうした手広いお仕事ぶりを反映して単行本刊行ペースは速く、去年9月にコアマガジンより刊行の前作「ハジメテノ恋愛 ハジメテノ彼女」から半年強で早くもニューアイテムのお目見えだ。なおマークなしエロ物件としては今回と同じ版元からのデビュー単行本「桃娘」以来となる。
昨今雑誌の編集方針がブレブレでエロ度が冗談みたいに乱高下する「ヤングコミック」掲載分を収録ということで購入前ははなはだ不安だったのだけれど、いざ現物を目にしてみたら中身はちゃんといっちょ前の抜き漫画していたので安堵。他作家の連載などは途中完全にH抜きになったりしたけど、本作はライトHとして必要充分なエロスが確保されており失望するようなことはないはずだ。
慎太郎シール誌のレギュレイションに従いすべてover18の女性陣は学生あり社会人あり人妻ありと多種多様な構成。成人女性ならではの妖艶さよりはキュートネスを強調するタイプのキャラが多く、「オンナ」より「女の子」と称する方が似つかわしい。それでいておっぱいはみなさん景気よく盛られているのだからたまりませぬ喃。あと単行本の帯でもデカデカと訴求されているとおり、収録作の過半数で褐色女子がフィーチャーされているのが特徴だ。おそらく当初から構想されていたコンセプトではないようで特別黒くないヒロインが2名ほどいるが、ともあれ天然/日焼けあわせ小麦色の健康的なお肌が乱舞するさまがじつに眼福でよろしい。
物語は掲載誌の想定読者層たる大学生/社会人を男性主人公に据え、彼らとヒロインとのタイマンラヴをもっぱら描き出す。ガチ成年誌だとときおりド真っ暗な系統のも描く人だけど、こちらは不穏な要素を注意深く取り除き甘々エロスに徹しているので和姦スキー大歓喜。とりわけ唯一の長尺ものであるタイトル・チューンは読んでる方がこっ恥ずかしくなるくらいのイチャイチャ絨毯爆撃で、甘酸っぱい恋人トークが途切れることなく飛び交う光景にすっかりゴチソウサマ。まあ厳密には他人の奥さんを美味しく頂戴したり未亡人をいただいたりする作品もあるのだけれど、別の男の影を絶対に見せないのでNTR感なしに摂取できる。
濡れ場においては妙な道具を使ったり奇抜なシチュを導入したりすることはいっさいなく、恋する彼氏彼女がお互いの性器どうしをひたすらぶつけ合う小細工なしのセックスに終始。艶めくトーンワークに彩られた褐色肌がダイナミックにうごめき、美麗バストを惜しみなく揺らしながらのハードな交合に息子を握る手にもいっそう力が入る。またこの作家でとくにすばらしいのがファック中のお尻描写で、プリプリと弾むヒップを男の手でむんずとホールドされながら内奥を激しく貫かれイキまくる光景に精巣枯渇不可避。
着衣の上からでもハッキリ息づくビッグバストを拘束から解き放ち、生まれたままの姿の彼女の肢体へダイヴイン。日焼けラインもあらわなお肌のコントラストが異様にエロっちい。みずみずしい皮膚の感触を楽しみながらキュートなヒップを持ち上げおもむろにいきり立つ怒張をインサート。こみ上げる衝撃にたちまち随喜の涙を流し呼吸を荒げるヒロインの痴態を存分に堪能しながらなおも往復運動のピッチを加速させる。いっそう甲高く嬌声を発しガッチリとだいしゅきホールドをキメてくるおにゃのこの褐色まんこめがけて最後に熱いザーメンの奔流をドプドプお見舞いだ。
ライトエロゆえの巨大な白抜き修整でどうしてもピュア黄色い楕円物件よりはひかえめの評価になるが(作者さますいません)、エキゾティックな褐色肌が躍動しプリプリボディがのたうつヴィジュアルは見ているだけで幸せな気分になれそう。俺的にはおっぱいサイズはそのままに本格成年誌で描いているようなJCやJKを持ってきてくれるともっとうれしいのだけれど、そこは大人の事情があるのでガマン。自分は褐色+異国少女だとさらに私的抜き度がアップするので、海外から押しかけ嫁もの短編「褐色のアルディシア」がその基本設定に加え異人さんに浴衣着せるという反則技炸裂でたいそう我が砲身を酷使できたです。
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