2014-11-08

本日の合祀問題。

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-のら猫長屋「ころくるオモチャニクル」コアマガジン ISBN:9784864367097
話○ 抜○ 消中 総合○

スキスキ光線発しまくりのブラコン妹に兄はつれなく当たりつつも言葉と裏腹に過激なイチャラヴ連作4本+忌まわしい因習の地から逃げ出した主人公だが母と妹の待つ郷里へ再び足を踏み入れたとたん淫靡な肉欲の罠にからめ取られて……中編5話。繊細な作画からは想像もつかない疾風怒濤のハードファックが横溢する作者最新刊はじつに5年半ぶりの再会となる通算5冊めにして初のコアマガ物件だ。
商業作家としての初単行本は2003年に松文館より刊行の「隷嬢週間」であり、以来キャリアはもう大ヴェテラン級。にもかかわらずこの寡作っぷり、いっときは執筆機会そのものが途絶え某掲示板のファンスレが呪詛で埋まったのも記憶に新しいところ。他にエロゲ原画等も手がけており成年漫画はおそらくメインの収入源ではないがゆえにこうした行状なのだろうが、気を揉ませることこのうえない。そんなこの人も最近になって当版元の「漫画ばんがいち」にある程度コンスタントに作品を載せるようになり、しかも久方ぶりのコミックス刊行にまでこぎ着けてくれて、古くからのファンのひとりとしてはちんこの昂ぶりを抑えきれないですよ!!
矢も楯もたまらず購入しさっそくシュリンクを破ってみると、中身はこれまでどおりなつかしののら猫長屋ワールドがそのまま。ディジタル全盛のなかかたくなにコピック彩色にこだわっていた表紙カラーイラストは……これどうだろう、雰囲気はアナログっぽいけど。非常に細やかな線で丹念につむがれるオーセンティックなエロゲ絵基調の作画はさすがに現代の主流のラインではないが充分に美麗かつ扇情的だ。ことにキューティクルキラキラの艶めく黒髪を描かせると抜群で、いわゆる大和撫子系の造形がさほど好みでない自分もこの人のそれにはつい魅入られてしまう。
この端整な筆致でもっておっぱいっ娘もつるぺた幼女もなんでもござれのオールラウンダーであり、今回も様々なタイプの抜きキャラを用意。年齢的には初潮前のプレティーンから思春期の子持ちママンまで、バストサイズはあるやなしやのささやかな起伏からホルスタイン級の逸物までよりどりみどりだ。幼女の愛らしさと母親の妖艶さとどちらも難なく表現する手腕もまたのら猫長屋のリーサルウェポンのひとつといえよう。
この本で展開されるお話は(どちらもじつは「ばんがいち」ではなく他誌掲載)前半/後半で別のシリーズを貼り合わせ。まず冒頭から収録の兄妹相姦連作は、フランス書院より上梓された前単行本「ほろあまオモチャ箱」(2009年)およびもうひとつ前の同社刊「オモチャたちの吐息」(2007年)に収録の同キャラ同世界観オムニバス作品(通称「やっしーシリーズ」)の続きとなる。にもかかわらず今回あらすじ的なものが皆無なので、作品の完全な理解のためにはこれら既刊2冊の購入が必須だ。もう一方の和風ハードコア母妹丼中編「戌依神」の方は今作収録分だけで独立しており単独で楽しめるけれども、どうせ全部買ってもたった5冊だしいっそ既刊フルコンプリートするのも一興かと。
これら2本の長尺ものはしかしながらそのアトモスフィアは対照的。コミカルななかにも甘い兄妹ラヴテイストが全編を支配するやっしーシリーズに心和ませたあとに「戌依神」の凌辱あり輪姦ありガチ孕ませありのダークエロス満漢全席がいきなり到来するのだからそのギャップにとまどうこと必至だ。デビュー当初はどちらかというと後者の色合いが濃かっただけに自分はそう違和感なく受容したのだけれど、わりと最近からこの作家に入門してやっしーシリーズばかりを摂取していた和姦スキーは要注意。
ライト/ダーク問わず濡れ場は女の子がちちしりまんこをひたすらハードに使役するストロングファック一直線のそれ。華奢な肢体を精いっぱい拡げ粘膜も破けようかと勢いで女性器を貫かれながら汗だく汁だくでこみ上げる快感に全身をよじらせほおを紅潮させて甘い吐息をもらすヒロインズの痴態が辛抱たまらぬで候。なまじ女性陣のキャラメイクがはかなげなだけにそのまま壊されてしまうのではと心配になりそうなガチンコセックスの応酬にわれわれ読者の愚息もフル勃起やむなしですな!
愛し合う2人の甘い逢瀬でも、臨まぬ行為を強いられ乱暴に蜜壷を貫かれるのでも、子宮の奥までシャフトをねじこまれ休みなき往復運動がスタートすると彼女ら瞳をうるませせつなげな嬌声を発して快楽享受に専念。ギシギシ褥をきしませつつ細い手足を拘束され幾度となく体位をチェンジしながらはしたなく淫語まき散らし動物の牝さながらによがり狂う光景がたまらなく淫猥だ。子種を待ち望むかのようにヒクヒク収縮する膣内めがけて2度3度4度と白く熱い飛沫が叩きつけられ、その都度幼女/少女/淑女らは上下の口から大量の分泌物をまみれさせプレミアムアクメ。
前掲載誌の薄トーン消し前提で描かれたパックリ大開きまんこが現状のコアマガでは避け得ない醜悪なモザイクでことごとく覆われたのは残念無念で自分のなかでは実用度マイナス2階級特進。また以前からのファンおなじみのやっしーシリーズとの再会はうれしいものの、今回はメインヒロイン・耶社(やしろ)×お兄ちゃんの主役カップルオンリーだったので、いい味出してる&ドエロいサブキャラたちのファックも既刊同様に見たかったところ。とまあ小姑ティックなdisりはしたものの、美麗そのものの作画にえげつなく直截的なエロ演出が加わる濡れ場の破壊力はあいかわらず抜群で快く我が砲身を酷使。雑誌の方では脇キャラ登場のやっしーシリーズ新作がモリモリ投下されているし、またWikipediaの情報によるとまだまだコミックス未収録作品が山ほど存在するようなので、このあともすみやかに単行本リリースを続けていただきたいものだ。この人の描くやわこそうなビッグバストが大好物の自分は、「戌依神」のドエロすぎるお兄ちゃん命な爆乳JK・澪たんの凌辱/イチャラヴ両方で資源を蕩尽し精巣の残機ゼロ。

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