本日のみなとパーク。

-たまちゆき「少年×少女」茜新社 ISBN:9784863494879
話○ 抜◎-○ 消小 総合○

育ちかけ世代の男子女子が2人手を取りあい見果てぬ快楽の扉をおずおずと開いて短編10本+描きおろし過去単行本収録作ショート後日談。アドレッセンスなお年ごろのJC連中が華奢なボディを組み敷かれ狭隘なまんこに膣内射精され放題のすばらしき光景が視界360度いっぱいに広がる作者最新刊は2015年初見参にして通算22冊めのコミックス、そして当社Juicyレーベル第5弾だ。
基本的には常に複数の媒体で執筆する人なのだけど、ゼロ年代なかば以降はこの版元の「COMIC RIN」がメイン舞台と言っていい状態。それが同誌休刊でついに縁が切れてしまうのかと思いきや、後継誌の「Juicy」でもしっかり主力として活躍を続けてくれてことのほかうれしい。むろん他社でもいい仕事をしているのだが個人的には彼がここで生み出した作品がもっともマイちんこにグッとくるので。
ほぼ年イチ以上のコンスタントな単行本産出ペースを誇る作家であり、当ブログで評価の俎上に載せるのも他社発売の前作(一部再録だけれど新作パートが過半数なのでレヴュウ対象とした)「これでもオトナですけど!? ～Mrs.LOLITA完全版」リリースからたった9か月の早業。なお当社物件としては2012年3月発売の「発情KIDS」以来となる。本作刊行にあたり作者みずから単行本紹介ページを作成しているので、内容サンプル閲覧や購入特典の確認はそちらを参照すべし。
昔ならマクラで「少々素朴な感じの～」などと絵柄の解説をはじめるところだが、すっかりタッチが洗練されそんな前振りなどかえって似つかわしくなくなってしまった。ことに近年はうっすらほおを紅潮させ小刻みに吐息をもらす女の子のイキ顔の微妙な変化がたまらなく扇情的。巻末著者あとがきでも述べられているように昨今は意識的にキャラの頭身を上げており、それが中学生専科を打ち出した「Juicy」の誌面ともジャストフィット。ときおり胴長すぎる絵ヅラにも見えるがいずれ安定し違和感も薄れることだろう。一方で平均年齢がアップしてもお胸の隆起はあいかわらずささやかであり従来からのちっぱいスキーはひと安心。
各回タイトルを「漢字熟語+カタカナフレーズ」形式で統一した収録作のストーリーラインは「Juicy」掲載分および2本ある故「COMIC RIN」初出分のいずれも、コミックス表題どおりの少年少女イチャラヴ専科。1作品を除き当初から幼なじみどうし憎からず思う関係であり、恋の成就プロセスよりその先の相思相愛セックスライフの方へ重点が置かれる。恋愛のなんたるかもよくわからないウブな2人がいきなりセックスの快楽にドップリつかりサルのごとく行為に没頭してゆくさまがほほえましくもエロっちい。百戦錬磨のインピオ作家ゆえ1on1和姦シバリのなかでも1作品ごとにヒロインのルックスや性格造形からプレイ内容までこと細かく差異が設けられどれひとつとして物語の印象が被らないのはおみごと。
王道エロスから変態性癖暴露まで濡れ場の趣向はまことに多彩。愛し合う2人がわずかな時間も惜しみ抱きあって速攻本番へという導入は基本共通なのだが、ガツガツ性器どうし干戈を交える直球タイマンラヴから白昼堂々アオカン見せつけだの首輪つきで校内引き回しだののアブノーマル全開までさまざまな需要にお応えする。少年少女が甘酸っぱいラヴワードをまき散らしながらちゅっちゅしまくりつつJCまんこに気持ちよくザーメン放出のリア充っぷりを目の当たりにして読者たる我々は憧憬やら嫉妬やら複雑な思いにとらわれつつシャフトを激しく摩擦せざるを得ない。
2人だけの甘やかな時間は舌先を絡めた濃厚なキスからスタート。すぐさま制服をはだけ思春期ガールの発展途上ボディをあらわにしていちばん敏感な部分を刺戟する。たちまちスリットをしとどに濡らした彼女はうるんで陶酔しきった瞳を向けてきて挿入OKのサイン。少年が覚えたての腰使いで激しく内奥を貫くたび少女は呼吸を荒げハートマークを四方八方へ連射していっそうきつく抱きついてくる。いよいよ恥も外聞もなく大音量で嬌声を発し絶頂に達しようとするヒロインのか細いトルソを両手でホールドしながら中学生まんこの最深部めがけて大量の白濁液をドプドプ注入だ。
昨今のこの人としては変化球の部類だった前作から現在の十八番とも言えるちうがくせいラヴ特盛仕様となり、最新モードのたまちゆきを知るうえでの入門編としてもまさに好適の逸品。あとこの作家恒例の、レヴュワ要らずの浩瀚な作品解説がカヴァー下にビッシリと記載されているので、いちど読破したのちこちらを参照すれば同じ作品がひと粒で2度美味しく楽しめる。個人的にはJC中心へ年齢アップしたのだからもう少し乳が育った女子も……とも思うのだけれど、いまの路線でもちんこの活用的には文句などございません。この人の描くショートヘア女子がことのほか大好物な自分としてはそーゆーおにゃのこ登場の2本、色素薄い系短髪関西弁少女というマイちんこ直撃すぎるヒロイン大活躍の「薄紅ドラキュラ」と、たまちゆき定番の日焼けっ娘がくっきり白い部分までさらけ出しつつ体育用具室ガチファック「青春メール」が最愛。