2015-06-06

今晩のさくらハーツ。

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-NABURU「姦罰痴態」クロエ出版 ISBN:9784908099076
話○ 抜○ 消小 総合○

遭難したどり着いた山奥の山村で主人公一行は凄惨で非情な村の掟に直面しやがて巻きこまれて……長編6話&後日談ショート+独立短編1本。各種アイテムを駆使した問答無用の拷問フルコースにヒロイン悶絶の地獄絵図を頭からシッポまで休むことなく展開のガチ凌辱物件は作者通算6冊めにして本名義での第4弾コミックスだ。
容赦なき輪姦強姦SMリョナを武器に複数の媒体を股にかけ活躍するこの人も昨今はますます意気盛ん。前単行本「母娘姦刑」刊行から今作リリースまでちょうど1年と、作画密度が異様に上がり量産のきかなくなった現代エロ漫画界においてはかなり速筆の部類だ。名義使い分けで異分野にも挑戦したりとその精力的な活動ぶりには頭が下がるしちんこは上がる。
そんなわけでこのペンネームではもっぱら当版元の看板誌「COMIC真激」でモリモリ作品を量産。収録作の初出を見るといずれも前単行本発売以後に執筆された最新のものばかりで、初見の方が端整かつシャープな表紙絵の印象のみでジャケ買いしても中身の絵柄とは完全互換であり安心だ。もっともまさに凌辱実行中!という趣のカヴァーイラストではヒロインたちが日常で見せるキュートな笑顔はよくわからないかと思うので、書店でサンプルを充分に吟味するか出版社公式サイトで本作の表紙絵バナーをクリックして飛べる単行本情報ページを確認ののち購入するのをオススメ。
前作はメイン作品が母娘系で熟女苦手の自分はいったん購入を躊躇したりもしたのだけれど、本作はいくらか年齢に幅はあれど平均すればハイティーン近辺でそのへんが障壁にならずに済み安堵。ただNABURUヒロインは年長さんでも基本カワイイ系の造形なのでオバサン感は薄く、逆に熟女フェロモン過剰なタイプがお好みの方には向かないかも知れない。ボディラインはお歳の上下を問わずボンキュッボンのグラマラス系で、とりわけマリのように弾む大ぶりのおっぱいがグッド。そんな彼女らが滑らかな肢体をムチ打たれ縄食いこまされては凌辱の限りを尽くされるのだからたまりまへんな!
本作コンテンツの構成は単行本のちょうど真ん中にJKヒロイン×用務員の学園もの短編「夏姦」をサンドウィッチして、その前後に実質的な表題作である一大凌辱調教拷問孕ませ絵巻「欲望の集落」を2分割で収録。長尺ものの途中に別の話をはさんだのはおそらく第4話/第5話を境に作中時間が半年スキップするためだろうが、べつに一気に続けてもよかった気も。ともあれ山中で遭難しかけたのち見知らぬ農村へたどり着いた主人公・桂春馬(かつらはるま)と彼の級友2名が遭遇する情欲まみれの凄惨な光景がカメラ・アイで詳細につづられる。閉鎖的な土地に外部の血を入れるため旅人に村の女たちを抱かせ身ごもらせる――それを確実に実行させるため春馬たちの食事には理性を奪い興奮を喚起する薬が混入されていた――忌まわしい古(いにしえ)の掟。目の前に差し出される犠牲の羊として人妻やJCにその母親、さらには案内役の村長の娘までもが身体の自由を奪われ無残に犯されてはたっぷりと子袋に孕ませ汁を注入され続け受胎するまで行為は止むことがない。
因習のため当人の意志などお構いなく強制的に見知らぬ男とつがわされる女子連中は当然のごとく抵抗しまくるので、それを押さえつけ無事中田氏ミッション達成へと至るには暴力と束縛の存在が不可欠。エロシーンは情け無用の凌辱見本市と化し、逃げられないよう縄でボディを固定されウルサいお口をイチモツでふさがれた彼女らはおはようからおやすみまで息をするようにまんこ貫かれ精液を注ぎこまれるのだ。必死に行為へ荷担すまいと耐えていた主人公も策略込みとはいえ中盤以降ついにレイプ側へ回って巨根をモリモリねじこむ始末。さらに後半部ではノリノリの級友2名が考案の拷問メニューがプレイの中心となって、ギロチン仕掛けるわ高圧電流流すわの人権蹂躙が横行し女の子は白目剥いて悶絶だ。終わることなき強姦輪姦の奔流に読み手の方もすっかり心がダークに染まることだろう。
縛り上げられ猿轡をかまされた美貌の生贄に舌なめずりしながら近づきおもむろに衣服を剥いで終わりなき孕ませショウの開幕だ。気丈に抗おうとする彼女をムチで痛めつけ怒張で口をふさぎながらまずはヴァキュームフェラを強要。臭い精液を強引に飲みこませてこんどは濡れてもいない下腹部へたぎるシャフトを侵入させてハードに腰を使役する。その間も責め具をけしかけチェーンで宙づりにしながら虐待を続行し、全身を灼く苦痛に身もだえし歯を震わせながら絶叫し続けるヒロインの無残な姿を堪能だ。昼夜問わず子宮の奥へ白濁液を叩きつけ臨まぬ子を宿しながらもなお彼女らへの拷問調教虐待の日々は終わることなし。
とまあ頭からシッポまで壮絶な地獄絵巻は続くのだけれど、じつは締めくくりはデウス・エクス・マキナ的に主人公一行が脱出に成功し大団円を迎えるので要注意。最後まで勧悪懲善の凌辱フルコースを楽しみたい人にはいささか消化不良な結末と思えるかも知れないが、主人公を悪堕ちから救うにはこの展開にするほかないだろうから自分としては納得。途中いくらか展開が錯綜したり一部設定ミスが見られるのだけれど、容赦なき責めの絨毯爆撃とその多彩なアイディアには感服であり相殺してこのお話評価。あと最後の最後で某キャラの境遇が突如明かされたのには心底ビックリで(くわしくは実際に本編を読んでね)、なるほど彼女が妊娠をまぬがれたのはこれゆえかと感嘆し同時に一気にこの娘が最強の抜きキャラとして俺のなかに君臨しましたよ。こういうサプライズは大歓迎なのでぜひ次作でも。

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