2015-08-17

今晩の東京音頭。

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-zen9「あねかの」エンジェル出版 ISBN:9784873066592
話○ 抜○ 消小 総合○

父に捨てられ母と死別して進学をあきらめバイト中の主人公はある日転がりこんできた美女の手で童貞奪われザーメン搾取されまくり表題作長編全10話(第1-10話、完結)。ド迫力ボディの年上オネーサマに好き放題いじくられ性戯仕込まれて毎日腎虚になるまで抜かされるドリーミンなタナボタエロスから物語後半は一転手に汗握るシリアスなラヴ模様を展開で2度美味しく楽しめる作者最新刊は抜き物件としての通算16冊めにしてガチ成年向けとしての3rdコミックスだ。
この作家のプロダクトはデビュー作から購入しそれ以後も比較的まめに活動を追いかけているつもりなのだけれど、執筆のメインが慎太郎シール誌だけにチェックが及ばなかったり題材的にピンと来なかったりで直近の単行本を数冊スルーしてしまい申しわけない限り。当ブログで評価の俎上に載せるのは同じエンジェル出版より2013年刊行の「月を愛して 月に恋して2」(成年マークなし)以来およそ2年ぶりとなる。
そのキャリアの大半をコンビニ誌で過ごしてきたこの人は単行本もマークなしの小さい本ばかりだったのだが、今回のコミックスでは堂々と黄色い楕円が輝き判型もおっきくA5サイズに。厳密には前作「退屈な午後の過ごし方」(未レヴュウ)も成年指定ではあるのだけれど、サイズはnot18禁時代のままB6判でマークも独自仕様だったのだ。やはりzen9謹製の頭身高めグラマラスガールはキャンバスが大きいほどいっそう輝きを増してよろしいですね。
アニメ/ゲーム系のシャープな筆致が当初からの特徴ながら、ここ数年はやや大味だったタッチがほどよく洗練されて質感アップ。こちらに収録の長編は2014年後半からつい最近まで「アクションピザッツDX」誌上で連載されていた最新型のzen9印だけに作画はきわめて繊細かつ緻密だ。そこへプラスしてともすれば肉襦袢ライクな着ぶくれ感が目についた肢体描写も、マッスのドーンとした存在感はそのままに美しく浮かぶシルエットも映える流麗なボディラインへと変化しておりグッド。あいかわらず爆乳爆尻さんしか存在しないのでつるぺた志向の方には絶望的に不向きとはいえ、個性を矯めることなく口当たりのみをよくして需要の幅を拡げるクラフトワークの粋が光る。
1冊まるまる使っての長尺ストーリーとなるこちらは、大学進学を断念し図書館のバイト職員として働きはじめた1人暮らしの少年・佐々木雄太(ささきゆうた)のもとへ、母の遠い親戚と名乗る謎の美女・園村梓(そのむらあずさ)が突如転がりこむ場面でスタート。いきなり挨拶代わりに雄太は童貞を奪われ毎日モリモリ精液しぼり取られてのウハウハ同居性活を展開だ。しかしながら能天気に進行するオハナシは中盤からいきなり緊迫の度を増し、あるきっかけから梓は姿を消しまたしても大切な人に去られた雄太はひとり絶望の淵へ沈みこむ。傷心の彼を同僚で先輩のメガネ女子・上村美雪(うえむらみゆき)がその身体で癒やす一方で元の場所へ戻った梓はある男の慰みものとして毎日抱かれ……と、あたかもジェットコースターのごとく振幅の激しいお話運びに読んでるこっちもハラハラドキドキ。彼ら彼女らの三つどもえの恋模様が最後どのように決着するのかは実際に読んでのお楽しみだが、長きにわたる別離の時間を埋め合わせるように寸暇を惜しみ睦みあう2人の姿を最後に目にして「えがったのう……」と思わずホロリですよ。
巻末著者あとがきによると連載スタート時はあくまでライトエロとして出発した企画とのことで、たしかに本作の濡れ場占有率はそれほど高くない。しかしながらえげつないほどにマッシヴな肢体がダイナミックに画面を横切る迫力満点のファックでそれらは充分にカヴァーされる。野郎サイドがどちらかというとナヨナヨ系の体躯なだけにヒロインの雄大なトルソが見かけの質量的にも圧倒しており、彼女の方から積極的に仕掛けときに逆レイプの様相すら呈する魅惑のハードプレイがいっそうきわ立つ仕組み。加えて従来性器のシルエットすら抹殺されていた無慈悲な白抜き修整が数枚のノリ貼っつけになって俄然視界がオープンに。乳首も陰唇も大ぶりなzen9特有の煽情的なエロパーツ描写がド派手な肉体言語の応酬を効果的にアシストする。
経験豊かな年上美女に導かれるまま着衣を剥がれ生まれたての子羊のように震えながら少年は乳首を舐められ股間をしゃぶり尽くされてあえなく第1ちんこ汁を発射。休むいとまもなくこんどはパックリ口を開けた深遠なる柔肉の奥へとシャフトを導かれハードな摩擦運動を開始する。母なる大地のごとき彼女の肢体に顔をうずめながら稚拙に腰を使うたび的確なリズムでギュッと内奥を締めつけられてまたしても射精。きつく抱きあいながらなん度も精を放つうちようやく彼女もクライマックスを迎え最後は2人仲よく気をやり両者TKO。
この人の既刊ではタナボタハーレムだったりチャラ男のお気楽ファックだったりと比較的軽いノリだったけど、2010年代に入ってからのzen9漫画は真摯な恋心やなにものにも屈しないたしかな絆といったヒューマンな感情のやりとりを前面に押し出すようになってストーリーの奥行きも増した感がある。今回も序盤スチャラカに進行しつつも物語なかばあたりからは怒濤のシリアス展開で心ざわついたり幸福なエンディングに安堵したり大忙しながらも楽しませてもらった。次回作はマークつき本にふさわしくエロ重視で行くとのことなので早いうちの再会をちんこ握りながら待ちこがれるとしよう。

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