2015-12-10

今宵のエロ事師たち。

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-高岡基文「ガールズ・マジョリティー」ヒット出版社 ISBN:9784894656833
話△ 抜○ 消小 総合○

生徒会を隠れみのにして娼館を営む少女とゆかいな仲間たちがスリルとハプニング満点の大活躍中編4話+独立短編5本。ちっぱいから爆ぱいまで多種多様な女体を配置しつつ問答無用の肉弾ファックをお届けの大ヴェテラン最新刊は2015年度初のコミックスだ。
この作家の現本拠地である「COMIC阿呍」は前世紀から続くエロ漫画雑誌業界の老舗のひとつなのだが、その歴史の大半に関わりなおかつずっと第一線で活躍し続けているリヴィング・レジェンドのひとり。もっとも彼のデビューはじつは他社なのだけれど、通算のキャリアではヒット出版社在籍のそれがずっと長くなってしまった。シビアな業界なのでいかな古参漫画家といえど人気がなければ続々と契約を打ち切られるなか10数年にわたり延々サヴァイヴァルしているのだからたいしたもの。
女の子の年齢層もエロの趣向もワイドに描き分ける人なので、逆に自分の好みと一致しないときは購入を見送ったりして当ブログでもレヴュウ皆勤というわけではない。なので去年11月に上梓された前単行本「おねショ」は内容的にどうもピンと来ずに申しわけなくもパスしており、こちらで評価の俎上に載せるのはその1つ前にあたる一昨年刊行の「少女複数形」以来のこと。なお自分は可能な限りコミックスの通算冊数はカウントするのだが、高岡基文作品はもう20年近くにもわたるキャリアのなか把握できてない物件などあり正確な数がわからないので、きちんと「コレは通算○冊め!」と断言できる方がおられればぜひご教示いただきたく。
スッキリとまとまったアニメ絵ベースの作画はさすがにもう最新型とは間違っても言えないけれど、2015年のいまに至っても充分な戦闘力を備えている。あまりトーンワークには頼らずメリハリの利いた線を原稿用紙に乗っけてキャラの存在感をきわ立たせる手腕はさすがのひと言。今回収録の作品群は2014年以降執筆の最新型高岡基文で作画は高値安定だが、念のため確認したい場合は出版社提供の単行本情報ページを参照されたい。
いっときヒロインが年上人妻方向に集中したことがあったのだけれど、ここ数年の登場キャラはそれ以前のようなティーン中心に戻ってきている。それは本作でも同様で、冒頭連作および後半の読み切り群も女の子は制服世代で統一。おっぱいサイズは巨乳主体ながらミニマムからエクストララージまで非常に幅広く、巻末著者あとがきで「大きさを各種取りそろえてみた」とあるとおりのフルラインナップだ。ただガチの貧乳さんな中編メインヒロインが存在感抜群の主演女優にもかかわらず表紙には出してもらえないあたり、エロ漫画業界関係者のビッグバスト信仰はよっぽど根強いのだなあと改めて思い知らされる。
物語は実質的なタイトル・チューンである校内売春もの中編「学園登楼記」シリーズが巻頭から中盤まで、それ以降が1話完結短編たちの2部構成。メインヒロインの企みに次々女子どもが乗っかりつつ男子連中の思惑も交差する冒頭連作におねショタやら年の差エロやら多彩に展開の読み切り群と、いずれも軽妙なエロコメベースの作劇だ。とはいいえ無理やり処女を奪われたり前後の穴を乱暴に同時攻略されたりと女の子が途中わりかしヒドい目に遭うのでハラハラドキドキ。むろん最終的にはみなさん気持ちよさそうにイキまくるしストーリーも暗黒方面には行かずスッキリまとまるので心配はご無用だが、恋愛のスウィートな部分だけを堪能したい方はよそを当たること。くり広げられる趣向はよくあるエロ漫画テンプレ風で新鮮さは薄いものの、そのぶん脳みそのリリースをむやみに消費せずちんこの摩擦運動に集中できる仕掛け。
物語パートは比較的あっさり済ませ濡れ場重視の台割ゆえエロシーン密度はかなり高い。クローズアップを多用しちちしりまんこの性的パーツおよび女の子のイキ顔百面相にもっぱらフォーカシングする画面構成の妙もあり、ダイナミックなちんこまんこの真剣勝負を腹いっぱい堪能できる。前述したようにレイプまがいのハードな女体蹂躙が頻発するのもチンピク度アップに貢献し、ツヤツヤボディを大量の白濁液で汚されながら大人顔負けの妖艶なアクメフェイスを見せつけ絶頂の少女らの痴態で心地よく息子を使役できることだろう。
ぺたっ娘も爆乳女子もそろって衣服をひん剥かれ無理やり肢体を押し広げられて心ならずも局部を全面公開。羞恥と屈辱に涙しながらもやがて怒張をねじこまれ粘膜どうしの摩擦運動をくり広げるうちいつしかメスの顔さらしてよがりまくりだ。10代特有の弾けるボディを縦横無尽に駆使しながらすっかり一人前のオンナの貌でめくるめく快感に身もだえするさまがたまらなくエロっちい。前後の穴を貫かれ胸の谷間にも暴れん棒を挟みこまれながら一気呵成に熱い白濁のほとばしりを叩きつけられはしたなくファイナルアクメ。
あまりお話をこねくり回さずキレで勝負の軽やかなストーリーテリングにド迫力のストロングエロスが加わって夜のお供としてたいそう好適な1冊。少し前にこの作家が描いていたような熟女系をお望みの読者は今回もご愁傷さまだが、自分は昨今多い若い娘中心の作品群が圧倒的に好みなのでぜひ今後ともこの路線で。このたび収録のものでは、睡眠中におさわりするだけだったむっちりトランジスタグラマーJKのエロすぎる肢体を改めてじっくりねっとり攻略しガチンコファックの「ギュギュっと!」が自分的イチオシ。

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