2016-04-23

今宵のピノ・ノワール。

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-桃之助「褐色少女コンプレックス」ジーオーティー ISBN:9784860848637
話○ 抜◎-○ 消小 総合○

健康的なこんがりボディをドプドプ白濁で汚し短編全11本。日焼け跡もクッキリの蠱惑的な肢体をステディな男子の前でだけさらけ出し大胆に乱れまくりイキまくりの純情可憐ヒロインてんこ盛りでお送りする作者最新刊は抜き物件としての通算9冊めにして黄色い楕円仕様の5th、そして本レーベルからの第3弾コミックスだ。
エレガントな美しさすら感じさせる端整な筆致とそれとは裏腹の激しいエロスを武器にいろんな出版社を股に掛け活躍するこの人も確固としたキャリアを積み重ねいまやすっかり中堅どころ。あらゆる雑誌に登場しているんじゃないかと錯覚しそうなくらい手広く描いていた一時期ほどではないにせよ、いまも複数のメディアで活動し単行本の発売ペースも業界最速の部類。そんなこの人の2016年ファースト作品集である。
not成年指定の前単行本「桃乳娘はボクの嫁」から本作リリースまで半年経たずの早業だが、マークつき物件としては同じジーオーティーから2014年に上梓された「むぼうび姉妹」以来けっこうなインターヴァルが空いた。その「むぼうび姉妹」刊行後から直近まで引き続き同社の「comicアンスリウム」で定期的に執筆していた分をまとめたのがこちらで、いくらか古典的ながらも繊細な筆致でものされる最新型メイド・イン・桃之助のヴィジュアルが堪能できる。帯に中身から数コマ抜粋があるのでそこを見ての確認も可能だが、版元提供の単行本紹介ページで内容サンプルが参照できるので絵柄のチェックはそちらが便利。
コンビニ誌物件では自主規制上over18ヒロイン専科となっていたが、堂々の黄色い楕円アイテムである本作では発展途上の青い果実たちが加わり女の子の平均年齢がグッと低下(一部見た目ょぅι゙ょなのにアラサーなんていう反則技もありますが)。桃之助謹製のコケティッシュな10代女子が大好物の自分的には涙が出るほどうれしいですよ。造形的にもルックスに胸サイズや言動など細やかに仕様を違えることでヴァラエティ豊かなヒロイン陣となっており読者を飽きさせない。そして単行本タイトルで大々的に謳うように、彼女らは全員そろってこんがりブラウン色のお肌。この人は過去にも登場キャラの大半が褐色女子の「いちばんのこい」(少年画報社刊/2014年)をマークなしで出したことがあったのだけど、今回はその路線をいっそう推し進めた形。人種的には大多数がネイティヴ・ジャパニーズなので地肌から黒いのではなく太陽光線の力を借りた人工ものだが、それゆえに諸肌脱いでみると水着やアンダーウェアに隠れていた白い部分が浮き上がり濃淡のコントラストが鮮明になってそれもまたグッド。
くり広げられる物語はその大半が普遍的なボーイ・ミーツ・ガールの恋物語。我々におなじみの現代日本を舞台に据えつつコミカルなのからしっとり系まで多彩なラヴをお届けだ。見ず知らずの出会いからお隣さんに親類縁者まで男女のカップリングも多種多様。ふとしたことから彼ら彼女らの交流がはじまり次第に心を通わせながら互いの思いに気づいた2人抱きあい固く結ばれるまでの恋愛プロセスがていねいに描かれ、脇で見ている読み手の方もジリジリしつつ経緯を見守り最後ようやくラヴ成就するのを目にして思わず「えがったのう」と涙ホロリ。途中やや不穏な展開がはさまれる一部の作品も最終的には男子女子しっかり愛を確かめ合うのでピュア和姦スキーも安心だ。
ドキドキ甘酸っぱい恋の情景も本番突入するやいなやたちどころにダイナミック&ハードに変貌するギャップもまた桃之助漫画のもうひとつの魅力。ロングショット/クローズアップがひんぱんに切り替わりアングルをせわしなく変えながら男女の濃密きわまりない交合にフォーカシングする。ときとして大げさなくらい体躯をのけぞらせたり女の子が突き抜ける衝動で顔面蒼白になったりの激しいセックスは和姦エロの構図としてはやや異質だが、この躍動感が同時に読者の情欲を大いにかき立て勃起中枢にクリティカルヒットするのだ。ド派手な擬音をバックに従えつつ最後にたっぷり膣内射精され絶頂のヒロインズの痴態にマイちんこも屹立しっぱなし。
熱く口づけを交わしたのち着衣をゆっくり剥いでゆき彼女のほどよく小麦色に焼けた肌を全面開放。水着跡だけが白く浮き出していてたまらなく淫猥だ。辛抱たまらずコーヒースコッチ・ボディにせわしなく舌先を這わせ敏感な部分を刺戟するとたちまち女子ども全身を打ち震わせすっかり発情。うっとり頬を火照らす少女の華奢な肢体を抱きかかえ蜜壷の奥深くへたぎる怒張をねじこんで性器どうしの真剣勝負をスタートだ。痛いくらいにギュッと双丘やお尻を揉みしだかれ執拗に内奥を貫かれてはしたなく汗とよだれまみれのイキ顔さらすおにゃのこの艶姿にいっそうエレクチオン。いよいよ感極まりしきりに中田氏を懇願する彼女の願いどおり、コンパクトな子宮いっぱいに白くねばつく液体をビュルビュルと叩きつけフィニッシュ。
修整やレイティングにどうしても不満の残る非成年扱いの作品に対し正真正銘のガチエロが堪能できるこちらは掛け値なしに高い評価をつけることができて自分としてもうれしい。ヒロイン造形のいかんにより私的実用度はいくらか変動するものの、小麦色の素肌にミルク色のザーメンをぶちまけるコントラストが壮絶にやらしくてよいですね。昔よりは書店売り誌での露出が減った感のある作家だけどやっぱり黄色い楕円方面での活躍を大いに期待したいところ。どの娘も抜けすぎて困っちゃうのだけれど、なかでも活発系ショートヘア巨乳幼なじみ親類少女と真夏の開放的な気分で甘く激しく屋外ファック「夏肌」と、作中では稀少なナチュラル褐色のパツキン留学生に無条件で慕われ彼女のグラマラスボディを美味しく頂戴の「碧眼と金髪と狸?」が飛び抜けてワンダフルなのに加えて、巻末描きおろしの登場ヒロイン総員まんこご開帳イラストがすばらしすぎてそれぞれ1億回ほど抜きました。

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