話○ 抜△ 消大 総合△
とびきりキュートだけどどこか抜けてる女の子たちと甘く激しくラヴ・アフェア短編全7本。マークなしホンワカ丸っこいフェイスにむっちりやらしすぎるボディの女子連中ときつく抱きあい熱烈らぶらぶちゅっちゅのドリーミンワールドを頭からシッポまで美味しく摂取の作者最新刊は再録等を除く抜き物件としての7冊めのコミックスだ。なお単行本タイトル中のナカグロは本来ハートマークなのだけれど機種依存文字につきこのように処理。
ゼロ年代後半あたりから商業誌のキャリアをスタートしたこの人も年々順調にクライアントを増やして、気がつくとこの業界で上位に入るくらいに多彩な出版社で執筆。本作もエンジェル出版より黄色い楕円本として上梓された前作「あまいろおねえさん」とは異なる版元からのリリースだ。なおライトエロ物件としては2013年刊行の「カノジョのオモチャ」以来3年ぶりとひさびさのお目見え。
2014-16年にかけ当社のライトアダルトコミック誌「ナマイキッ!」誌上に掲載された作品を収録ということで、愛らしくキャッチーなアニメ/ゲーム系の絵柄はどれをとっても最新型いちこ。瞳も顔の輪郭も首から下の肢体もすべてが丸っこい女性的なラインでものされる独特の筆致がグッと目を惹く。こうした絵柄のベースラインはそのままに、媒体の要求次第でどのような作風でもこなせる器用さが現在さまざまな出版社から引っ張りだことなる要因だ。
他社仕事ではもう少し年齢低く10代なかばあたりの若い娘も描くが、こちらはコンビニ誌のレギュレイションに従ったover18ヒロイン専門。ただ年長キャラでもものすごく童顔寄りに描く作家ゆえ全員ティーンでも通るくらいにカワイイ系の造形であり俺のような青い果実スキーでも受容可能というか大好物ですこういうの。一方ラヴリィな笑顔のその下はドドーンと目を見張るヴォリュームのビッグバストが標準装備となっており、同じくデフォで付属した安産間違いなしのラージヒップとともにグラマラス女子大好きっ漢にはたまらぬご褒美。
体液だの匂いだの変態プレイだの奇天烈なフェチ色むき出しのヒロインがド淫乱ぶりを発揮する薄い本とはうって変わって、本作はひたすらスウィートなノーマル和姦の殿堂。どこか残念だったりテンパリ系だったりと女の子がわりかしスキだらけの造形なのは共通しているとはいえ、同人でよく手がける尖りまくった作品を期待して読むとビックリするかも。前作「あまいろおねえさん」もいちこ作品としてはかなりマイルド志向だったがこちらはさらにベタ甘テイストで、読んでるだけで虫歯になりそうな勢いのイチャラヴ具合。突飛な出会いから徐々に距離を深めたのち互いの思いを確かめあい深く結ばれるまでのプロセスをじっくり見せつけられて読んでるこっちまで赤面しそうだ。
慎太郎シール誌物件のうえちんこまんこは真っ白に修整されるので、濡れ場の迫力は他のいちこ作品と比較すると若干弱含み。1本あたり20-24ページとこの種の物件としては潤沢に取られた分量も多くはストーリーパートに割かれているので、矢も楯もたまらずページをめくって速攻抜くよりは男子女子2人のどこかつたないながらも真摯なラヴ模様をハラハラドキドキながめるのがベストの服用法。そうはいっても、いちこ特有の喜怒哀楽クルクル変わるヒロインの表情と濡れ場突入後の感極まったイキ顔描写はなかなかに股間を刺戟。ダイナミックな女体を惜しみなく披露しながらステディな男子の固い抱擁に歓喜の涙を流しトロトロフェイスをさらけ出しつつ最後たっぷり精液注がれて幸せいっぱいに絶頂の彼女たちの艶姿を大いに堪能。
純粋な実用性ではヨソで描くガチ黄色い楕円作品に一歩譲るものの、そのぶんイチャイチャ度大幅増量で読んでるうち心豊かになれる1冊だ。特殊性癖てんこ盛りの同人誌や一部商業作品にはいくらか引きぎみだった方もこの新刊なら口当たりも良好で、いちこ入門編としてもオススメ。執筆媒体により対照的なシチュを使い分ける匠の技に今回も無条件降伏でございますよ。この作家の描くショートヘアっ娘が超ドストライクな自分的には、熱烈お付き合い中なのになぜか自宅へ入れてくれない彼女の真相をようやく知ってメイドコスファックの「ちえちゃんは実はすごい」と、派遣先の専門学校で知り合ったオドオド系先生ちゃんと読書を通じ友達からステディな関係へ「オトナのマナー教室」の短髪ヒロイン大活躍な2本にハートはほっこりちんこはモッコリ。
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