話○-△ 抜△ 消大 総合△
おとなりの年上幼なじみをモデルにエロ漫画を描いていたことがバレて狼狽する主人公だが意外にも彼女の方から協力を申し出てくれて……長編4話&巻頭フルカラー描きおろし+動画配信で知り合った女の子に夢中の幼なじみ男子に対しそれがじつは変装した自分なのだと言い出せなくなったヒロインは思い悩み長編4話+独立短編2本。マークなし。むっちり健康優良女子のたゆたゆボディにダイヴインし熱烈イチャラヴのスーパー眼福物件は作者通算5冊めにして初のnot黄色い楕円コミックスだ。
商業活動自体はゼロ年代からヨソで開始していたようなのだけれど、自分がこの人の存在を知ったのはいまは亡き萌えエロ専門誌「コミックポプリクラブ」誌上でのこと。そこを本拠にしばらく執筆したのち近年はweb配信の媒体へ活動の主軸を移しており、去年久保書店より上梓された前単行本「幼なじみとシテみない?」からはそれらのメディアに載ったものが収録されている。そして前作リリースからほぼ丸1年経過してのこの新刊はマイルドになった作品内容を反映してか非成年コミックスとして発売。
判型がコンパクトになり売り場も変わって店頭で探すのにちょっと迷ったけれどどうにかゲット。ポップ&キュートなアニメ系のタッチで描かれるド迫力バスト女子が裏表両面に配されたキャッチーな表紙がお出迎え。さっそく中身をめくり収録作の初出を確認すると、前述の携帯配信作品のほかポプリ時代の未収録作2本が載っているではないか。その2本のみ2012年執筆でおそらく直近に描かれたであろう長尺もの2作との間で微妙に作画の雰囲気は異なるけれど、ともかく宙に浮いていた作品を落ち穂拾いしてくれて感謝。
この滑らかな筆致で描かれる女性陣は年のころハイティーン～20代前半相当の食べごろ世代。ほわんと愛らしくあどけないフェイスに重量級のビッグバストや雄大なフトモモが組み合わされた魅惑のコンビネイションが読者の勃起中枢をグッと刺戟する。どちらかというとポプリ掲載分の方がより幼く見え直近作ではわずかながら大人びた雰囲気になった感じだが、いずれにしても明確にキュート寄りのキャラメイクであり童顔巨乳女子大好きっ漢の経絡秘孔を直撃の造形。
本作コンテンツは大きく3パート構成で、駆け出しエロ漫画家の主人公と彼の想い人でもあるおとなりの年上女子とのイチャラヴ長編「見てるだけじゃガマンできないっ!」がまず冒頭から、続いて中盤から幼なじみ同士高校生男女がすれ違いつつも無事恋愛成就「パコパコ動画」、そして巻末にポプリ初出の読み切り2本。これら4作中3作までが幼なじみネタなのが単行本タイトルの由来だろう。なお長編2本はコミックスだとシームレスに接続され話数の切れ目がわからないようになっているのだが、作者サイトの発売告知記事でそれぞれ4話構成と判明。このへんは紙媒体の連載と微妙に作法が違っているので明快に送り手側から判断材料を提供してもらい感謝。物語の長短を問わず作品内容はベッタベタの甘エロであり読んでるだけで砂糖汁噴き出しそうなラヴラヴぶりに身もだえすること必至。登場人物すべてがいい人たちで誰ひとり傷つかないハッピーワールドに包みこまれ君のささくれ立ったハートもすっかり癒されることだろう。
not18禁指定ということもあり濡れ場含有率は控えめで、また作中の科白でもえっちな単語は伏せ字にされ未成年に配慮。ウェブ配信の長編2本は当初から性器結合部を避けるようにしてエロシーンが描写されているし、ポプリ初出の2本は元来ガッツリちんこまんこを描いてあった部分が真っ白に処理されており、すっかりガチエロ漫画脳になった自分としては涙せざるを得ないところだ。そのかわり、ことぶきまいむ謹製のたわわな2つの双丘は惜しみなくフィーチャーされ、激しくファックするたびピンと乳首を屹立させまるで独立した生きもののように胸部がブルンブルン揺れるさまは壮観。ステディな彼の腕に抱かれゴリゴリ内奥を貫かれてすっかり表情をトロけさせ涙を浮かべながら絶頂する彼女の子袋いっぱいに白くねばつく液体を注ぎこみフィニッシュだ。
性器描写至上主義の本ブログではどうしてもマークなし物件の評価が厳しめになってしまうのだが(作者さままことにすいません)、胸焼けするほどのイチャラヴを堪能するのには好適でありそれらの用途最優先の方には自信を持ってオススメ。そのうちハードめの性交描写が許される媒体にも再度執筆していただけると個人的にはいちばんうれしいけれど、エロ薄めな代わりに販路の広くなる今回の本でことぶきまいむの描く健康的でほのかにやらしいムチムチガールズの魅力に気づく人が増えればそれもまた善きかな。今作ヒロイン4人衆のなかでは唯一の非幼なじみ作品「花音の歌声」に登場の、清楚なルックスなのにド迫力おっぱいの黒髪リボン後輩っ娘・花音ちゃんが私的最シコ女子。
0 件のコメント:
コメントを投稿