-肉そうきゅー。「花園ノ雌奴隷」ジーオーティー ISBN:9784814800728
話○ 抜○ 消小 総合○
名門お嬢さま校で働くしがない中年オヤジはひそかに学園中の美女を毒牙にかけ毎朝毎晩犯りたい放題射精し放題表題作長編10話&フルカラー描きおろし巻頭プロローグ。冴えないオッサンが次から次とまんこをご賞味し種つけ三昧の野郎ドリームをみごとに具現化の作者最新刊は精液分泌支援物資としてのトータル11冊めにして当社からの第4弾コミックスだ。
商業誌デビューからしばらくはスウィートなラヴコメ仕立てで売り出していたこの人がいきなり精神支配系のエグいネタを取り扱いはじめたのはこの版元のweb配信誌「コミックグレープ」にやって来てからのこと。最近ではすっかりこっちの色に染まり逆に和姦ラヴをすっかり描かなくなってしまった。そんなダーク一辺倒のお仕事も順調で、前単行本「催淫VRコントロール」刊行から1年ちょっととあまり待たされずに新作をリリース。
そんな作風の変化を反映したアングラティックなおどろおどろしい絵図が読者をお出迎え。元来はクッキリハッキリ健康的なアニメ絵でその印象は長らく続いていたのだけど、ベースラインこそ不変ながら最近のプロダクトでは暗めのトーンワークやいつも影が差したような女の子の表情が見られテイストの変遷を物語る。収録作すべて2017年以降のグレープ掲載分と最新型肉そうきゅー。の筆致が堪能できる仕掛けだ。なおコミックス情報ページで内容見本閲覧が、作者twitterアカウントの告知ツイートで各ショップ購入特典確認が可能なので、この作家にはじめて触れる方は先にそれらのチェックを。
このたびぼくらの股間にご奉仕してくれる女性陣は後述する舞台設定の関係上ハイティーン制服女子専科……と言いたいところだが、女性教諭や理事長に学園付のシスターなど大人女性も配置して万全の態勢。もとよりお歳の上下を問わずキュートフェイス&むっちりボディの造形をする人で、今回もあどけないお顔に盛りのよいおわん型の巨乳を標準装備のおにゃのこ連中逐次投下でなんとも眼福ですよ。あと個人的にこの作家としては比較的レアな短髪っ娘がいるのもポイント高し。
1冊まるまるの長尺ものとなった今回はまたしても昨今恒例のMC調教ネタ。スマホアプリという新機軸を導入した前作長編に比べこちらは催眠メインにお薬を併用の比較的オーソドックスな趣向となる。あと巻末著者あとがきによれば作中の目線を第三者から主人公のそれへとチェンジしたとのことで、それがなにをもたらしたかと言えば行為内容の完全なる勧悪懲善化。すなわち、因果応報的結末など放擲し男子サイドがひたすら犯罪まがいの行状をくり返してもなんら処罰されることのない俺TUEEEワールドが成就されるわけですね!
本作の主人公・千羽屋乙吉(せんばやおときち)は男子禁制の由緒正しきお嬢さま高校・聖ブランシュール女学院で事務員兼警備員として奉職するボサボサ髪のキモデブ中年。生徒や教員たちからバカにされ嫌悪される彼はしかしながらその裏で女性養護教諭と共謀し目をつけたJKの心身を自在に操って次々とちんこのとりこへしてゆく学園ハーレムの王だったのだ。箱入りお嬢さまになんちゃってギャル、百合っ娘副会長に優しいシスター、さらには若きキャリアウーマン園長までもが乙吉の手でド淫乱ビッチへと変貌させられてゆく。一方で彼のことを当初から不審に思っていた容姿端麗ハーフ美少女の生徒会長は情交の現場を押さえ乙吉を捕縛するものの、気がつくと彼女は体躯の自由を奪われ豊満な胸をあらわにさせられていたのだった……というわけで以後はめくるめく後宮性活の開幕となるのだが、その淫猥なディテイルや彼女らのその後の顛末については実際に本書を購入したのちのお楽しみ。
1話あたり18-20ページのけっこうタイトな容量ながら、連載のメリットを存分に活かしエロシーンの比率を大幅に拡大して濡れ場をスープアップ。凜とした強気女子や花も恥じらう清純っ娘を完全に支配し1日24時間脳内セックス漬けのどこへ出しても恥ずかしい立派なメス奴隷へと堕としてゆく王道催眠調教系の展開はベタながら対股間破壊力抜群で、ここに肉そうきゅー。特有のちんこまんこが激しく行き交う執拗な性器結合描写や近年新たに武器として獲得したえげつない白目剥き/ハート目アヘ顔フィーチャーがいっそう読み手の股間をダイレクトドライヴだ。
周到な精神操作によりどんなに破廉恥な命令にも従うよう条件づけされた少女らは中年男の前で女子高生ならではの弾む肢体を惜しげもなく披露。自分から制服をはだけ肌着を下ろしてじゅくじゅく潤む肉ヒダを押し広げ男根の挿入を懇願するのだ。いきり立つ怒張を前人未踏の蜜壷へねじこまれ苦痛にうめくはずが薬の作用でのっけから突き抜ける快感に全身を打ち震わせ恥も外聞もなく淫語マシンガン連射の猥褻すぎる光景にいっそう興奮。代わる代わる犯され絶頂させられた少女たちはやがてそろってお尻をこちらへ向けズラリとまんこを並べて再度種つけをリクエストし、ハーレムの主は奴隷たちのご要望どおり次々とその膣内めがけ熱い精を続けざま注入し、ようやく精根尽き果てたころには次の生贄が準備され……。
問答無用暗黒展開には躊躇を見せていたこの作家がついにおのれの枷を解き放ち人権蹂躙上等の催眠調教ハーレムに舵を切った記念すべき1冊だ。私的嗜好のいかんにより一部年長キャラではマイサンの勃ちがやや低下したものの、総体としてダーク路線で出した単行本のなかではもっとも実用オリエンテッドな造りといえよう。まあ以前の純愛エロにもいくらか未練はあるのでたまにはそういうノリの作品も描いてほしいのですが。今回登場のそれぞれ魅力的なヒロインたちのなかでは、肉そうきゅー。作品では希少種のショートヘア巨乳副会長・華島伊澄(はなしまいすみ)さんが俺的イチオシ。
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