-小島紗「純情ビッチハーレム」ワニマガジン社 ISBN:9784862695642
話△ 抜◎-○ 消小 総合○
同僚女子に誘われ彼女の学校で掛け持ちバイトすることになった主人公は降って湧いた犯りたい放題ハーレムで絶倫ぶりを発揮本編&描きおろしフルカラー導入部&巻末後日談+気弱ガリ勉童貞男子は勉強を教える代わりにセックス大好き同級生女子と毎日ハメまくりのドリーム実現連作2本+独立短編4本。前後の穴をフル活用し快楽享受に没頭する超弩級淫乱ガールズのはしたなさすぎる痴態を読者の脳裡へ無差別爆撃する作者最新刊はトータル8冊めにして本レーベルからの第2弾コミックスだ。
いくつかの出版社を渡り歩くうち当初の萌え系イチャラヴ主体から問答無用ハードコアエロスへと芸風を思いっきり変貌させた作家ユニット(少し前から夫原作/妻作画の夫婦コンビであることを公表している)。デビュー間もないころはかわいい絵だけど正直そんなに抜けないなあ……と思っていたのが気がつくと業界屈指の超シコ作家になっていてその成長ぶりに驚いたものだ。昨今は同人活動も盛んでそのぶん商業誌執筆ペースはダウンしており、前単行本「性交祭」刊行から3年近くとだいぶインターヴァルを置いての新作リリースである。
そんなわけでいきなり特盛おっぱいドドーンの抜かせる気満々なカヴァーイラストがぼくらをお出迎え。キュートネスと淫猥さを兼ね備えたナイスな絵柄もますます洗練され完成の域だ。収録作は現本拠地である「コミックゼロス」掲載分を中心に同誌とはいささか因縁のある「COMIC E×E」(ジーオーティー刊)で他流試合の連作2本をプラスの構成。いずれも前作刊行後の新しい原稿ばかりゆえ表紙と中身は完全コンパチでジャケ買いも安心だ。なお出版社提供の単行本情報だけでなく、作者みずから用意した渾身の特設紹介ページでもって大量のサンプル画像や各ショップ購入特典などが閲覧できるので、本屋直行の前にそっちへ寄り道しておくのをオススメ。
その気になればロリも熟女もいける人だが、今回はこの作家の美点がもっとも引き立つハイティーン制服女子主体。基本的にはキュートフェイス&エクストララージバストのエロ漫画的標準体型でそこへ若干名の並乳さんを投入という感じだが、ルックスやキャラ造形には細かく差異が設けられ年齢レンジは狭いのにヴァリエイションは豊富だ。正統派あり変化球あり、真面目なのからギャルまで、ちょいSだったりマゾっぽかったり多種多様なヒロインを用意し飽きさせない。
そんな彼女らが乗っかる物語たちはこれまた十人十色。ベースとなるのは誰にでも受容しやすい明朗快活ラヴコメながら、そのありようはお話によりさまざま。コミックス表題が示すとおりの「純情」「ビッチ」「ハーレム」全部入りで、1on1/酒池肉林、男性主導/女性上位と各種要素を順列組み合わせで作品ひとつひとつを異なるテイストに仕立てあげる手腕はさすがヴェテラン。またオハナシによっては女体調教系の結構エグい展開もあるのだが、それらも男子サイドに悪意はなく女の子も最終的には幸せいっぱいにイキまくるので読後感はきわめて良好なのがおもしろい。ただ全作やたらと導入部はコンパクトで即座にエロシーン突入の抜きオリエンテッドな構成ゆえ大仰なテーマ性だの男女の感情の微妙な機敏だのといった物語的コクは希薄。そのぶん脳みそのよけいなリソースを消費せず摩擦運動に集中できるので、ちんこのお供としてはこれが正解かも。
そして小島紗最大のウリはなんといっても特濃エロス絨毯爆撃だ。1本あたり24-40ページの潤沢な分量のほとんどが濃密きわまりない性器どうしの真剣勝負に割かれ濡れ場占有率は極限まで高い。さわやかな作画なのに行為内容はときに引いてしまうほどえげつなく、肉感的なボディを大胆に使役しながらド派手にイキ狂う女子連中の艶姿をたっぷりとお届け。加えて昨今はアナルプレイを交えた両穴ファックが大々的にフィーチャーされ、拘束や性具使用のライトSM的趣向を混淆させながら粘膜の奥深くまでハードに責めたてられてはケダモノじみた咆吼を発し昇天するヒロインの肉食獣さながらの情交に読んでるこっちまでゲップが出そう。
清楚な女子も犯る気満々のギャルもみな喜び勇んで男子の股間にしゃぶりつき執拗な舌技でたちまち先走り汁を搾取だ。すぐさまこんどは彼女ら自分からパックリM字開脚で挿入をおねだり。それではとビッグコックをテラテラ光る蜜壷へねじこんでハードな摩擦運動を開始する。粘膜も引きちぎれんばかりに抽送をくり返すたびたわわな双丘を揺らしトロトロのイキ顔さらしながら淫語マシンガン連射するサマがたまらなく扇情的だ。膣奥に男根をねじこんだまま同時進行で菊穴へディルドを差しこみこちらもシンクロするように激しく出し入れすると彼女の嬌声もいっそうオクターヴが上がる。全身汗みずくになり汗と涙で端正なお顔をグシャグシャにしながら昇りつめてゆく彼女のドスケベまんこ&アナルへ濃度の高い白濁を問答無用で叩きつけ果てしなき性の饗宴もようやくフィナーレ。
読者のちんこをしごかせるためだけに生まれてきた女子連中が期待どおりにド派手なイキっぷりを披露しまくる抜き特化の逸品だ。個人的には男子逆レイプ風味な一部の作品とフィニッシュが肛内射精のものでは実用度が下がりこの評定となったが、逆にそうしたシチュがむしろご褒美の方なら無問題かと。前者はともかく後者は近年の作品を見るに原作者のなかでの優先度がアナル>まんこのように感じられるので、今後の進展がちょっと不安ではある。ともあれ現状のエロ漫画界にあってそのシコリティの高さが相当な水準なのは間違いなく、ストロングファック嗜好の方には自信をもって推奨したい。このたび収録のお話たちのなかでは、ドーテー男子がヤリマン女子に誘われ筆おろしののちいつの間にかそのケダモノプレイで彼女をとりこにしてしまう連作「神山さんと僕」と、練習ではバッチリなのに極度のあがり症で本番は失敗続きの新体操部ヒロインがハードな乱交で弱点克服の「Let's Party」が私的フェイヴァリット。
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