-あらいぐま「淫ら恋する乙女たち」ジーウォーク ISBN:9784862979391
話○ 抜○ 消小 総合○
ウブな田舎娘がチャラい男に処女をささげ彼好みに肉体を開発されてすっかりドスケベに前後編+独立短編5本+本番なしショート1本。超絶キュートな萌えっ娘連中が積極的に男子の股間へまたがりガツガツちんこをむさぼっては精液搾取しまくりのド淫乱ぶりを堂々と披露の作者最新刊は通算4冊めのコミックスにして当レーベルからの初見参だ。
今世紀初頭には早くもこの界隈で活動を開始していたいっぱしのヴェテラン作家ながら初単行本の発売がやたらと遅かったのとゲーム原画など他分野での業績の方が目立っていて結果的にエロ漫画仕事の認知度が低い印象。といってもやはりキャリアの蓄積がものを言い実用度抜群の物件を確実に送り出してくれるプロフェッショナルだ。いったんコミックスが出はじめてからはこれまでのスローモーぶりがウソのようにリリース間隔も速く、去年秋にジーオーティーより上梓された前単行本「いちゃ・ハメ・らぶ」から1年ちょっとの短いインターヴァルでの再会である。
誰もがひと目見てキュートと思える萌えまっしぐらのタッチがいまも昔もこの人の変わらぬ武器。さすがに2019年の現在ではいささか古典的なテイストではあるものの、一定の年齢層以上の読者にとってはむしろ強烈に刺さることだろう。さっそく収録作の初出を確認すると今回はなんと版元のジーウォークの媒体に載ったものはひとつもなく、大半がワニマガジン社の書店売り誌「コミックゼロス」で2016-19年にかけ掲載された原稿だ。巻末著者あとがきを見るにいろいろワケアリのようだがともあれこうしてお蔵入りしなかっただけでも万々歳。逆にその出自ゆえか出版社サイトにはどこにもこの単行本に関する情報がなくサンプル画像を参照することができないけれども、表紙絵と中身のモノクロ原稿との差異はまったくないのでご安心を。
当初はJK主体だったヒロインたちも昨今はけっこう平均年齢が上がって大人女性もめずらしくなくなった。とはいえ若い娘は当然のこと社会人ですらティーン同然の愛らしい造形をする人でありアダルト感は皆無。それでいて身体の方はすっかり育ちまくったボンキュッボンのドスケベボディなのだからこりゃフル勃起不可避ですよ。それほどキャラメイクのヴァリエイションはなく大きな差別化要素は髪型くらいだけど、個人的には以前から親しみ大いに息子がお世話になっているゆえなんら文句などございません。
従来は糖度1000%のベタ甘ラヴ専科という印象だったけど、今回の収録作たちは若干これまでと様相を異にする。基本合意エロなのは変わらないものの自分から快楽堕ちしていったり本来の彼女そっちのけで禁断の関係に没入したりのいささか不穏なノリの物語も存在しているので、あらいぐまならではのハッピーエロスのみを摂取したい向きは戸惑いを覚えるかも知れない。とはいえそれらの闇をのぞかせる作品も後味悪い形で収束することはないし大半はこれまでと同様のスウィートな恋愛模様なので全編を読み通してみれば極端な違和感はないはず。
濡れ場の方はこれまでとまったく変わることのない濃厚ファックが炸裂だ。冒頭の1本のみ非成年アンソロ掲載作でカラミなしなもののそれ以外は1本あたり22-28ページの比較的潤沢な容量を利して性器どうしのハードな真剣勝負をくり広げる。あらいぐま特有の肢体もエロパーツも淫猥に濡れそぼち艶めくなかでのウェッティな交わりがなんともエロティックなのだ。とりわけほおを紅潮させ随喜の涙を流しながらのトロトロイキ顔百面相はおそろしく訴求力が高く、心底幸せそうに嬌声をばらまきつつ全身全霊でイキ狂う彼女らの痴態で自慰表明もはかどりまくり。
これからはじまる行為への期待で全身を火照らせとろけた表情で暗に挿入をおねだりだ。リクエストにお応えしすでに準備万端の秘密の花園へ屹立した怒張をねじこみ粘膜もめくれあがらんとの勢いで激しくストロークを刻むと彼女はたちまちうっとりしたアクメ顔見せつけながら四方八方へ淫語マシンガン連射の痴態をお披露目。執拗な締めつけに辛抱たまらずヒロインのドスケベまんこの最深部めがけ疾風怒濤の勢いで白くねばつく液体を大量注入し性の饗宴にようやくエンドマーク。
いくらか物語の味つけに変化があったとはいえ、ムチツヤボディをフル活用しガッツリ膣内射精三昧のスペクタクルな光景はこれまでどおりの鉄板萌えエロだ。わざわざ河岸を変えて単行本発売という事態を前に今後について一抹の不安はあるけれど、ヴェテランだけあり従来もさまざまなアクシデントを乗り越えているだけに過剰な心配はしないでおこう。今回収録のお話たちのなかでは、留学でやって来た金髪碧眼従妹とお外で熱く激しく和装ファック「エリーmyLOVE」と、きまじめ清楚系な会社同僚女子の眼福な光景に遭遇して……の「茅ヶ崎さんのおくすり事情」でもって包皮も発火するほどに愚息を酷使。
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