2011-04-02

今夜のboy-toy。

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-葛城ゆう「いじられっこ」ワニマガジン社 ISBN:9784862691620
話○ 抜○ 消中 総合○

ツヤツヤむちむち巨乳ガールズと後ろから前からハメまくり短編全12本。ハリのあるおっぱいをブリブリ揺らしてアンアンよがるおにゃのこの痴態をたしかな画力とさまざまなアングルで徹底分析する作者通算7冊めだ。
前作「欲シガル彼女」の刊行が2007年7月だったから、じつに4年近くのブランクを経た待望の新刊となる。今回は長らくホームグラウンドとしていた一水社を離れてワニマガジン社からの初単行本となるが、収録作中3本は前所属からの持ち越し。とはいえ移籍による作風の変化などはとくになく、それよりはこれから述べるようにヒロイン造形による絵柄の使い分けの方が重要だ。
この人はそのキャリアの初期から比較的最近まではもっぱら人妻だの母親だのの熟女系ばかりを描いており、キャラ造形もそれに似合った瞳小さめ/唇ぽってりのフェロモンダダ漏れレディ専科だった。それがちょうど前作のあたりからいわゆる萌え的な要素をどんどん投入するようになって、たわわなバストはそのままに頭身を心もち下げお目々おっきく輪郭あどけなくのカワイイ系へと大変身。
以前の作風を捨てたわけではないのはたとえば今回のタイトルチューンである巻末収録の女教師×ショタ男子もので確認できるが、それでも現在この作家の生み出すものの大半は芸風チェンジ後のタッチでなされている。古くからの葛城ゆうファンはとまどいを隠せないところだろうが、逆に長らく敬遠していた俺にとってはようやく作品がジャストフィットするようになり満を持して初購入した次第。
一部大学生や社会人が存在するものの女性陣の大半はミドル~ハイティーンで、ゆえにキャラメイクも作風変貌後の童顔巨乳っ娘が主流となる。年齢が上がると昔のようにヒロインの骨格ががっしりしリアル系のお顔に変貌するのだが今作においてそちらはマイノリティと心得よ。
一方で物語もどちらかといえば幼くなったキャラによく合致した甘口ラヴコメが大半を占める。男子/女子いずれかが恋する心を暴走させてしまうもののなんとか真摯な気持ちは伝わり結果オーライの修羅場フリー設計に思わずほっこり股間はモッコリ。
どうやら両思いと気づいた2人がめでたく結ばれるエロシーンはなかなかの迫力で、とりわけ大ぶりなちちしりまんこ(+ちんこ)すべてをゴリゴリこすりあわせる結合断面クローズアップが効果的に勃起中枢をドライヴ。両サイドからダイナマイトおっぱいを揉みしだかれつつなんども蜜壷を貫かれて随喜の涙を流し歯を食いしばりながら快感に耐える女の子たちのキュートなイキ顔がたまらない。大ゴマでM字開脚しながら愛の言葉をまき散らす彼女らの子宮の奥までドプドプザーメン種つけだ。
いくつかの作品に見られるビッチっぽい雰囲気の女子も悪くないのだが、個人的にはやはりキュートさを前面に押し出したタイプの娘の方が断然好みなのでできれば今後もそちらメインで見たい。今回収録分では裏表紙にも登場の運動オンチ三つ編みっ娘・真由たんとなわとび特訓→野外えっち突入の「ナワガール」がマイフェイヴァリット。

-琴の若子「メイドはミラクル(4)」実業之日本社 ISBN:9784408173115
話△ 抜○-△ 消大 総合△

ヘタレ主人公のもとで修行にはげむダブルメイドのご奉仕に昇天しているその影では先輩付きメイドの前ご主人様が周囲をうろつきはじめてなにやら不穏な気配表題作長編9話(第28-36話、以下続刊)。マークなし。各社の慎太郎シール誌を股にかけ八面六臂の活躍なこの作家2011年に入ってからの初コミックスだ。
1巻2巻3巻と打ち切られることもなく順調に刊行が進み、ストーリー展開にも余裕ができてこの巻ではどちらかというと脇に位置するお話をおもにフィーチャー。もう20冊以上のプロダクトを送り出している人なので作画も作劇もすっかり固まり新鮮味はないが、定番ゆえの安定感で気持ちよくちんこをしごける。
今回収録分でおもに語られている隣室のサバサバ系美人・柿沢先輩宅の専属メイドであるミラクルさんをめぐる物語は既巻レヴュウ時にも言及した今作プロトタイプ長編「完全服従メイド」の核心部分に関するそれであり、古くからの琴の若子ファンにとっては待望のシークエンス。だもんで俺は歓喜だがこれまで以上に新規読者置いてけぼり率が高いので、いっそギャップ解消のために旧作をこちらのレーベルで再刊してはどうだろうかと思ったり。
一方肝腎の主人公まわりに目をやると、短髪ぺたっ娘小動物系・ミント/ツインテ巨乳ツンデレさん・メイの2トップのうち前者の影が急速に薄くなり完全にメイ無双状態だ。濡れ場占有率といいスポットライトの当たり方といい、こりゃ最後どちらをセレクトするかの勝負は見えたなーという感じ。この作家のことだから見かけ上のシメはハーレムエンドにするとは思うが、それでも心のなかでの決着は読者にまるわかりになってしまう気がする。自分的にはわりとミント推しなのでこの流れは悲しいがまあメイの方がいかにも人気出そうだしな……。
この2人はむろんのことスポット参戦のおにゃのこを含めて毎話必ずヌキどころを配置する周到な配慮はさすがヴェテランで、レイティングのキツさを逆手に取った性器描写に頼らないエロスの醸出が光る。ねっとりお口でご奉仕されてまずは1発抜かれたのち、滑らかなボディを存分にねめ回したのち濡れそぼつ蜜壷へおもむろに怒張をインサート。竿もタマもバチバチ打ちつけて内壁をえぐるたび涙とヨダレにまみれイキまくるおにゃのこの可憐なアヘ顔がじつに扇情的だ。辛抱たまらずなんどもザーメンを膣内へ送り届けて幸せいっぱいに両者グッタリ。
単行本オンリー派にとってはじつに中途半端なところでto be continuedになっている構成上の難点や「いよいよクライマックス」と謳っているわりに人間関係の収拾が進んでいないことなどあいかわらず長編の造りには穴があるものの、いつなんどき引っぱり出してもすぐさま夜のお供となる安定した使い心地はライトエロ界のメートル原器。キャンドール連載分ではいよいよ次のステージに話が進んでいるのでどのような結末に持ちこむのか楽しみだ。

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