2011-12-24

今宵のクー・クラックス・クラン。

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-Cuvie「肌色レンアイ」ワニマガジン社 ISBN:9784862691880
話○ 抜○ 消中 総合○

夏休みが明けると自分好みの女の子に大変身していたクラスメイトのそのワケは本編&描きおろし後日談+短編9本。繊細なタッチと驚くほどに淫猥なイキ顔とのコンビネイションがいつもながらにグッドな作者最新単行本は成年向けとしての通算16冊め。
自分はデビュー作から黄色い楕円つきである限り欠かすことなく購入してきた作家だが、富士美出版から今年7月に出た1つ前の「Girlie」はちょうど入院加療中の発売ゆえはじめてパスしており今回ひさびさのご対面。この出版社からのコミックスとしては「欲しがりっ!」以来2年ぶりとなる。
すっきり系の端整な筆致でもって濃口のガチンコファックを詳細描写するというギャップがなんといっても最大のセールスポイントなのだが、近年はとりわけ感極まったようなトロトロのアクメ顔に磨きがかかりさらに実用度が高まった。エロ要素抜きのとライトエロのと両方こなしている一般作品ですら、この扇情的なフェイスのおかげでともすればそれらまでプラクティカル・ユースに援用したくなる雰囲気。もちろん18禁のそれは輪をかけてエロっちくてたいへんけっこうなことだ。
描きおろしパートを除きすべて快楽天BEASTを初出とする収録作品はいずれも掲載誌の自主規制に従った正調ラヴ・アフェアがメインで、愛情レスな凌辱ものや心がキリキリ痛くなるド真っ暗話など他社のお仕事で頻出する要素を表ざたにすることはあまりない。とはいえ安直なタナボタエロなどはひとつもなく、恋愛のプロセスの重要な部分を端折ることなくていねいにつづっているので読後しっかりと物語がお腹にたまるのだ。といいつつ数本はこっそり怒られない範囲のヤバネタを混ぜアクセントを添える配慮もさすがで、甘口ばかりで油断しているところにフッと人の心の闇をあらわにする場面を提示され一瞬背中に冷たいものが走るスリリングな感触がなんとも心地よい。
この濃密な物語に載っかる女性陣はハイティーンありの人妻ありのの幅広い陣容で、なかでもこれまでワニ系列ではほとんどお目にかかれなかった制服世代が幾人か投入されているのが個人的に最大の福音。どんな年齢のヒロインでも描きこなすこの作家最良の部分は中高生キャラにあるとかねがね力説している自分だけに、基本18歳以下NGの当社の物件は残念で仕方がなかったのだがこれはうれしい変化だ。もっともみずみずしいティーンだろうと妖艶な奥さんだろうとエロっちく魅力的に描かれていることに変わりはないので、ここはひとつJKスキーも大人スキーも仲よく陰部を摩擦しようではないか。
並~やや巨の常識的なサイズのおっぱいとうっすら茂った淫裂との組み合わせが劣情を刺戟する彼女らとくり広げる濡れ場はハード&ディープな本格仕様。濃厚に舌先を絡めあいニップルや陰核をいじり倒しながらガツガツとまんこを突き上げるたびに涙もよだれもダラダラ流しながら四方八方にハートマークをばらまいて突き抜ける快感に耐え続ける女子どものエロフェイスがたまらなく猥褻だ。細かくストロークを刻むごとに全身をよじらせいちいち反応してよがり声をあげるのがじつにえっちくてよろしい。きゅんきゅん内壁を締めつけながらしきりに膣内射精を懇願するヒロインズの奥深くへ濃ゆいのをドプドプ注入したのち蜜壷からコポッと精液を逆流させうっとりとセックスの余韻にひたりつつ身体を横たえる彼女の痴態に君の息子もさらなるエレクチオンを誘われることだろう。
ワニ特有の大きめな黒線消しがいささか興を殺ぐものの、帯で「ここまでエロいCuvie初めて!!」と謳われているとおりのナイスなできばえ。ここ数年のお仕事中自分的にもっとも使い勝手のよい「Horny」および「Guilty」と比較すると題材の制約や修整具合のせいでわずかばかり点数が及ばないとはいえ、たいそう高水準の鉄板抜き物件であることは疑いない。今回分では高校生カップルがサルのように犯りまくりな「接触と摩擦」/「欲望と愛着」連作と、列車内でふと目が合った女の子となりゆきファック「赤いイト?」で己のジョイスティックを折れんばかりに使役。

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