-鈴木狂太郎「アイドルで小○生」ヒット出版社 ISBN:9784894655911
話○ 抜○ 消極小 総合○
事務所社長による非道の行為を知った芸能プロデューサーは担当する大人気アイドルグループを守るため叛逆を決意して表題作長編5話&おまけ4コマ+独立短編1本(1/2冊めより継続シリーズ)。極端にパースの効いた画面構成とマシンガン掃射のごとき科白まわしとが超速BPMで奏でられるハイエナジーエロス炸裂の作者最新単行本は成年向けとしての3rdコミックスだ。
前単行本「魔法教えました!!」を2010年に上梓したのちは一般誌に活動の軸足を移してこっち方面の執筆機会が極端に減っていたのだが、そちらの仕事がひと段落したことでエロの最前線に本格復帰。久しぶりの長編執筆で創作意欲のほとばしりがスパークしたようで、巻末著者あとがきによると当初予定頁数をはるかにオーヴァーしたとのこと。
西洋人形のごとく華奢で繊細なゴシック調の絵柄でもって80-90年代少年ジャンプバトル漫画ライクなエナジー過剰ストーリーを展開するという素敵なミスマッチがデビュー当初からの持ち味。昨今はそんな芸風にいっそう磨きがかかり、ダイナミックな擬音やらコントラスト鮮明な陰影やら画面のエフェクトが先鋭化の一途だ。ついでに野郎キャラの不気味さまでもブーストがかかってきているのにはちょっと苦笑。
露骨すぎる単行本タイトルが示すとおり、今回登場する女性陣はみなつるぺたすじマンのランドセル世代専科。元気っ娘から天真爛漫系だのおっとりタイプや純真無垢に無口クールと、タイトル・チューンのジュニアアイドル5人組はきっちり属性がセパレイトされていてあたかも戦隊ヒーローものみたいに役割分担が明確だ。これらタイプの異なるロリっ娘のえっちな部分を心ゆくまで堪能の夢空間がどこまでも拡がるっていう寸法ですよ!
とびきり巨大なスケールのSF風味魔法ものを2冊にわたってくり広げた既刊よりは若干日常寄りの設定になったとはいえ、あいかわらずストーリー展開は大上段から一気に大剣を振り下ろすかのごとく壮大なもの。アイドルを食いものにする社長のさらなる悪行を阻止すべく主人公格のプロデューサーがさまざまな計略をめぐらす前半部はそれでもまだロジック優勢だが、終盤のシークレットライヴのあたりからは熱暴走みたく物語に強烈なドライヴがかかって一気呵成に読ませる。最後はやや強引にハッピーエンドに持ちこんだかの感もあるのだけれど、これだけお話に勢いがついていると多少のアラはどうでもよくなってくるから不思議。
エロシーンもまた附随してやたらめったらハイテンションなものとなり、か細い手足やくびれのないトルソなど幼女そのものの肢体をハードに使役しながら大人ちんこを無理やりねじこんでいくなんともヤバすぎる絵ヅラが全編を支配する。いちばん育っている人でも甘食クラスでそれ以外はほんの突起程度のちんまいバストを強引に揉みしだき、なにひとつ視界をさえぎるもののないすべすべまんこをゴリゴリ貫いては止むことなく精液を注ぎこみ続ける壮絶な光景はすべてのつるぺたスキーに贈る甘美なアルカディア。
汚れなき秘密の花園を自分から押し開き前人未到のたてすじの奥を大胆に見せつける少女の華奢なボディをじっくりと攻略スタート。ようやくふくらみはじめた双丘を揉みしだきながら元気にいきり立つシャフトを容赦なく子宮の奥まで侵入させてゆく。苦痛とも快感ともつかぬ表情を見せながら激しいあえぎ声を発止されている行為の一部始終を詳細実況するアリスたちのけなげな奉仕ぶりにますますエレクチオン。大量の分泌物と擬音にまみれながらはじめての絶頂を迎えんとするおにゃのこの幼い子袋を破裂させかねない勢いで大量のスペルマを幾度となくぶちまけ続ける。
ド派手なヴィジュアルとハッタリの効きまくった演出の印象が強すぎて息子をしごく手が止まりがちな弊害はあるものの、狂った科白の応酬やらギャグ1歩手前の超展開やらにページをめくる手が止まらぬこと必至だ。複数アイドルものならではの全員集合乱交もまた豪華絢爛でありセックスの過剰摂取で最後すっかり満腹になることだろう。個人的にはあとほんのわずか女の子の年齢をアップしてくれるとベストなのだけれど、まずはこのクレイジーな鈴木狂太郎ワールドをまた黄色い楕円のフィールドで味わうことのできる僥倖に乾杯するとしようか。
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