2019-04-26

今月の博多通りもん。

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-雪野みなと「ものけもの」ヒット出版社 ISBN:9784894657991
話○ 抜○ 消小 総合○

ちびっ娘妖怪たちと夢ともうつつともつかぬ淫らな夜を過ごし連作シリーズ8話&後日談2本&描きおろし別エピソード。おとぎ話でおなじみのもののけロリっ娘連中に際限なく白濁注ぎまくりのマーヴェラスな体験とその後の顛末とを巧みな語り口でお届けの作者最新刊は通算3冊めのコミックスだ。なお本作は問答無用のガチペド物件につき今週こちらで記事にした同月同レーベル単行本たる毒でんぱとともに仲よく密林からハブられているので、書誌データリンクはまんが王のサイトへ。
昨今すっかりおっぱい星人の自分だけど以前はそこまでのこだわりはなくけっこう貧乳女子登場のエロ漫画も読みつけていたりする。とくに今回評価の俎上に載せるこの作家の薄い本はだいぶ前から息子が大いにお世話になっていたものだから、それらのプロダクトが突如商業単行本化されたときは思わず五体投地したものだ。そんなこの人が第1弾「よごとひめごと」(2016年刊)および第2弾たる前単行本「とつきとおか」(2016年刊)に続き三たび送り出す人気シリーズの商業コミカライズ作品である。
ふにふに愛らしい柔和なタッチでものされるちんまい体躯のロリっ娘が諸肌脱いでお出迎えのカヴァーイラストでのっけからガッツリ勃起せざるを得ない。中身の白黒原稿も表紙の印象そのままに端整なヴィジュアルで、画力炸裂というタイプではないもののガチロリスキーでなくても読者にイヤミなく受容される系統のそれ。同人初出ながらありがたいことに収録作品の刊行時期が明記されており、それによると2012-16年にかけ頒布されたものに加筆修正を加えたとのこと。今シリーズは薄い本の時点で購入済みだった前2冊と異なり同人版を買っておらず申しわけなくも手直しのほどはわからないが、既刊では背景の描き足しやトーンの追加を徹底的に行っていたのでこちらもかなりの労力が費やされているのだろう。ちなみに版元提供の単行本情報ページから内容サンプルを、著者公式web内の発売告知記事からショップ購入特典を参照可能なので、じっくり吟味したいという方はまずそれらのチェックをば。
同人で描き継がれたシリーズの商業単行本化ということでまずはいきなりアウトラインの紹介を。といっても過去のコミックスとは異なり同じ世界観での長尺ものというよりは短編連作形式の態で物語間のつながりは薄い。ではシリーズ内でなにが共通するのかというとそれすなわちタイトルどおりの「ものけもの」――いわゆる妖(あやかし)/人外――が各回ヒロインを担当するのだ。副題に「妖児艶童怪奇譚」とあるように、昔話などでおなじみのモノノケたちがょぅι゙ょの姿で我々の前に現出する。座敷童/トイレの花子さん/憑き護/あかなめ/猫又/雪女etc……誰もが知っている妖怪の数々がこぞってつるぺた少女に変貌するのだからたまりませんね!
そんな彼女らと相対するヒューマン男子連中との妖しくも淫猥な交流がストーリーの基本線となるのだけど、なかには人間の女の子が怪奇の餌食となる変化球のお話も。ほのぼのラヴ模様から強姦輪姦フルコースまで性愛のありようはじつに多彩だが、どちらかというとダーク寄りのエピソードが多いので和姦愛好家にはキツい場面が頻出するかも知れない。ただ1話終了ですぐスウィッチが切り替わるので救いレスの凌辱長編もモリモリ手がける雪野みなとにしてはまだしも本作収録のお話たちは穏健な方。いずれにせよ明暗彩り豊かな物語を巧みな語り口に乗せつつひとしきり読者の股間をも熱くさせる熟達のお話運びはさすがヴェテラン。
すでに人口に膾炙しているキャラクターとその言動とをベースにしているだけに濡れ場突入はまことにすみやかでエロシーン占有率は極限まで高い。1話あたり20-24ページの平均的な容量ながらちびっ娘妖怪の滑らかな肢体が画面狭しと暴れ回り幾たびも膣内射精断面図が乱舞する光景に自慰表明もはかどりまくりだ。また元来の属性を活かしたプレイ――あかなめが長大な舌をフル活用するフェラ描写だの雪女のひんやりまんこの気持ちよさだの――をフィーチャーする細やかな描写がいっそう興奮を励起せしめる。かくして彼女らの狭隘な子宮がオーヴァーフローするまで際限なくナマ中田氏三昧の性の饗宴が続くのだ。
童女に扮したヒトならぬ存在に魂は警告を発するもその柔らかな体躯と甘い匂いに抗うすべなどなく引き寄せられてゆく。華奢な四肢を押し広げ平坦なトルソをあらわにして「それ」は蠱惑的な視線で誘惑してくるのだ。辛抱たまらずそのスレンダーな肢体にルパンダイヴを極め視界良好のスリットへ屹立した怒張をねじこんで性器どうしの真剣勝負をスタート。強烈な締めつけに身もだえしつつも激しくストロークを刻むとたちまち女子どもトロトロのイキ顔をさらけ出し淫語乱射のはしたなさすぎる痴態を披露だ。こみ上げる快感に全身を打ち震わせながらしきりに膣内射精を懇願してくる物の怪どものリクエストにお応えして妖怪まんこの最深部めがけ連続膣内射精フィニッシュ。
種族を超えた真摯な愛も因果応報バッドエンドも両方美味しく堪能しつつちびっ娘人外どものドエロい艶姿を怒濤のごとく摂取のガチロリハードコアファックに圧倒されっぱなし。幾多の伏線が入り乱れ情欲の隘路がねじくれてゆくこの作家の本格長編作品に比べパンチ力では一歩譲るものの、昔話ベースの親しみやすいストーリーラインと豊富なアイディアの横溢は雪野みなと入門としても最適だろう。引き続き活動の主体は薄い本だろうし巻末著者あとがきを見る限り商業単行本化も今回でひと段落のようではあるものの、可能ならば雑誌等でも定期的に描いてくれれば重畳きわまりない。お話的にも抜き的にも本シリーズはいろいろ楽しませてもらったけど、なかでもあかなめちゃんのウネウネ這いまわる舌先をフル活用の奇天烈なプレイで幾度も昇天の「ものけもの 四夜」と、入院中の少女がキモデブ地縛霊に毎夜執拗に犯され続けて「ものけもの 六夜」がことのほかfeel so good。

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