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2018-09-05

今週の家電ちゃん。

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-こんちき「好きスタイル」ワニマガジン社 ISBN:9784862695789
話◎-○ 抜○ 消小 総合○

故郷から短期滞在で上京してきた年下幼なじみ女子と甘く激しくプレ新婚性活連作3本+独立短編8本。個性豊かな女の子たちがクルクル表情を変え多彩なファックにいどみながら幸せいっぱいに絶頂の作者久しぶりのエロ帰還となる最新刊は黄色い楕円物件としての通算3冊めのコミックスだ。
キャッチーな作画と硬軟自由自在の作劇とを武器に一般/成年両方のフィールドで継続的に活動してきた人だけど、いっとき完全に非エロの方へ仕事をシフトしてこっち方面の本拠地である「COMIC快楽天」を長いことお留守に。そんななか2018年に入りついに快楽天誌上へカムバックしまた執筆を開始した。復帰後は作品発表ペースも速く、いくつか残っていた未収録作品と併せてあっという間の新作リリースである。とはいえ2013年末に上梓された前単行本「私えっちですよ?」から本作までじつに5年近くのインターヴァルが経過したことになりまことに感慨深い。
ポップで華やかなフォントが随所に舞うなんともキャッチーなカヴァーイラストがぼくらをお出迎え。さっそくページを手繰り飛び出してきたのは昔の印象そのままな明朗快活こんちき印のヴィジュアルだ。比較的ザックリした描線ながらも雑な感触はまったくなく、緩急自在の流れるようなお筆先で存在感あふれるキャラたちが躍動する。すべて快楽天掲載分となる収録作たちは前述のブランクをはさみ2015年以前と直近1年以内のものとに二分されるが、かなり早い時期に絵柄の基本は固まっている人ゆえ新旧の落差も特段感じない。ワニ恒例の単行本紹介ページで収録前作品から1カットずつ作画を確認できるので、それらを参照のうえ購入可否を判断していただければ。
この弾むような筆致から生み出される女性陣は一部人外さんを除き10代なかばからアラサー近辺まで比較的ワイドレンジ。エロ前作では学生メインだったので幅は広がったけどもともと老若男女なんでもこなせるタイプなのでこちらが本来の姿だろう。おっぱいサイズも巨乳メインながら甘食クラスのささやかなのあり超特大スイカップありとあらゆる需要にお応え。ついでに女の仮姿になってるショタお狐さまなんて変化球までぶちこみ万全の態勢だ。むろんルックスのみならず誰ひとり類似型のいないそれぞれの個性炸裂なキャラメイクも健在で、およそ考え得る限りの属性を全員バラバラに割り振った巧みな造形にはまったく感服するほかない。
こんちき漫画の融通無碍な魅力がもっとも顕著に表れるのがそのストーリー面。慎太郎シール誌初出ゆえベースとなるのは穏健な合意エロ固定なのだけれど、ほぼ無限とも言ってよい多種多様なシチュを逐次投入しすべての物語を異なる味わいにするまさに読むアラカルト料理。ただ前作で存在していたダークサイドのお話は今回登場せず、コミックス表題で示唆するとおりの天衣無縫ラヴコメ基調で全体のトーンを統一。それでいてカップルの関係性といい彼氏彼女のパワーバランスの差異といい全部チューニングを違えるのだからさすが一般誌経験者――というよりは濡れ場をマイルドにすればもはやフツーにヤンマガだのヤンジャンだのに載っててもおかしくないですね。
もちろん抜き物件であるからにはエロスの表出もおこたりなく、1本あたり16-24ページのコンパクトな容量のなかでキッチリやること犯ってます。オーソドックスなタイマンラヴから乱交系まで各種取りそろえ、また前後の穴もフル活用してこちらも物語に負けじとヴァラエティ豊かに展開。濃口のトーンワークに頼らずともムンムン蒸れる牝臭ただよわせ汗だく汁だくファックに没頭するさまをヴィヴィッドに描き出す卓越した手腕で柔肉を画面いっぱいに躍動させながらたっぷり精液注がれ昇天のドスケベガールズの痴態を余すところなくお届けだ。
ステディな男子に全身をまさぐられ敏感な部分をいじり倒されてたちまちヒロイン夢心地。滑らかな肌に汗が浮かび白磁のボディが朱に染まるころにはすっかり発情モード全開だ。準備万端の秘密の花園へいきり立つロケットを侵入させハードに抽送をくり返すたび女子ども四方八方へハートマークをまき散らす。ふだんの喜怒哀楽豊かな表情をそのままエロヴァージョンへと進化させ最愛の彼の前でイキ顔百面相を披露するさまが淫猥でたまらない。ギュッと抱きつきながらいっそう激しくイクイク連呼のヒロインの子袋めがけビュルビュル下品な音を立てて大量の白濁を注入しフィニッシュ。
いまとなっては作画の雰囲気もストーリー進行も現代エロ漫画のメインストリームとはずいぶん違う方向へ発展したが、女の子をとびきり人間くさく愛らしく描き出すスゴ腕と緩急を巧みに操るストーリーテリングの妙については誰しも異論ないはずだ。オハナシがおもしろすぎてときにファックを忘れて読みふけってしまうのが唯一の欠点だけどそれだけに読後の充実感はハンパでなく、最後のページまで目を通したあとはみんなニコニコ気分爽快になること疑いなし。今後また一般連載をやるにしてもこんどはかかりきりになることなく成年向けも並行して描いていただけばと切に願う。今作収録の物件中では、表紙にも抜擢の元気っ娘JKが怒ったり笑ったりイッちゃったりと喜怒哀楽大忙しのポップなイチャラヴ「俺の彼女ぷりぷりプリティ」と、遠恋カップルのスチャラカなラヴ模様を背景に従えつつ底抜けに明るく素直な博多弁ヒロインの魅力を最大限に引き出す連作シリーズ「嫁入りオープンキャンパス」/「婿殿Uターンシップ?」/「絶対子作りSUPERエクスプレス」がことのほかお気に入り。

2013-12-23

今月の魔乳秘剣帖。

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-こんちき「私えっちですよ?」ワニマガジン社 ISBN:9784862692832
話○ 抜◎-○ 消中 総合○

下宿先の教え子による甘美な誘惑に屈し男性教師は彼女の豊満な肉体をむさぼり連作4本+独立短編6本。どこにでもいるような女の子たちがドエロい裏の顔をあらわにして情交に没頭する光景をヴィヴィッドに描き出す作者成年向け仕様としての2ndコミックスだ。
いちおう名義の使い分けはしているもののエロも一般も分け隔てなく二足のわらじで執筆している人で、著者公式ブログにおいてもまったく隠し立てせず両方のペンネームのお仕事が並ぶ。デビューから前単行本「おいでませにゃんにゃん」のリリースまでにはそうとう時間がかかったけれど、今回の新作は1年半と比較的短いインターヴァルでのお目見え。
少々ラフな筆致ながらセンスよく描かれる一般青年誌調の絵柄はシルキーで緻密な画面仕上げの執筆陣が並ぶ昨今の「COMIC快楽天」誌上ではやや異質な雰囲気。収録作の執筆時期が非常にばらついていた前作とは違いどの漫画も直近1、2年の間に集中的に描かれているため絵の安定感は抜群で、表紙/裏表紙のみを見ての衝動買いでもなんら落差を感じないはずだ。
今作登場の女性陣は「おいでませにゃんにゃん」より平均年齢が下がりほとんどがブラウスやスパッツの似合うハイスクールガール。巻末著者あとがきによると「学生ものでまとめるつもり」だったとのことで、たしかに成人女性は末尾の短編「はまちーと美咲さん」1本のみ。この作家の描く妖艶アダルトさんがお好みだった方はご愁傷さまだが、青い果実大好きっ漢の自分は欣喜雀躍でございますよ。
またこんちきで特筆すべきなのがイキイキと存在感のあるキャラ造形で、テンプレ的な属性の枠に収まらない少女らの個性的な出で立ちがすばらしい。少年もかくやのスレンダーボディからむっちり爆裂グラマラス系までフォローの外見的特徴に加え、ガール・ネクスト・ドア風のいかにも身近に居そうな言動の描写がきわめてグッド。部活に熱中するものあり中二的妄想にふけるものあり自堕落に生きるものあり、多種多様なヒロインの生態がリアリティを喚起し物語に奥行きを与える。
ストーリーラインは慎太郎シール誌らしく口当たり良好の和姦エロスが主流派。しかしながら単なるイチャラヴではなくさまざまな愛のヴァリエイションを投入しており、ものによってはコンビニ誌らしからぬ不穏なアトモスフィアをかもし出すものも。たとえば冒頭の「先生…えっちですよ?」にはじまる連作などは中途から登場のサブヒロインに狂おしいまでの情欲への執着を割り振っていて、当初よりウェットな欲望の発露を見せるメインヒロインの痴態と併せ2度と平穏な日常へは戻れないセックスの隘路を描いており秀逸。その他年上女性のリードで性に開眼したり虫も殺さぬ笑顔のショタ男子に変態性癖を開発されたり勢いにまかせて初体験してみたり、思春期真っ盛りの彼氏彼女はいろんな形で性春を謳歌するのだ。
2人して汗みずくになりながら肌を重ねゴリゴリと性器どうしをこすりあわせるエロシーンは濃口というほどではないのだが、ヒロインの熱に浮かされたような科白まわしやときにその淫蕩な本性をあらわにする表情変化などのアシストを得てむやみやたらと扇情的。10代の性の煩悶を一気に叩きつける肉感的な交わりが読者の勃起中枢をダイレクトに刺戟する。
制服を脱ぎ捨て下着をはだけて彼女はみずみずしい肢体をこれ見よがしに男の目前でオープンセサミ。むせ返るような牝の匂いを発散させながらいきり立つ怒張を下腹部へくわえこむ。棍棒で打ちつけられるかのように内奥を貫かれ覚えたての快感に身をよじらせて呼吸を荒くするJKの艶姿にますますエレクチオン。シメは獣のごとく咆吼し全開運転でよがり続けるヒロインのティーンエイジまんこの最深部へザーメンの奔流をたっぷりとお見舞いだ。
イマドキの女の子の本音の部分を緻密にスケッチしつつ(まあそれとて一種の幻想だとはいえ)、10代女子がいっちょ前のオンナへと花開く変貌ぶりをも描ききる熟練の手腕はさすが一般誌兼業。現在の平均的な快楽天読者が期待するであろう作画/作劇とは明らかに違う系統ながら、彼らをその筆力のみでねじ伏せることのできる本物のプロフェッショナルだ。最近はまたエロ仕事の比率が増しているようで執筆頻度も高くなりますますありがたいところ。今回はやはり唯一の続きもの「先生…えっちですよ?」/「貴方…えっちですよ?」/「私…えっちです」/「私とえっちしてください」がなんといっても白眉で、とりわけ同シリーズ序盤で主演のむちむちソバカスっ娘・稲川香穂さんの異様にやらしいボディには無条件降伏。どうせなら表紙も彼女にすればよかったのに……。

2012-05-01

今月のインファント・インダストリー。

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-こんちき「おいでませにゃんにゃん」ワニマガジン社 ISBN:9784862691989
話○ 抜○ 消中 総合○

偶然出会った女の子と猫をお持ち帰り→後日さらにメンツが増えて表題作連作3本+独立短編6本+全作品に描きおろし後日談。もっちりキュートな女子どものビッグバストに思う存分むしゃぶりつき気持ちよく射精のワンダーランドに心も身体もほっこりな作者成年向け初コミックスだ。
今回いちおうこれが処女作という扱いではあるものの、じつは山田秀樹名義の非エロ単行本がすでに9冊も上梓されている一線級の作家。もっともそちらに注力していたせいで成年向けのお仕事がとどこおりリリースが大幅に遅れたのは痛しかゆし。だもんで収録作の初出も2007-12年と非常にワイドレンジであり新旧の絵柄の差異はさすがにハッキリわかるけれども、昔から作画は達者ゆえ初期のものでもクオリティ的には遜色なし。
ザックリと勢いのある描線は一見ラフに見えかねないがデッサン自体はじつに正確で、均整の取れたマッチョなものからいかにも節制してないだらしな系のソレまで体躯の描き分けはおみごと。それは表情にも同じことがいえ、喜怒哀楽のメリハリも鮮やかなヒロイン百面相がいっそう親しみを増してくれる。
全員飲酒可能年齢と思われる女性陣は幾人かの例外を除きたゆんたゆんの胸のふくらみを標準装備。貧乳キャラも決して魅力がないわけではないのだけれど、アニメ化もされた代表作のように巨大な胸部を美味しそうに表現することこそがこんちきの真骨頂。加えてすばらしいのがヒロインの多彩なキャラメイクで、積極派/引っこみ思案、ワガママ/従順、能天気/しっかりなど属性の総合デパート状態だ。前述の豊かな表情変化とあわせ女の子のヴィヴィッドな生態を引き出す手管はさすが一般誌経験者。
ストーリーラインは肩のこらないライトエロコメ主体でコンビニ売りの快楽天にはジャストフィット。もっとも生殖行為の実況に終始するのではなくありふれた日常に転がるネタをていねいにふくらませて物語そのものを楽しく彩ろうとするその姿勢は、セックスを前面に押し出すようになった現在の快楽天よりむしろ以前のごった煮な誌面にこそ似つかわしいかもしれない。
エロシーン含有率はきわ立って高い方ではないものの、女子の感じてる表情をアヘ顔のみに頼らずにさまざまなパターンで描き出す手練れの技により思わずちんこが屹立してしまう。性格がオフェンシヴならば自分から挑発的な顔つきで迫りノリノリで絶頂に向けのぼりつめていくし、ディフェンシヴだと強く恥じらいながらも徐々に快楽を引き出され最後ようやく理性を解放するというように、女の子のタイプにより反応もまた変わるあたりがリアルでよろしいのだ。
トレードマークの巨大な双丘をポヨンポヨンともてあそびながら柔肉に密着し全身をいらい倒すとおにゃのこすっかり表情をとろけさせる。ぷっくりまんこに如意棒をグイグイ沈めてゆくたび全身をのけぞらせ早くも息絶え絶えだ。なん度も性器どうしを打ちつけながら2人してきつく抱きあいいろんなところへ分泌物をぶちまけて両者TKO。
ワニ恒例の太め黒線消しは興を殺ぎまくるし人によってはややパサついた筆致が気になるかもしれないが、女の子の生き生きとした描写がそう多くない濡れ場の実用性を水準以上に引き上げる役目を果たしてくれる良作。一般誌との二足のわらじは大変かもしれないが、ぜひ今後もこんちき名義での執筆をコンスタントに続けてもらいたいものだ。自分的にはネコ系/イヌ系両タイプの女子両取りな表題作はむろんのこと、極端な恥ずかしがり屋のヒロインが見せるリアクションがいちいち楽しい「~変な彼女~見つめられるのが駄目なんです」がマイフェイヴァリット。