2011-04-14

本日のシン・レッド・ライン。

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-悠宇樹「ナカでださせてあ・げ・るッ」茜新社 ISBN:9784863492189
話△ 抜◎-○ 消極小 総合○

彼女持ちの男子に横恋慕するヒロインが体当たりで略奪愛前後編+短編10本。キュートなおにゃのこたちが積極的にちんこへがっつき下腹部をくぱぁと開いて男を誘うタナボタエロスの殿堂が愚息にうれしいこの作家最新刊は2011年に入ってからの2冊めとなる。
前作である「相姦症候群!!」からわずか半月と驚異的なペースでの刊行となるが、著者あとがきでは「かなりひさしぶりの単行本で」と述べているのでつい「出たばっかやないかい!」とツッコミを入れたくなる。まあ茜新社からは3年ぶりのリリースなのでその意味では間違っていないのだけれど。同じくコメントで新旧取り混ぜてとあるとおり収録作品間でいくらか絵柄の振幅はあるものの言うほどには気にならず、おおむね表紙/裏表紙の印象で購入是非を判断してOK。
その「相姦症候群!!」がタイトルどおりの近親専科だったのに対しこちらはオールジャンルで禁忌色は希薄。血縁縛りがないぶん男女の年齢差は縮まって結果的にハイティーン中心の適齢期ヒロインがズラリと並ぶ。この作家については社会人や人妻などの年上系よりJC/JKの方が断然好みな俺的には非常なごほうびでございました。
くり広げられる物語の方は甘口イチャラヴからダーク調教ものまでさまざまに用意されているがおおむね前者優勢。とはいえたいてい女の子側からグイグイアプローチをかけてきてはさっさと思いを遂げてしまうのでじっくり愛をはぐくむタイプのお話を好む人向きではなく、惚れたハレたのやりとりなんざまどろっこしいからサクサク合体すれ! と声高に主張する実用原理主義者の嗜好に最適化された仕様といえよう。
そんなわけで悠宇樹漫画の真骨頂であるピキピキちんことシワシワまんことの熱きランデヴーには存分に尺が割かれ、膣内を凶器で貫かれるたび端整な表情を羞恥と快楽とでグシャグシャに歪め随喜の涙を流してよがりまくるヒロインの艶姿を思う存分享受できる。激しく腰を使われ内壁をこすり上げられながら絶頂に達するまでの一部始終をセルフ実況中継しながらファイナルアクメを迎えんとする彼女らの内奥めがけ2度3度4度と白濁液を注入だ。
胸もはだけてくれない着衣Hの含有率が前作より多めなのがいささか残念なものの、それでもスムーズなエロ突入と屈指の実用性で引き続き高評価。今回収録分では教え子のボディアタックに中学教師あえなく陥落の「センセイ……いいよ」で存分に摩擦運動に励ませてもらいました。
あと内容評価とは関係のない話になるのだけれど、2日前にレヴュった狩野蒼穹に続いてこちらでもあとがきのなかで東日本大震災への言及を発見。上旬発売の岡田コウ新堂エルなどではまだ間に合っていなかったので、今週の新刊が商業エロ単行本としては最速の対応のようだ。少々の味つけのほかは狩野蒼穹も悠宇樹も同じテンプレを参照したのではないかというくらいそっくりの書き方で興味深く読んだが、しばらくはどのコミックスでも触れずにはおれないだろうなあ。

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