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2019-09-28

本日の照葉樹林。

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-緑のルーペ「ガールズ・オン・ザ・ブルーフィルム」茜新社 ISBN:9784863497900
話◎ 抜◎-○ 消小 総合◎

幼い実娘を言葉巧みに誘いこみ自分専用の肉便器として開発してゆき……中編4話(最終話一部描きおろし)+独立短編3本。あどけない少女たちが性の歓びを知り肉欲のとりことなって狭隘な子宮をフル活用し精液搾取に没頭しまくりのすさまじきセックス曼荼羅を執拗な筆致で展開の作者最新刊は成年向け仕様としての通算第5弾コミックスだ。
精緻きわまりないストーリー構築と登場人物たちの重苦しいほどの心象描写でもって2010年代のエロ漫画シーンに重大な爪痕を残した特別な作家のひとりだと自分は認識している。しかしながら商業誌ではいっときを境に重厚な作劇からあえて離れる姿勢がうかがえ、物語への比重を抜き方向へ若干シフト。そんな実用性重視の頂点となった前単行本「いびつのそのご」は包皮が灼けつくほどにマイちんこをしごきまくり、当ブログ選定の2016年度エロ漫画ベスト企画にて堂々の第1位を獲得した。そんなとてつもない作品の次回作となれば万難を排してでも購入せねばならぬ物件であり、この最北のド僻地で店頭に並ぶのをジリジリしながら待ちこがれておりましたよ。
大胆な色遣いのヴィヴィッドな表紙は本屋の店頭で真っ先に目を惹くキャッチーさでまずツカミはOK。中身のモノクロ原稿は若干カラー彩色のそれとは印象が異なり、かなり細めの描線で適度なザックリ感とともに刻まれるタッチはいささか神経質な雰囲気だ。昨今の茜物件にはめずらしく収録作の初出がキッチリ明記されており、それによると当版元のガチロリ誌「COMIC LO」より2本、JK専門誌「COMICアオハ」から2本(+単行本加筆)、そしていまは亡きビッチネタ専科の「COMIC saseco」から3本となっている。どちらかというとテーマ固定にはなじまない作家でどの雑誌でも本領発揮という感じではなかったのは残念だけど、ともあれこうして1冊にまとめ上げてくれただけでも大感謝ですよ。なお出版社提供の単行本情報では表紙画像と若干の書誌データのみでサンプル画像は用意されないので、可能ならば見本閲覧可能な書店で吟味するのをオススメ。
幼女から大人女性までいろいろ描きこなせる作家だけど、この単行本ではロウティーン~高校生附近の食べごろ世代で統一。メイン年齢層は義務教育後半あたりと個人的にもストライクゾーンど真ん中で大変よろしい。過去作品を見るに本来は貧乳スキーなのだろうけど、今回はガチロリ時代の数本を除きバスト大きめなのものおっぱい星人の自分としてはうれしい点(ちょっとだけワガママを言えばアンダーヘアは巨乳さんでも生やさない方がワタクシうれしいのですけど)。ただ前作までは気にならなかったけど今回は作者の趣味なのかどの作品もヒロイン造形がかなり似通っていて(具体的には黒髪メガネっ娘てんこ盛り)、そっちが刺さらない人には厳しいかも。俺はむろん大歓迎もっとやれ!ですが。
かつてのような大長編は商業だとやらなくなったけど、それでも人間の業を深くえぐる巧緻なストーリーテリングは本作でもむろん健在。とりわけ初出時は雑誌2誌をまたいで掲載された冒頭連作「父の愛人」は10代はじめからハイティーン突入までの父娘相姦を偏執狂的な心理描写とともにねっとり描ききり圧巻だ。実の子供によこしまな欲望を向け無知につけ込んで彼女を心身とも支配する父と、被害者とも共犯者ともつかぬあいまいな思いを抱きつつも肉体的には完全に快楽へ依存し肉欲の隘路へと堕ちてゆく少女との、アモラルでいて純粋な愛の営みが少女の親友を巻きこみつつ一種のビルドゥングス・ロマンとして構築されている。
後半部に収録のsaseco掲載読み切り群もまた壮絶なオハナシばかり。「ビッチ」をテーマに据えた雑誌なのにこの作家はいかにもなヤリマンギャルを登場させたりだの逆に一見真面目な少女がじつは……だののテンプレ2パターンを両方とも拒否し、年相応のあどけない少女の素顔とどうしようもない肉欲の権化との2面性をごく自然に兼ね備えた、緑のルーペならではの独自解釈がなされたビッチっ娘たちのすさまじき行状をクールにつむいでみせる。そしてどちらの系統であれ、この作家の描くヒロインはケダモノじみた情欲に耽溺する自分を別の場所から俯瞰してながめつつももはや無垢なアリスには戻れずにみずから破滅への道を一直線に歩んでゆき、当然のごとくその後に用意されている末路は――あとはみなさま自身が読んでのお楽しみ。
純情ティーンズがまだしちゃいけないアヘ顔さらしちんまい子袋にゴリゴリ怒張をねじこまれド派手に絶頂のエロシーンは質量ともとんでもなく充実で、1本あたり28-48ページの特大ヴォリュームを利し遠慮会釈なくストロングファック満漢全席をくり広げる。野郎サイドの口から際限なく流れ出る悪魔的な性へのいざないが少女たちの脳裡へ呪詛のごとく刻まれやがてそれは胎内深く爆発し下品きわまりない痴態をみずからさらすに至るのだ。未成熟ボディを振り乱し淫語マシンガン連射しながら幾度も白濁を注がれだらしなくアヘりまくるその艶姿にぼくらの自慰表明もはかどりまくること必定。
純真無垢な子供の姿そのままで、彼女は熟練の売春婦のごとく性戯に精通し男を歓ばせる媚態を早くも身につけたのだ。いとおしげに男の股間へしゃぶりつき熱烈ご奉仕で早くも第1ちんこ汁を搾取。すぐさま準備万端のスリットを押し広げ自分からレッドスネークカモン。避妊などおかまいなしにねじこまれたナマちんこのもたらす圧倒的な快感に目をグルグル回しながらドデカい嬌声を発し必死に腰を使うさまがたまらなく淫猥だ。固く抱きつきながらケダモノじみた咆吼を発し昇りつめてゆくヒロインの子供まんこの最深部めがけ2度3度4度と特濃ザーメンの奔流をプレゼント。
人倫などクソ食らえの罪深き所業に進んで己を投企し畜生道へと堕ちてゆく男女の荒涼たるありさまを描かせると天下一品のこの作家が既刊とは異なるアプローチを採りつつもやはり従来どおりに殺伐とした性愛曼荼羅を活写の一品。ただ残念なことに、巻末著者あとがきによればこの作品を最後にしばらく商業エロからは離れるとのこと。掲載誌がことごとく廃刊となる不運はあったけれども、唯一無二のこの個性が雑誌で読めなくなるのはまことにさびしいし切ない話だ。どのみちもっと前から主戦場はとうに同人へ移行しているとはいえ、できればそう遠くないうちにどこかの媒体でカムバックを果たしてもらいたいもの。お話的にはやはり巻頭シリーズ「父の愛人」のビターな後味を残す狂った愛の物語に圧倒され、抜き的にはJCビッチ3連発の後半短編群に我が精巣のストックを完全に枯渇させられました。

2016-11-26

本日のハイアー・ヴィジョン。

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-緑のルーペ「いびつのそのご」茜新社 ISBN:9784863495968
話○ 抜◎◎ 消小-中 総合◎

奇妙なお香の作用により悪徳教師の言いなりに肉便器として性的調教を受け続ける幼い姉妹はやがて思春期を迎え……表題作中編3話+超絶ビッチな彼氏の姉が2人の逢瀬に乱入本編&JK時代からド淫乱ぶりを発揮の前日譚フルカラーショート連作+えっちな本に興味津々のJCは見知らぬ中年男の手で一人前のセックス奴隷へ開発されて前後編+独立短編2本。心キリキリ痛む壮絶な愛と欲望の物語をつむいできたこの人が実用方面にその才能をフルパワー全開の最新コミックスは黄色い楕円物件としての通算4冊めだ。なお本作のアマゾン書誌情報がいつの間にか消滅しているのでデータリンクはまんが王webへ。
幾重ものレイヤーが重ねられた精緻な作劇とそのはざまで彽徊し狂気を宿してゆくキャラクターたちの鬼気迫る心情を訥々とつづってゆくセンシティヴな作風で2010年代初頭のエロ漫画界を震撼させたものだが、昨今では一般誌へ進出し八面六臂の活躍を続けている。とはいえ産出量こそ減ったもののポツポツと成年向けの仕事も手がけていて、2冊構成の前作「ガーデン」(1巻:2012年刊/2巻:2013年刊)の完結以降ストックの蓄積は遅々としたものだったけれど無事本作リリースにこぎ着け感無量ですよ。てなわけで3年ぶりに我が分身も歓喜の祝砲を打ち上げるべく破裂寸前。
いわゆるアニメ/ゲーム系の範疇に属する絵柄と言っていいと思うのだけれども、細めのシャープな線で構成されるそれは近ごろ流行りのキャッチーかつ適度にコッテリ感を含んだものとは微妙に住んでる世界が違う感じ。とくに収録作のなかで比較的執筆時期の古い単行本中盤以降のもの(残念ながら本書内に初出の明記はないが全作「COMIC天魔」誌上で2012-15年にかけ掲載)はドライでザックリした感触だ。
ストーリーの要請しだいで幅広いお歳のヒロインを描きこなす人だが、前作やデビュー単行本「イマコシステム」(2010年刊)を見るに本質的には貧乳ミドルティーンひいきであり、それ以外――とりわけ巨乳さんの描写はおざなりだった印象(ときどきおばあちゃんみたいな垂れおっぱいを描いてて萎えた記憶がある)。それが今回は一転目に見えてチチの質感が向上し、一部のガチロリっ娘を除くと非常に美味そうな大ぶりの双丘を標準装備のJC/JKがズラリと並びそのへんがど真ん中ストライクの俺歓喜雀躍ですよ。制服の下に息づく張りのよいラージバストとその先端でピンと屹立するニップルがなんとも煽情的で、こちらは当初から絶品のぷっくりまんこ描写とともに読み手の勃起中枢を痛いほど刺戟。
甘やかな恋人たちのイチャラヴから酸鼻きわまりないダークエロスまで作劇の方はヴァラエティ豊かに取りそろえ。愛憎入り乱れ幾多の思惑が交錯するロングランの物語をおもに手がけてきた既刊とはうって変わり、本作は巻末著者あとがきでいわく抜き特化エロ漫画でありストーリー性を排除したとのこと。ただしこれは明らかに作者の韜晦で、そう言いながらどのお話もそこかしこにフックを仕掛けあらぬ方向へよじれてゆくのだから始末に負えない。とくに冒頭からのタイトル・チューンでは卑劣な中年男による凌辱調教譚がいつの間にか犯され続ける姉妹の片割れのより強固な妄執に飲みこまれオハナシが変容してゆくさまをダイナミックに展開し、最終話ラストの息を呑むようなオチへつなげてゆく。このへんのねじくれた物語構築はどんなに枝葉をはぎ取りシンプルに仕立てたとしてもやっぱり緑のルーペならではのえげつなさだ。
もちろんみずから謳うのだから精液分泌支援物資としての実用性は全編にわたり作者史上最強レヴェル。従来どおり淫語マシンガン連射と執拗な膣内射精複数ラウンドをベースに据えてヒロインのとびきりドエロい痴態をフィーチャーしつつ、それらすべての要素がアフターバーナーを点灯したみたくスープアップしているのだ。純真無垢な少女がじっくりとセックスのイロハを仕込まれすっかりその快感のとりことなって目をグルグル回しはしたなくエロワード乱射しながら幼い子宮にいくたびも精液注がれ絶頂するに至る一大シークエンスが読者の脳裡にグリグリと刷りこまれもう2度と頭を離れない。
あどけない少女の笑顔は導き手たる男の調教によりいつしか淫蕩なメスのツラへと窯変させられ、育ち盛りのみずみずしい肢体は卑劣な欲望の白濁で見るも無惨に汚される。全身を舐めまわされ敏感な部分をいじくり倒されて滑らかなスリットを愛液まみれにした彼女は自分から挿入を懇願しパックリと股を開くのだ。待望の男根をねじこまれ粘膜をハードに摩擦されるたび全身を打ち震わせ未曾有の快感に歓喜の嬌声を発する少女の艶姿がさらなる興奮を喚起せしめる。肉ヒダの1枚1枚を独立して駆動させ2度3度と白濁を飲みこんでは気をやりハート目で絶頂のヒロイン連中がなおもだらしなくよだれを垂らしギュッと抱きついてきては狂ったように孕ませをおねだりするのにお応えして最後に特濃ザーメンの奔流を子袋の許容量いっぱいにぶちまけたその刹那、肉食獣のごとき甲高い咆吼を発しドスケベ女子ども感極まりファイナルアクメ。
雑誌掲載時からすでに女の子の強烈なイキっぷりや怒濤のごとき連続膣内射精描写のとりことなり単行本化をいまかいまかと待ちこがれていただけに、こうして濃厚きわまりない抜き特化作品集として結実しマイサンも大喜びだ。性器結合部ドアップになると黒塗り面積がいきなり増す修整は正直うれしくないが、緑のルーペ特有の悪魔的なほどエロ喚起力の高い科白まわしと巨乳JC/JKの極上イキ顔がそれらを充分すぎるほどカヴァーする。まさしく腎虚になるまで砲身をしごけること必定であり、2016年エロ漫画のひとつのメルクマールとして君臨する逸品だ。どの作品もサルのように利き手の往復運動が止まらなくなること折り紙つきだけど、なかでも私的嗜好ドストライクなショートボブおっとりオドオド系巨乳JCが通りすがりの男によりどこへ出しても恥ずかしい立派なメス奴隷へと調教されウブな先輩男子の前で痴態をさらしドプドプ中田氏され放題の「このトイレは修理中です!」前後編はここ数年のスパンで最強に使えてトータル100京回ほど抜きました。

2013-11-28

本日の阿部定事件。

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-緑のルーペ「ガーデン(2)」茜新社 ISBN:9784863493995
話◎ 抜◎-○ 消小-中 総合◎

親しい女性たちを次々失い孤独をかみしめる主人公と、父親の子を宿し彼の築いた楽園へと帰還しようとする少女と、2人の刹那的な交わりはそれゆえに燃えあがり……表題作長編7話(前単行本より継続:第10-最終話、完結)&描きおろし幕間/後日談。登場人物たちに襲いかかる災禍とそれがもたらす意外な結末とを積み重ねつつ最後の壮絶なカタストロフに向けてにわかに物語が加速する光景をひりつくような科白のやりとりと狂気じみた情欲の発露とをバックに従えながら読者の脳裡へダイレクトに叩きつける作者成年向けとしての3rdコミックスだ。なお機種依存文字避けで巻数表示にアラビア数字を用いたが、本来の表記はローマ数字となることをあらかじめおわびしておく。
去年6月に刊行の前単行本「ガーデン(1)」の最後尾あたりでようやく物語の大枠が明かされたことから、この巻では進行が一気にスピードアップ。そのまま最終話までハイテンションで突っ走るその真髄を味わうには当然2冊セットで読み通さないとなんの意味もないと言ってしまっていい。書店の方々にも可能ならば両方平積みにしてユーザーの同時買いをサジェストする体勢での販売をお願いしたいところ。
さっくりとセンスのよい描線でものされるセンスのよい絵柄は大まかにはアニメ/ゲーム風味のそれになるのだろうが、昨今エロ漫画業界で流行りのコテコテにお肌のツヤを強調したトーンワークがないぶん脂の抜けた印象。なんとなく大学漫研とか美大の絵画系専攻とかそんなイメージの静謐な作画は、しかしながら過剰なまでに濃密な愛欲の横溢にも意外にマッチしているのが不思議だ。
どうにも人付き合いの上手くない高校生男子・幸太郎がそれでもどうにか心許せた4人の少女――中学時代からつるんできた女友達・あざみ、クールで毒舌な部活の上級生・昼顔(ヒール先輩)、よくなついてくる居候先の従妹・にんじん、そしてネトゲのオフ会で知り合いなし崩しにセックスフレンドとして関係を持ち続ける謎めいた女の子・ひつじ。しかし前巻までであざみとヒール先輩は主人公の前から姿を消し、みずからの過失でにんじんは彼のもとを逃げ出し、そしてひつじは衝撃的な事実とともに幸太郎へ別離を告げる。彼女らの名を副題に冠した4つのパートに分割される2冊通しのストーリーの主題は幸太郎がひたすらつながりをなくしてゆく過程を追い続ける、一種の喪失のヴァリアントという言い方もできよう。
前巻でゲスい野郎どもによりガッツリレイプされ犯され続けすっかりちんこなしでは生きられないまでに堕とされた2人に続き、こんどはコメディリリーフとして殺伐とした物語にうるおいを与えていたにんじんまでもが歪んだ愛情の餌食ですよ。実の父親による偏執狂めいた調教計画がひつじ父の手助けで最終パートまでも実行に移され、手ひどいレイプと慈愛に満ちた安らぎとがあわただしく交錯しながら未発達な肢体をいろんな体液まみれにしてその歳じゃしちゃいけないアヘ顔さらしてよがり狂う幼女一丁あがり。
そしてこれまでもいろんな男たちの性欲のはけ口として肉体をハードに使役してきたひつじにはサブヒロイン3人と別の展開を用意。実父のマインドコントロールめいた強力な呪縛に囚われ遠大な陰謀のコマとして立ち回ってきた彼女だが、その心の奥にわずかに残っていたアモルフな感情が主人公と身体を重ねるうち徐々に醸成されてゆく。盲目的に父の指示に従うことだけが幸福だったひつじの心は自我の芽生えとともに揺れはじめ、そのイノセントな笑顔がしだいに影を帯びついには奇妙な泣き笑いのような表情へと変貌するさまがなんとも痛ましい。だがこれが伏線となりラス前の衝撃的な展開、そして最後の大転回へとつながるのだ――ここからは一字一句ネタバレにつながりかねないので、わざとボカしぎみの記述となるが悪しからず。
最後の砦のひつじを含めすべてを失った主人公だが、やがて彼は意を決しひつじの父の構築した愛情セミナーへと乗りこむ。そこではすでにひつじの父が企図しつつもその思惑さえ越えたある種のセックス・コミューンが実現していた。その状況を受け入れるもの/とまどいながらも取りこまれようとするもの、そして、拒絶したもの。彼女ら自身の選択がなされたのち、残りの少ないページでは幸太郎のもとに身を寄せたひつじのその後を見ることができる。まっさらな白紙のようになにも知らない少女だった彼女がようやく愛を理解しそれゆえに激しい後悔にさいなまれるそのちっぽけな姿、泣きじゃくる彼女をきつく抱きしめ守り続けることを心に誓う幸太郎の決意、それらが描かれた最終話最終ページを凝視しながらいまも震えが止まらない。
ジリジリ息苦しくなるような重たい作劇と同時進行の激しいエロシーンもまたおそろしく密度の高いもの。抜きキャラ4名のうちおっぱい大きめ2名はもうほとんど出番がなく並乳/貧乳のふたりがもっぱら濡れ場を担当するのだが、過剰なまでのエロワードが乱舞し白痴めいたアクメ顔を怒濤のごとくくり出しながらのファックはむやみやたらと扇情的。ぷっくりまんこをハードに貫きながら幾度となく膣内射精しまくる光景を豊富に断面図を織りまぜながら展開されてマイちんこも大忙しだ。動物じみた咆吼を発しながら瞳孔おっ広げて狂おしく種つけ懇願しまくるヒロインのドスケベまんこの奥深くへ間欠泉のごとく大量の白濁液を放出。
物語を彩った4人のヒロインのなかで、きちんとした形でその顛末が語られるのはひつじただひとり(あと若干にんじん)。すなわちここに来て読者は緑のルーペがこの長編をどういう意図のもと執筆したのか明確に知らされることとなるのだ。それは巻末著者あとがきでも断言されていて、ゆえにあざみやヒール先輩のその後のあり得べきストーリーを期待していた人はいささか肩すかしを食らうかもしれない。ただデビュー作「イマコシステム」も、非エロでやっていた連載でも、衝撃的なディテイルをはぎ取ったのちの主題は普遍的なボーイ・ミーツ・ガールだったわけで、その意味では今回たまたまサブヒロイン描写が増えたといっても根本のテーマは従来どおり「運命の恋人たちの物語(本作ならば「ひつじと幸太郎の物語」)」なのだろう。かような前提に立てばひつじ以外の3人の処置に不思議はないし、こうした結末にするしかないだろうと深く納得。個人的にも股間は4人平等に使わせてもらいつつ物語の支配者はひつじちゃんということで不満はないです。帯の訴求コピー「掲載の度に衝撃を呼んだ」ではないが、最後の2、3話くらいは読むたび驚天動地の展開が仕込まれてて心臓ドキドキちんこピキピキでたいそう楽しませてもらった。次作は抜き特化の短編集、その次はまた長編に挑戦との作者の言で、どちらもいまから大いに期待。

2012-06-27

本日の反戦自衛官。

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-緑のルーペ「ガーデン(1)」茜新社 ISBN:9784863492981
話○ 抜◎ 消小 総合○

ネトゲのオフ会で出会った不思議な少女との初体験から主人公のまわりで人間関係が急激に変化しはじめて表題作長編9話&プロローグ&描きおろし別視点エピソード(以下続刊)。愛憎入り組んだ重厚な物語展開ときわめて扇情的なエロ演出のどちらも高いレヴェルで調和させる斯界屈指の実力派がお届けの成年向けコミック第2弾だ。
衝撃の初単行本「イマコシステム」の刊行から2年近く、その間に一般誌デビュー&コミックス発刊も果たし漫画家として順調にステップアップしている。そんななか今回は前作以上のスケールで始まった長編連載の中盤にあたる部分までを収録。したがってこのレヴュウではあえてストーリーの根幹部分にはあまり触れず総括は次巻発売時へ持ち越すつもりだ。というかここで下手にまとめ的なものを述べてもこの作家のことだから簡単にくつがえされそうで。
表紙にも登場の今作メインヒロイン・ひつじちゃんをはじめ主人公・幸太郎の通う高校が縁でつながる主要人物たちはおおむね同世代。その他主人公の年幼い従妹が今後クローズアップされてきそうな気配であるのだがいまのところは抜きの対象外だ。年相応のやや貧~やや巨の常識的なバストサイズの彼女らは強烈に性的魅力をアピールするタイプではなくむしろ高校生としては地味っぽいルックスなのだけれど、そんなヒロインたちがスウィッチの切り替わりとともにド淫乱に変貌するその落差がじつにエロティック。
ひつじちゃんに誘われるかのように関係を持った主人公は後腐れないセックスフレンドを得てガツガツとHに没頭するのだけれど、そのさなかいい雰囲気になりかけていた同級生や快い会話の応酬をくり広げていた先輩女子が彼のあずかり知らぬところで別の男の手にかかりすっかり性の快楽におぼれていた……という衝撃の展開が各話視点を交替しながら語られてゆく。もしかしたらステディな関係になれていたかも知れない女の子がまったくの別人によって肉体を蹂躙され、あまつさえ心までその連中に収奪されていくさまを克明に描き出す悪魔のごとき筆致はまさしく緑のルーペの真骨頂だ。
行為の発端こそ凌辱ぎみにスタートするものの、いったん快感を受け入れてしまえばすっかりちんこパワーに屈しだらしないイキ顔さらして女子どもよがりまくり。複数の雄どもに全部の穴を貫かれ、あるいはアブノーマルなプレイに耽溺しながら、いやがっていたはずの相手に無防備に身をゆだねしきりに種つけを懇願するほど変わり果ててしまうのだ。今巻収録分ではまだ主人公がその屈辱をはっきり見せつけられるシーンこそないものの、来たるべきその瞬間に彼の心はどす黒い絶望に覆われることだろう。とはいえそれはより深い関係へと踏みきれなかった主人公の臆病さ、本当に彼女らの心情を理解しようとしなかった浅慮さに対する報いではあるのだけれど。
すべすべまんこを強引に押し広げながら粘膜の奥へ怒張を滑りこませれば、すっかりなじんだ彼女の膣内も敏感に反応しきつい締めつけを返す。ほおを染め呼吸を荒くしながら性器どうしのバトルに没頭する彼女の瞳には主人公の面影の欠片さえももう映らない。みずから淫語をマシンガンのようにばらまき大量の擬音をBGMにしながら恥も外聞もなく膣内射精を懇願する彼女の最深部へたっぷりと白くねばつく液体を叩きつけてNTRミッション完了だ。
お話のキーポイントとなる人物は随所で顔を見せているものの、今回収録分までは彼の思惑より結果としてもたらされるセックスそれ自体を前景に押し出している感じ。よって抜きツールとしての使い勝手はいまのところ前作以上に良好であるけども、一見なんでもない描写でも終わってみるとみごとに伏線として配置されていた……というのが「イマコシステム」でも多くあったので油断もスキもない。現に今回の描きおろし漫画を読むまで主人公が毎回傷だらけだったのが不思議だったのだけど、まさかそんなバックグラウンドが仕込まれてたなんて反則だよ! てなわけで完結までにどのような仕掛けがぶちこまれるのやら楽しみでもあり恐ろしくもあり。ちなみに自分的には太眉ショート同級生・あざみさんのマーヴェラスなドエロ化ぶりにもっとも股間を活用させてもらいました。しかし彼女のよい方向への変化が主人公のおかげじゃなく別のファクターでもたらされるなんてじつに意地クソ悪い展開だよね(ホメ言葉)。

2010-09-25

本日の新装開店。

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-緑のルーペ「イマコシステム」茜新社 ISBN:9784863491786
話○ 抜○ 消小 総合○

めんどくさい性格の発育ひかえめ眼鏡っ娘をめぐる純愛/凌辱/現実/妄想のザッピング表題作オムニバス7本&描きおろし+独立短編2本。コンテンポラリーな絵柄を武器に描かれるキュートなキャラクターおよび二重三重に入り組んだ複雑なストーリーラインの妙との両取りを楽しめる作者初コミックスだ。
のっけから帯で「今年最注目のスゴイ単行本」と煽っているとおり、お値段据え置きで厚さ2割増しの重厚な装本とほおに白い液体をぶっかけられてほおを赤らめつつそのうつろな瞳をこちらに向ける主演女優・イマコさんの陶酔しきった表情とがいやが応にも股間と脳みそを期待で充たす。さっそく左手をちんこに添えて読書スタートすれば……なに書いてもネタバレになってしまうというレヴュワ殺しの1冊でございました。こういうのはひさしぶりだよ。
まずさほど支障のなさそうな読み切り2本から紹介すると、主人公の回想形式で高校時代の奇妙な3P関係を描く「カーテン」と幼なじみ女子への懸想を抑えきれず強姦に及ぶ「アスペルガァ」のいずれもディスコミュニケイションとそこからの恢復というテーマをそれぞれの形で変奏。刹那的な関係とそれゆえに露呈される身もフタもない肉欲の奔流がエロっちい前者と、主人公のつぶやく独白とヒロインが心中でつむぐモノローグとがいつしかシンクロして最後ようやく意思が疎通する瞬間が感動的な後者と、どちらもエロシーンにたっぷり尺を割きつつも科白の情報量を思いきり上げて物語の密度までも高く保持し続ける達者なテクに驚嘆。
さらなる作画/作劇のシフトアップが図られる表題作シリーズにおいては、途中いくつも時間軸が前後し語り手が交代することでヒロイン/ヒーローの関係性がどんどんブレてゆく。ことにクスリだの妄想だのといったランダム度を増すパラメータを投入することでどこまでがリアルな出来事なのかを読み手に把握させなくしいっそうの混沌をもたらすのだ。
かくして現世への担保を失った行為はとことんアモラルに進展し、薬物ファックから屋外露出に多人数プレイ、しまいには目隠し肉便器として見知らぬ男どもの性欲処理に奉仕する始末。交合が激しさを増すごとにおめめをグルグルにし機関銃のごとく淫語をばらまいてひたすら精液を受けとめ続けるイマコさんのその幼い肢体に似合わぬ痴態が破滅的にエロっちい。3ステップでちんこをディープスロートされてその都度百面相のように容貌を豹変させ快楽にもだえ苦しむイマコさんに勃起中枢を刺戟させられまくりだ。
無限に続くかと思えた性的饗宴はしかし思わぬ形で収束され、彼氏彼女はようやく互いの気持ちを確認し心も空間もシェアして生きてゆく幸せを手に入れるのだが、中盤以降の激しい展開がラストまで継続するのを望んでいた人は肩すかしを食らうかもしれない。個人的には納得しているのだけれどNTR路線貫徹を要求する方は回避で。
幾重にもフックが仕掛けられそこかしこにダブル/トリプルミーニングを持たせる込み入った構成は受け手に摩擦運動以外の負担を強いるワガママ仕様だが、それゆえに読者の謎解き欲を猛烈にプッシュする作品。たとえばミステリ小説を読みつけている人ならむしろ嬉々としてアナライズに没頭できるはずだ。単純にヴィジュアルだけ追いかけてもパワフルなセックスの応酬に使用感も良好で、スケール大きなニューカマーのお披露目に拍手喝采。