2011-07-31

今宵の社会契約。

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-霧恵マサノブ「魔法少女まじかるゆかたん」ジーウォーク ISBN:9784862973061
話◎ 抜○-△ 消小 総合○

車にはねられ意識を失ったヒロインがそこで遭遇した人語を解する不思議なカニの助けを借りて彼女をめぐる人々とのセックス遍路にいそしみ表題作長編4話&描きおろしフルカラー+幕間短編3本。センス・オヴ・ワンダーあふれる作劇とアヘ顔入り乱れるハードファックの熱核融合で話題を呼んだこの作家ひさかたぶりとなる4冊めは出版社を移籍しての初コミックス。
この作家が持てる能力をフルに発揮したスク水神様レビアたんシリーズ3部作「海神」/「海贄」/「海宴」によって一部好事家の熱烈な支持を獲得したと思っていたのに、その後いちど阿呍に漫画が載ったのち長らく紙メディアからは姿を消し心配していたところに今回の新刊リリースで歓喜雀躍。いったいどこで仕事していたのだろうと初出一覧を見ると、どうやらWEBコミックに連載を持っていた模様。ともあれ1つ前の「海宴」発刊からカウントするとじつに3年ぶりのお目見えとなりまずはGod bless you。
創作系同人あがりというキャリアも納得の他に類を見ない独特のタッチは歳月が経過してもまったく変わらない。萌え全盛の現在ではややクセが感じられるかもしれないが、まるでジェットコースターのごとく変転するストーリーとシンクロするかのごとく自在にそのありようを変容させてゆく柔軟なキャラ造形はたしかにこの物語と不可分のもの。なお著者あとがきで明かされるように褐色キャラについてはずいぶんとリキ入れて描写されているので、こんがり焼けたお肌の女子を愛好する方はぜひ一読を。
女性陣はカヴァーガールたる表題作ヒロイン・由布香のようなランドセル世代から短編「とりあたま」の出戻り元人妻まで比較的幅広いが、歳の判別ができない人外さんが大挙登場しているうえ年齢的アイコンを明確にするような描き方をしないのでキャラのお年で購入可否を判断するのには不向き。どっちみち幼かろうと年長だろうといざ濡れ場に突入すればグチャグチャに表情を崩してアヘりまくるのだからその意味じゃ大差ないですが。
もっとも重要な部分である作劇の方は、SF的ガジェットと浩瀚かつペダンティックな語り口を駆使しながらそこかしこに伏線を仕込んでいき、単行本終盤ですべての糸を織り上げて壮大なヴィジョンを見せつけるまいどおなじみ霧恵マサノブ印のそれ。レビアたん3部作のように複数巻にまたがった遠大な仕掛けこそないものの、余人にはマネのできない異様に目の詰んだ情報の奔流をきっちり制御して強引にラストへつなげてみせる剛腕はさすがのひと言。ただ可能ならば3部作を事前に読んでおいた方が話の飲みこみも早く、またちょっとしたお遊びにも気づくことができてより美味しいのでこの際ぜひ既刊もレジへ。
物語の枝葉に立ち入るとただちにネタバレへとつながりかねないのでこの項でそれを詳細に述べることはしないが、オハナシの発端からドカドカと謎アイテムを投入していき「こりゃいったいどこへ行こうとしてるんだ?」と読者を混乱させつつ、中盤まではエロいけどなんだかわからん状態が継続する。唐突に挿入された読み切り3本の存在も脳裡にクエスチョンマークを量産するだけになるかもしれない。しかしながらその当惑は最終第4話に入るとともにみごとに氷解していくことになるだろう。すべての事象は終着点に向けての必然であり、ストーリーの配列もまたその一環にほかならないののだと気づくはずだ。ことここに至っての得も言われぬカタルシスはこの作家最大の美点であり、いち漫画読みとしての幸福を覚える瞬間でもある。
これら重厚な物語パートと対をなすのが漫画表現的飛び道具をこれでもかと過剰投与するド迫力のエロシーン。泥人形めいたプリミティヴな体躯をガッシリと持ち上げて性器どうしを密着させればたちどころに豊穣な性宴のはじまりだ。無限に弾薬を供給される自動小銃のように絶え間ない嬌声と擬音とをまき散らしながら、彼ら/彼女ら/どちらでもありどちらでもない者らがあらゆる種類の液汁を分泌し瞳孔を見開いて肉体の快楽へと意識を集中させる。互いの口腔から発せられる音声はまったく意味を失い、涙とヨダレと鼻水にまみれ愉悦にひたる表情はもはや1個の動物だ。痛みや憎しみや妬みやそういったネガティヴな感情もセックスの歓びの前にはすべて開放される。やがて誰しもが熱い飛沫を放ち/放たれて絶頂を迎え、それは幾度となくくり返されて止むこともない。
ヴォリューム満点のエロがおもしろすぎるお話運びのせいで脳みそからはじき出されがちではあるものの、個人的にキャラメイクが好みだったこともあってか従来作よりはちんこの活用へリソースを割り振ることができた。ショタホモ(一部)やふたなりなど苦手科目がありいくらか評定を落としたが抜きツールとしても及第点といえよう。とはいえ本領はやはりお話の圧倒的なスケールであり、ラス前あたりから脳内でパズルがどんどん解けてゆくその快感。彼の作品を詳細評価するには本当ならこうしたブログなどよりは論文形式でそれをした方が適しているとも思うのだが(大学生/院生の方とか、題材にどうですか?)、この稀代のストーリーテラーの健在ぶりを確認できまずは重畳。

「メッセージは明確になってきた」というメッセージを添えて

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7/31借出。

-N・ウィーナー「サイバネティックス」岩波文庫 ISBN:9784003394816
-光文社翻訳編集部編「カフェ古典新訳文庫 Vol.1」光文社古典新訳文庫 ISBN:9784334751920
-藤坂ガルシア千鶴「ストライカーのつくり方」講談社現代新書 ISBN:9784062881111
-黒田日出男「源頼朝の真像」角川選書 ISBN:9784047034907
-王前「中国が読んだ現代思想」講談社選書メチエ ISBN:9784062585040
-垂水雄二「悩ましい翻訳語」八坂書房 ISBN:9784896949469
-若尾祐司/井上茂子編「ドイツ文化史入門」昭和堂 ISBN:9784812211397
-J・パウエル「響きの科楽」早川書房 ISBN:9784152092144

2011-07-30

本日のガンボ・チャンプルー・ヌードル。

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-さいだ一明「にくよくかのじょ」コアマガジン ISBN:9784864360845
話○ 抜○ 消極小 総合○

艶めくドエロボディをよりどりみどりに実地体験短編8本+うち1本後日談風フルカラー。能天気コメディからダークな愛欲譚までさまざまな趣向をバックにはち切れんばかりの女体が躍動する作者通算5冊めはコアマガジンからの初リリース。
初めての長尺ものだった前作「Virgin Hunt」からそれ以前の既刊同様に読み切りもの拾遺集となったこちらはほんの2か月あまりと短いインターヴァルでの刊行。唯一のメガGOLD掲載作品である「網と蝶」のみ初出が2008年といささか古いほかは昨年~今年と直近のコミメガHにお目見えのNewest modelで統一だ。この少々濃口ながら正統派のアニメ絵でくり広げられる密度の高い画面構成はデビュー当時からの変わらぬ美点。もっとも極私的な感想を言わせてもらえばキャラの顔の輪郭だけは昔の方がシャープでいいかなあ。いまのは若干丸顔になりすぎている気はする。
本来はティーン以下から熟れすぎの果実までなんでも描きこなすオールラウンダーであるものの、今回は収録作の大半が学園ものゆえ必然的にヒロインもハイティーン主体。一部年齢明示のない方もおられますがおおむね10代の花園と見てよろしいかと。ぺたっ娘から特大ロケットまで豊富なヴァリアントを誇りつつ全体的には巨乳寄りというおっぱい分布もこれまでどおりだ。なお容貌の幼い/大人っぽいを問わず下腹部はみなさんすべすべなので、盛大なジャングルが生い茂ってないとという陰毛スキーは要注意。
前述したようにストーリーラインはぺかぺかのライトエロがあればほの暗い凌辱系も用意してみたりと全方位外交。ただ掲載誌の方針もあってかどちらかというと和姦方面へヴェクトルが向いている感じではある。またヒロイン複数制の作品が比較的多く含まれておりヴィジュアルが豪華絢爛になっているのはうれしいところだ。キャラ造形も髪型や性格づけを上手に違えて上手く幅を持たせてあり、このへんはハーレムもの長編だった前単行本からさいだ一明に入門した人にとってはシンパサイズしやすい点だろう。
そんな彼女らのしんこ細工のごとくしっとりした肌ざわりを存分に堪能できる濡れ場はいつもどおり濃密なテイストのもの。ことにいきり立つ欲棒を胸の谷間にはさみこみ激しくスライドしたりはたまた土手高まんこになすりつけてみたりしてプリプリした柔肉の感触を楽しむ前戯パートはじつに気持ちよさそうで、読み手の股間までがいちじるしく生長すること疑いなし。
むろん本番突入後の汁だくエロスもすばらしく、まるんとしたお尻を抱えこみ幾度となく熱い蜜壷にシャフトを叩きつけてはその都度ヒロインたちが瞳をうるませ小刻みにあえぎながらイキまくるさまは絶景。粘膜どうしが激しくからみ合いにぎやかな擬音を発しはじめると彼女らの痴態もいよいよ最高潮に達し、とっておきの熱い飛沫を膣内に叩きつけられてファイナルアクメ。
イチャラヴからガチレイプまでバランスよく並びいずれもたっぷりエロシーンに尺を取ってといつもどおり安心の自慰表明支援ツール。俺的にはレスリング部長のアマゾネスな肉体に精液しぼり取られまくりの「ミックスアップ」と、ホームステイで来日の獣人ライクな野生っ娘とごあいさつファック「さかり猫オーバードーズ」で我が左手を高速振動。

あなたのJewelに変えて 私を

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7/30購入。

-水薙竜「ウィッチクラフトワークス(1)(2)」講談社 ISBN:9784063107135 ISBN:9784063107609
-函岬誉「嫁姑の拳(5)」秋田書店 ISBN:9784253158725
-松本ドリル研究所「この世を花にするために(1)」日本文芸社 ISBN:9784537127690
-川原泉「コメットさんにも華がある」白泉社 ISBN:9784592142904
-「アカギ ざわ…ざわ… アンソロジー」竹書房 ISBN:9784812476413
-「COMIC阿呍」2011年9月号

2011-07-29

今週の以心電信。

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-無道叡智「オトメマジックオーケストラ」茜新社 ISBN:9784863492363
話○ 抜○ 消小 総合○

愛するお兄ちゃんのためにお菓子作りの妹を美味しく頂戴本編&描きおろしプロローグ+前々単行本宣伝漫画1本+通常短編12本。容姿も言動もヴァラエティ豊かなニンフェットたちのかわいらしい痴態を思うがままに満喫の作者通算6冊め。なお自分はふたなりっ娘全編フィーチャーの前作「生えてるワタシとツいてる彼女」を鄭重にパスさせてもらったので今回ひさかたぶりのご対面。
非常にシャープな描線とセンスのよい造形とが光るいま風の萌え絵はキャリアの初期こそ質感がプラスティッキーすぎて柔らかみに乏しくも思えたものだが、ここ数年はトーンワークの向上により鋭利なタッチはそのままにお肌のふにふに感が大幅アップ。お目々ぱっちりのあどけないフェイスにすらりとした頭身高め/手足長めのトルソが合わさる独特のボディバランスがたいそう魅力的だ。著者あとがきによると今作からはフルディジタル作画とのことで、PCワークならではの緻密な造りこみがプラス方向に作用している好例。
このすばらしきお筆先から生み出されたヒロインたちはみな本拠地であるRIN掲載作品のメインストリームである小学生高学年専科。一部人外さんを除けばランドセル等のアイテム装備やモノローグでの学年明記ではっきりそれとわかるので偽装ロリにだまされ続けで猜疑心満タンの君も安心。当然のごとくあるやなしやのささやかなお胸や視界をさえぎるものなどなにもないすべすべの秘裂を全員装着済みだ。
年齢や体つきはこのようにカッチリ属性を固定されているにもかかわらず読んでてマンネリ感を覚えないのは、ひとえにこのレーベルでの既刊「ロリレコ」もそうであったように各話ごとに細かく造り分けられたヒロイン設定ゆえ。初心なあの娘からロリビッチまで、はたまたてんでガキから年のわりに大人びたタイプ、それにツッパリやネコミミといったイレギュラーまで多種多様な品揃えを誇る。
作劇の方も女の子の個性次第ではアヴァンギャルドな方向へ飛んでいったりハードな凌辱が展開されたりとまいど趣向がこらされ読み手を飽きさせない。むろんオーソドックスなラヴコメが主流派ではあるものの、適宜こうしたスパイスが投入されることで単行本に効果的な緩急がつけられている。1作品あたりのページ数が比較的少ないとはいえ毎回その場限りの世界観をいちいち作り直すのだから労力も尋常ではなかろうに立派なことだ。
最大でも20ページとコンパクトな作品構成ながらエロシーンにはきっちり分量が割かれ、ロウティーンガールの滑らかな肢体をゴリゴリ貫くガチンコファックを効率よく摂取できる。華奢な骨格にうっすらと筋肉が乗っかったその身体を横たえて敏感な部分をねめ回せば未知の感覚に思わず嬌声をあげてしまう彼女らがかわいらしくもエロっちい。指先でちんまい蜜壷をこね回し幾度もシャフトをこすりつけるうち幼女まんこもどうやら受け入れ準備完了。
いよいよスリットめがけて激しく屹立した如意棒をめり込ませてゆき強烈な膣の締めつけをライヴで実感。苦しそうに呼吸を荒げ涙する少女を気遣いつつも徐々に抽送のペースを増してゆく。粘膜どうしがこすれあうたび彼女らの痛みも徐々に快感へと変わってゆき、思いっきりお腹をのけぞらせてみずから腰を使いはじめればもうお口から発せられるのは甘いアヘ声。性器結合部附近からリズミカルに擬音が発生するころには覚えたてのアクメに脳裡を侵され小学生の分際で早くも膣内射精を懇願してみせる。そんなご要望にお応えして幼い子袋へ許容量オーヴァーの白濁液をドプドプ注ぎこみ長い夜もフィニッシュだ。
高品質のガチロリ物件を倦まずたゆまず供給してくれるこの作家最新刊は従来どおりちんこのお供としてじつに秀逸で、スレンダー少女嗜好の方にはとりわけ自信を持ってオススメ。今回収録分では長身女子×短躯男子の凸凹カップルがラヴラヴにつがいまくってなんども中田氏三昧「ゆーこさんとあいざわくん」、およびヒロインのモノローグにより彼女と兄とのいささか倒錯した性行為が赤裸々に綴られる「レポート」が最愛。欲をいえばRIN最新号に載った後者の続編もこのコミックスに収録してほしかったところだけど。

URE・P

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7/29購入。

-長澤真「瑪瑙之竜(2)」エンターブレイン ISBN:9784047273801
-玉置勉強「彼女のひとりぐらし(2)」幻冬舎 ISBN:9784344822719
-セレビィ量産型「とんぬらさん(5)」一迅社 ISBN:9784758062626
-紺野あずれ「こえでおしごと!(6)」ワニブックス ISBN:9784847037795
-野上武志/鈴木貴昭「蒼海の世紀(1)」ジャイブ ISBN:9784861766725
-吉見俊哉「万博と戦後日本」講談社学術文庫 ISBN:9784062920612
-上丸洋一「『諸君!』『正論』の研究」岩波書店 ISBN:9784000234894

2011-07-28

本日の悪童日記。

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-聖☆司「オタクの姉弟が」コアマガジン ISBN:9784864361064
話△ 抜◎-○ 消極小 総合○

ゲーマーだったり同人作家だったりのマニアックなお姉ちゃんズと優しく妖しくエロっちく近親ラヴ短編全11本。全編これムチプリ眼鏡っ娘エルダーシスターで統一のおそろしくピンポイントな属性固定っぷりがじつにすがすがしい作者処女単行本だ。なお本来は7月上旬刊行のものゆえ大遅延レヴュウとなっていることを先におわびしておく。
巻末の初出一覧を参照するにけっこう前からゼロエクス/メガミルクで執筆している人なのだが、自分が意識的にこの作家をチェックするようになったのはつい最近。今回こうしてまとまったのを読み通すと脳内スルーしていたころからすでに作風は完全に固まっているので、俺の目玉は節穴以下なんじゃないかと海より深く反省。
最新型ではないもののスッキリと健康的なアニメ絵でものされる女性陣は、そのタイトルが示すとおり全話実姉キャラで統一。年のころ10代後半~20代前半あたりの彼女らは多少なりともページを手繰ればすぐにわかるように、そのルックスまでもがとあるフォーマットをかたくなに守っている。著者あとがきの言を借りれば「びっくりするほど黒髪ショートで巨乳でオタクなお姉ちゃんばかり」だ。個人的には姉とか眼鏡などにはさほど思い入れはないのだけれど、短髪おっぱいっ娘はマジ大好物なのでもう興奮しきりですよ!!
そういうヴィジュアル的な類似だけでなく、ストーリー面についても姉×弟の甘口イチャラヴをこれでもかと逐次投入。赤の他人など絶対に介入させないインセストタブーの桃源郷だ。双子姉と3Pする1本を除けばあとはみなひたすら1on1の愛情天下一武道会にいそしむ光景に思わずほっこり。
このように物語はどれもいさぎよいほどおんなじでともすればワンパターンのそしりをまぬがれ得ないところなのだが、そこを上手くカヴァーするのが表題にこめられたもうひとつの要素であるオタネタ。コスプレやオフ会に同人誌執筆などの定番から厨二病合戦なんていう変化球まで、漫画/アニメ/ゲーム界隈特有のガジェットを細かくぶちこみヒロインのキャラをきわ立たせる。これを収録の11本ぶんでアイテムの重複がないようバラけさせる手腕には感服だ。表紙折り返しに各話ごとのポイントをたとえば「格ゲー・脱衣・体操服」、「暴君・肉バイブ・反逆の座位」ときっちり明示する細やかな工夫もまたナイス。
かくしてオタっぷりをたっぷり披露ののち突入の濡れ場は姉さんのたわわなバストを思う存分堪能してはガッツリ膣内射精のワンダーランド。魅惑の双丘にむしゃぶりつきながら両手でそいつをこね回すシーンを必ず挿入しているのがポイント高い。さらに大半のお話では弟ちんこをいとおしく谷間で包みこみたっぷりねめ回すパイズリ/フェラもオプション装備なのだからたまりまへん。
すっかり準備万端の姉まんこに侵入を果たせば彼女らも甘い嬌声を発し歓迎の意を表明。お姫様を褥に横たえてピストンするたびおっぱいを振り回しトロトロのイキ顔をさらけ出すその痴態が我々の勃起中枢をいたく刺戟する。きつく抱きあいちゅっちゅしながら往復のスピードを加速させてシメのホットなザーメンを叩きこむと、お姉ちゃんってばぽよぽよの肢体を目いっぱいのけぞらせプレミアムアクメに到達だ。
ヲタ姉の少々エキセントリックな言動とそれとは裏腹に愛情たっぷりのファックとをまとめて美味しく味わえる和姦近親エロの模範解答。ひとりの例外もなくメガネ短髪デカパイ系のヒロイン造形ゆえ趣味が合わない方にはまったくオススメできないのだが、俺のようにむしろそれでバッチコイな人間にはこのうえない福音。収録作のなかではこの作家を注目するきっかけともなった「Fitって姉弟が」がボディのもっちり具合も絶妙で雑誌掲載時以上に使わせてもらいました。

2011-07-27

今夜のバッド・ムーン・ライジング。

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-オザケン「発情るオトメ」ティーアイネット ISBN:9784887743977
話○ 抜○ 消小 総合○

好意を持つ男子に近寄ると発情するウイルスが学園中で猛威をふるい、感染した女子たちを鎮めるために主人公交尾しまくり長編7話&描きおろしサブキャラ後日談。青春真っ盛りのボーイズ&ガールズがさわやかにエロやかにキャンパスライフを満喫する爽快恋愛絵巻がまいどすばらしい作者6thコミックスにして黄色い楕円仕様の4冊めであり当名義での第2弾。ちなみに書名は「さかるおとめ」と読みます。
やけに扇情的なコピーが並ぶ帯や淫猥さを強調したアングルで迫るカヴァーイラストなどからはこの出版社伝統の性交ファンダメンタリズム満開のガチエロ物件を想像しがちだが、一般青年誌調のスッキリしたタッチでときにコミカルにときにスウィートにラヴ・アフェアを展開するこれまでの作風は堅持されている。小沢田健吾名義で執筆しているコンビニ売り誌でも似通った路線なのでこのジャケットには若干の違和感を覚えるものの、TIブランドの名に恥じないハードな性描写はたしかに貫かれているので表紙の印象のままレジへ持参するのもアリだろう。
1つ前の単行本「のーぱん」のリリースからおよそ10か月と順調なペースでの刊行となったこちらは、短編/短編連作を集めた前作とは異なり1冊まるごと続きもの。ところでこの人はPNの由来であるフリッパーズ・ギターおよびその構成員だった小山田圭吾(CORNELIUS)/小沢健二の曲名をもじって作品表題に用いることがほとんどなのだが、今回はその痕跡がいっさいなくちょっとビックリ。2人ともすっかり寡作になって元ネタが尽きたか?
初出時に「エッチな彼女の感染症」と題されて連載された本作は、高校を舞台に主人公が同級生女子や後輩、はたまた女教師やペットのウサギ(人型に変化)と毎話持ち回りで行為にいそしむという由緒正しきハーレムものの一形態。導入から話運び、最後のオチに至るまでセオリーをきっちりと踏襲しているので新鮮味には欠けるものの、そのぶん水戸黄門的なお約束に安心して身をゆだねられるイージードライヴ設計だ。
この手のお話ではなによりもヒロイン造形を上手にバラけさせることが肝要なのだけれど、その点ではまったくもってぬかりなし。正ヒロイン格の幼なじみにはじまり秀才タイプに元気っ娘、クールキャラに妄想暴走系など各種属性を取りそろえてあらゆるニーズにお応えだ。アクセントに添えられるティーチャーズもお嬢さま育ち/サバサバお姉さんと異なるタイプを用意しさらにオプションで人外女子まで配してという周到な仕掛けには脱帽。
サブヒロインの1人である天才少女とその妹が偶然発生させてしまった「一定以上の好意を持つ男性としばらく一緒にいることで発情してしまう」ウイルスの感染を治すためにHしなければならないというじつに都合のよろしい設定により主人公は女生徒回転寿司をゴチになりまくるわけだが、彼をエロゲのように無味乾燥な単なるちんこ役ではなく置かれた状況について真摯に悩み各ヒロインに誠実に対峙する存在として描くことで作品に厚みを持たせているのがよいところ。これがあるから終盤の本命セレクトが説得力を持って描写できているし女の子たちの使い捨て感も軽減される。薄っぺらくなりがちな題材でもこれら登場人物たちの地に足のついた言動があるおかげで気持ちよく物語を堪能できる、これが本書に限らずオザケン作品全般の大いなる美点だろう。
一方でエロシーンはハーレムネタならではのヴァラエティに富んだ女体バイキングを心ゆくまで賞味できる。年齢こそハイティーン固定(教師除く)ながらぺたっ娘から爆乳まで幅広いラインナップの彼女らがウイルスの作用によりすぐさま股間にかぶりつきぷっくりまんこをみずからおっ広げて挿入をおねだりするのだからたまりません。ティーン特有の張りのあるヒップをわしづかみにし蜜壷の奥へゴリゴリ陰茎をインサートすれば女子どもたちまち随喜の涙。体位を変えストロークを深めるたび小刻みに嬌声を放ち淫語をまき散らしながらイキまくるヒロインズの痴態に股間もいっそう屹立する。いよいよ絶頂を迎えんとし締めつけを強めて膣内射精を懇願する彼女らの子宮口へ大量の白濁液を叩きつけ両者ダブルノックアウト。
抜きツールとしてのたしかな実用性もさることながら、ヒーロー/ヒロインの非常に前向きなアティテュードが作品世界をより好ましいものにしている。フィクションなのでいささかのあり得なさは当然含有しているとしても、よく笑いよく悩みよくつがう彼ら/彼女らの自然体の姿が読後にさわやかな後味を残してくれるのだ。過ぎ去りし青春の輝きを効率よく追体験する一助として自信を持って推奨。なお個人的には正ヒロインでこそないものの重要な役を担い作者の扱いもずいぶんよろしいお下げ爆乳天才っ娘・菊池真美さんが後日談でのドレッシーなお姿もあわせお気に入り。

君のサマー・ビューティーは まるでまぶしすぎるよ

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7/27借出。

-桜井淳「新版 原発のどこが危険か」朝日選書 ISBN:9784022599766
-椎名誠「水惑星の旅」新潮選書 ISBN:9784106036767
-陣野俊史「戦争へ、文学へ」集英社 ISBN:9784087714098
-西芳照「サムライブルーの料理人」白水社 ISBN:9784560081112
-内藤陽介「切手百撰 昭和戦後」平凡社 ISBN:9784582835144
-E・アボット「砂糖の歴史」河出書房新社 ISBN:9784309225449
-「文藝別冊 中上健次 増補新版」河出書房新社 ISBN:9784309977539

2011-07-26

今月のレーベンスボルン計画。

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-小峯つばさ「はじめての妊娠」ティーアイネット ISBN:9784887743991
話○抜○-△ 消小 総合○

妹の親友に告白しOKをもらって有頂天の主人公だけどなにやら雲行きがおかしくて前中後編+禁断の関係に終止符を打った兄弟のそれでも変わらぬ心のつながり前中後編+独立短編2本。膣内射精した結果生じる事態ばかりをヴィヴィッドに描写し続ける唯一無二のこの作家通算8冊めにしてこの出版社からの5th。
2011年現在の基準からするとそうとう古典的なタッチはデビュー当初からそれほど変化はないが、以前はわりと受容に抵抗があったのがここまで作風がカッチリ固定しているとあまりハードルと感じなくなってきた。後述するような題材のセレクトともあわせ、このドメスティックなデザインのおなごどもこそが不可分の個性でありアイデンティティ。
この人の場合ヒロインの年齢設定にはさほど固執せず幼女から熟女までなんでもこなしてのけるが、今回はどの作品も推定ハイティーン~20代前半あたりと比較的レンジが狭め。萌え的キュートさとも劇画ティックな色艶とも縁遠いキャラメイクで派手さはないものの、セックスの対象としてはゴールデンゾーンで比較的読み手を選ばない設計だ。個人的にはもう少し下方向で固めてくれた方がよりイケナイ感が強調され好みなのだけれど。
そんな彼女らが我々にあられもない痴態をさらしてくれるわけだが、その舞台装置こそは小峯つばさの独壇場。すでに表題から明らかなようにそこでくり広げられる物語は徹底的に妊娠に特化した造りとなっている。すなわち受胎からはじまり孕んでややこを養育し臨月を迎えるまでの一連のシークエンスを必ずストーリーラインに組みこんでいるのだ。通常のエロ漫画では基本オミットされる、中田氏したのちの事象を克明に追うことに特化することでこの作家は誰にも侵されない地位を獲得したといえよう。
このようにオハナシの明暗よりはシチュを最大限に活かす演出が決め手ゆえ、和姦/凌辱のカテゴライズはあまり意味がない。ただ今作においては愛情の多寡はあれど望まれぬ交わりはなく、オチもわりとポジティヴなので(冒頭の「Obligation」のみ若干読後感が微妙だが)、一見強要系多めに見えた前作「Samen Breeder」よりは取っつきがよろしいかと。もっともそちらを含め最終的にはヒロインのお腹にはぐくまれつつある愛の証の存在を祝福し前向きな一歩を踏み出す方向でストーリーが収束するので、たとえ経過がどうであれ一読すればそこにはたしかな人間賛歌が謳われているのだと理解できるはず。
種つけに向けて一直線の濡れ場はさすがHRものの第一人者だけあり充実のひと言。きゅんきゅん締めつける内奥に思う存分子胤を叩きつける受胎前から嬰児まで孕ます勢いで産道を責めたてるボテ腹プレイに至るまで妊婦エロの一部始終を堪能できる。ただし出産そのものは今回スルーされているのでおめでたの瞬間まで息子を駆使したい貴方は要注意。そこさえ望まなければあとは思うがままにマタニティメニューを楽しめよう。幼い子宮へ分身を宿すもよし、すでにふくらんだ下腹部へジョイスティックを侵入させるもよし、噴き出す母乳をお口に含みつつこちらもホットなミルクを股間からプレゼントするのも一興だ。
かくのごとく孕ませスキーの要請に全力でお応えのパワフルなファックに好事家はむろんのこと、それほど属性のない自分もついつい内なる興奮を励起させられてしまう1冊。一部ふたなりなど私的苦手ネタがありわずかに評定をマイナスしたがほとんどの方には障害とならないはず。収録作のなかではヒロインの人徳により兄の人格がすっかり浄化されるのが印象的な「Gospel」がその少々せつない科白まわしとともに心へ刻まれた。

HELLO, VIFAM

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7/26購入。

-日本橋ヨヲコ「少女ファイト(8)」講談社 ISBN:9784063760637
-黒川博行「煙霞」文春文庫 ISBN:9784167447090
-「スラッガー」2011年9月号

2011-07-25

本日の国家計画委員会。

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-牧野坂シンイチ「PURE DAYS」コアマガジン ISBN:9784864360470
話○ 抜◎-○ 消極小 総合○

姉のバイト代打を強要された主人公が同僚女子の猛烈アタックに屈し成りゆきH連作2本+10年の歳月を経て再会した金髪碧眼彼女と幼き日の恋を成就本編&後日談+遭難後漂流した島で少女と夢の愛欲生活本編&後日談+級友女子のイジメに遭う弟をお姉ちゃん2人で一人前のオトコへと性的指南本編&後日談+独立短編4本。訴求力抜群のポップ&キュートな絵柄でじっくりねっとり汁だくファックというすばらしすぎる芸風が光る作者第2コミックス。
のっけから高い完成度を誇ったデビュー作「PURE GIRL」の刊行からは1年半以上と若干のインターヴァルが空いたが、そのぶんどの話も分量多め&描きおろしページもふんだんでずっしり重量感のある造本だ。売れ線ど真ん中のアニメ/エロゲ風味なタッチで描かれる特盛バストの萌えっ娘どもが勢ぞろいのゴージャスな表紙/裏表紙の印象ともあいまってページを手繰る前からお得感が味わえる。
漫画本体へと到達してもこの豪華絢爛な雰囲気はそのまま継続し、中高生主体の若々しい年齢構成にふさわしくコケティッシュさを強調した華やかな造形のヒロインたちがぼくらをお出迎え。そんな彼女らがティーン特有のみずみずしいツヤツヤムチムチボディをフル活用しさまざまな分泌液にまみれてキラキラ輝く光景はまさしく酒池肉林。
このキャッチーなキャラメイクに乗っかる物語はこの作家の本拠地であるコミックメガストアの誌面をそのまま体現するかのような明朗快活ラヴ乱れ撃ちであり、スチャラカギャグから心温まる純愛ものまで徹底して人間の善なる部分をフィーチャー。妬みや憎しみといったネガティヴ・ファクターは注意深く取り除かれ気持ちよさだけを読者へ供給する周到な配慮はもはや職人芸。登場人物たちの心の闇を覗きこみたい向きにはいささかもの足りないかもしれないが、この一貫したヒューマニティへの信頼もまたひとつの個性として是認しうるものだろう。
そうしたライトな語り口に問答無用のガチエロを強引にぶつけてドライヴしてみせる力業はこの作家最大の美点。とりわけ男子/女子いずれかのサイドが感情を制御しきれず暴走の果てにセックスへと至るコミカルな空回りっぷりを描かせると天下一品だ。ハイテンポで高密度な科白まわしとやたら豊穣な擬音とに囲まれてアタフタしつつもガツガツセックスにいそしむおにゃのこの痴態がたまらない。
大半がご立派なバストとプリプリなお尻をお持ちのヒロインどもときたらいきなりステディな男子のピキピキちんこをお口に咥えて濃厚フェラ開始。両胸の圧力と舌先の高速ストロークを駆使し早くも先走り汁を放出だ。準備万端のウェッティな蜜壷をみずからくぱぁと開き瞳をトロンとうるませて挿入をおねだりするさまに辛抱たまらず暴れん棒をインサートするやたちどころにハートマークを乱舞させ随喜の涙を流しながらアヘりまくる彼女らに我々のおっきも最高潮。汗みずくになりながら彼女ら自身が腰を派手に振りピストンを加速させはじめればフィニッシュも間近だ。いまや法悦の態ではわわ口から熱い吐息をもらし膣内射精を懇願するエロメスたちの子宮口めがけ熱い飛沫を幾度となく叩きつけファイナルアクメ。
作画/作劇ともほとんど穴らしいもののない80点主義的な作品づくりは前作同様ながら今回は全分野にわたりいっそうの洗練がなされパワーアップした感じ。現在この出版社ではこうした和姦ハードエロ路線がもとより主流なのだけれど、そのなかでもこの人の優等生ぶりはきわ立っている。コミメガ執筆陣から同誌を代表して1冊だけサンプルとして提示するなら迷うことなく俺はこの作品をチョイスするだろう。むろん彼よりも売れっ子は当然いるだろうが、牧野坂シンイチこそは当社生え抜き作家としてのもっとも完成された形態だからだ。とはいえそんな理屈などさておいても抜きツールとしての性能の高さは折り紙つきゆえ、さびしい夜のお供として強くオススメ。個人的には短躯男子×長身女子幼なじみカップルのイチャつきぶりが愛らしくもエロっちい「スモールコンプレックス」と、ショタちんこパワーでタイプの異なる姉2人をメロメロにしちゃう「お姉ちゃん達と一緒」で愚息をエンドレスに使役。

サルミアッキでもしゃぶってろ

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7/25購入。

-にんげん「ストライクウィッチーズ零 1937 扶桑海事変(1)」角川書店 ISBN:9784047157392
-コンプエース編集部編「ストライクウィッチーズ 公式コミックアラカルト ~みんなでできること~」角川書店 ISBN:9784047157552
-D・デリーロ「ボディ・アーティスト」ちくま文庫 ISBN:9784480428349
-嶋田久典「世界の傑作旅客機50」サイエンス・アイ新書 ISBN:9784797364668
-塩見鮮一郎「解放令の明治維新」河出ブックス ISBN:9784309624310
-「野球小僧」2011年8月号
-「COMIC RIN」2011年8月号

2011-07-24

あなたはいい人 できたでしょうね

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7/24購入・借出。

-木々津克久「フランケン・ふらん(7)」秋田書店 ISBN:9784253233170
-浜田よしかづ「つぐもも(6)」双葉社 ISBN:9784575839265
-来瀬ナオ「はるかぜ日和(2)」竹書房 ISBN:9784812476123
-原恵一郎「ワシズ(6)」竹書房 ISBN:9784812476260
-麻田貞雄編「マハン海上権力論集」講談社学術文庫 ISBN:9784062920278
-阿辻哲次「戦後日本漢字史」新潮選書 ISBN:9784106036682
-熊田忠雄「拙者は食えん!」新潮社 ISBN:9784103057734
-末延芳晴「正岡子規、従軍す」平凡社 ISBN:9784582835151
-伊藤千尋「新版 観光コースでないベトナム」高文研 ISBN:9784874984574
-E・デスノエス「低開発の記憶」白水社  ISBN:9784560081327
-「コミックメガミルク」Vol.14
-「コミックアンリアル」2011年8月号
-「コミックメガストア」2011年9月号
-「COMIC LO」2011年9月号

2011-07-23

8月の新刊チェック。

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2011-07-22

Coming soon.

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本日、約3週間の入院生活を無事切り上げてきました。

ただでさえ0.1なかった左目の視力が0.02まで下がり、タテの直線がぐにゃぐにゃに曲がって見えるひどい乱視が付属してきたものの、視界欠落はどうにか改善。もっともけっこうな確率で網膜が再剥離しなんども手術することもあり得るとドクターからさんざん脅されうれしさも中くらい也おらが夏。

退院後初となる次回の診察時までは自宅安静を言われているのでしばらくエロ漫画買い出しに行けず、レヴュウ再開はもう少し先になりますが、7月中には筆を執れるよう鋭意努力いたします。あとはこのガチャ目をなんとかすべくメガネとコンタクトも買い換えないと……。

当ブログの2大要素である「酒」も「エロ漫画」とも無縁のハード・デイズ・ナイトにようやく別れを告げて、まず今晩はしたたかに酔いしれ/しごきたいと思う次第(まあ深酒すんなとクギ刺されてんですが)。

2011-07-02

更新停滞のお知らせ

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突然で申しわけないのですが、当ブログは管理人の体調不良でしばらくレヴュウを休載することになりそうです。



先週中ごろから左目に違和感を覚えるようになって「見え方が変だなあ」と気にはなっていたものの、日々の生活に追われてずっと放置。昨日7月1日になってこんどは視界の一部が欠けるようになり「これは明らかにおかしい!」となって病院へ直行。
最初に行った個人病院で診察してもらい言われたのは「網膜剥離で手術が必要だけど、ここじゃ無理だから市立病院へ転院してください」との無慈悲なお言葉。それでもまあ従うしかないので、こんどは紹介状を書いてもらったそちらへ。さらに拷問のような検査をくり返した結果下されたのは「ここじゃ無理だから、大学病院へ転院してください(←またかよ!)」。

来週月曜日に大学病院で診断→そのまま手術→入院となる予定で、入院期間はおよそ1週間ほどを見てほしいとのこと。その診察の合間にインフォームドコンセントということで病状についての暗ーい話を延々聞かされる。
「網膜剥離としては症状が重くて穴がいくつも空いているから、手術も大がかりなものになる……」
「予後もあまり良好にならない可能性が高い……」etc。
当初の比較的能天気な気分もどこへやら、診察中はスキを見て携帯いじってたりしてたのに帰りはそんな気力も湧かず自宅直行。おまけに帰宅後ちょっとググったら「運動や移動はもちろん、ちょっと目玉が動くだけで病状が進行する」とあってにわかに恐怖。速効目をつぶり布団にもぐってさっきまで一切動かずひたすら寝てました。
朝起きて職場など各方面へ最低限の連絡をすませたのち、ブログにも告知。レヴュウ中断については不可抗力なのでしょうがないとして、ここのコメントやツイッターなどのレスが今後とどこおるのは避けられないため、まずはお知らせを。

このあとメッセージ等頂いても返信が遅れてしまいます。申しわけございません。
せっかく新刊購入したのにレヴュれなかった作家の方々、自分の不徳の致すところで申しわけありません。こちらについては退院できれば遅延レヴュウを検討中。
エロ漫画に関する情報収集につとめるみなさまにおかれましては、しばらく当ブログの巡回を中止することをお勧めします。

以上、ご挨拶まで。

「酒とエロ漫画の日々。」管理人   gosplan

下天のうちをくらぶれば

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7/1購入。

-重野なおき「信長の忍び(4)」白泉社 ISBN:9784592144977
-「COMIC快楽天」2011年8月号